
岡部 正勝
OKABE MASAKATSU
法学部 教授
- 学位
- 法学士(東京大学)
- 専門分野
- 社会安全政策、警察学
研究テーマ
社会安全政策、警察行政法
高校生に向けた研究内容の紹介
犯罪を典型とする行為から、いかに社会の安全を守っていくか、という政策論です。具体的には、サイバー犯罪・サイバーセキュリティ、DV・ストーカー・児童虐待、組織犯罪、薬物犯罪、交通安全など幅広い領域にわたります。また、社会の安全を守る主要なアクターである「警察」について、元・警察のいわゆるキャリア組であった教員(写真は福岡県警本部長時代)が、その権限・組織を理論的に探究しています。
ゼミ/卒業研究の紹介
社会安全政策演習では、社会の安全に関する個別のテーマについて、文献購読、調査研究発表などを行い、どのような政策が有効であるのかを考えています。また、理解を深めるために、警察本部などへの訪問も行っています(写真は訪問した京都府警察本部庁舎、京都府警HPから)。警察官など公安職の志望者に直接役立つのはもちろんですが、犯罪の被害者にも加害者にもならない良き市民となるためにも、有益な演習といえるでしょう。
プロフィール
東京生れ、埼玉育ちの関東人ですが、ご縁あって本学で教えています。それまでは、34年間、警察庁採用のいわゆるキャリア組の警察官として、警察行政全般に携わり、福岡・香川県警では警察本部長を、大阪府警では副本部長を勤めました。剣道五段、筋トレ頑張り某ジムで測った体内年齢は32歳、学生時代の競技ダンスでは全国3位、でも泳げないし球技は大の苦手、フランス勤務歴あるのでフラ語話せるけど英語はイマイチ、バイオリン2度挫折して未だ初心者、書道習ったけどやっぱり字は下手など、多面的な人間です。
高校生へのメッセージ
社会が安全であることは、自由な社会、民主的な社会の大前提です。安全であるからこそ、人々は自由を享受できるのです。しかし、その安全は、当然のように最初からあるものではなく、過去から現在の、多くのアクターの人為的営みによって、辛うじて支えられているものです。その重層的な営みを明らかにし、(警察官などだけではなく)皆さん一人ひとりが、良き市民として社会安全のアクターである、ということをともに学びましょう。