教員紹介朴 艶紅

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朴 艶紅BOKU ENKO

法学部 准教授

学位
博士(法学)京都大学
専門分野
法社会学

出身校

中国・黒龍江大学法学部卒業
京都大学大学院法学研究科博士後期課程法政理論専攻修了

自己紹介

中国・ハルビンのさらに北の方にある、小さな町で生まれ育ちました。大学卒業後日本に留学し、以来ほとんど京都で暮らしていました。中国は56の民族からなる多民族国家ですが、私はそのうちの一つ、朝鮮族です。小学校から博士課程に至るまで、朝鮮語(12年)、中国語(4年)、日本語(6年)とそれぞれ異なる言語を使った教育を受けてきました。そのせいなのか、ややいびつな言語構造を有します。朝鮮語(韓国語)と中国語を母語とし日本語を第一外国語としますが、一概にどの言語に通じているとは言えず、小説は韓国語(朝鮮語)で読むのが一番読みやすく、学術的な議論で馴染みのあるのは日本語です。残念ながらどれもモノリンガルには敵いません。
※写真は2歳の時に撮ったものですが、当時の中国ではまだカラー写真がさほどポピュラーなものになっていなかったようです。

私のゼミ

私のゼミでは、ゼミ生が主人公です。ゼミ生たちが主体的に課題に取り組むようにサポートすることが、私の役目になります。
「分かった」、「面白い」、「嬉しい」、「私もできる」、「皆と協力する」といった経験を味わうことを最も重要な目標に掲げています。法社会学はそのような経験を味わい、また増やしていく上での一つのツール又は素材でしかありません。なぜなら、それらの経験を通じてエンパワーメントされた学生たちは、知への好奇心と自負心をもち、自ら知への旅を始めることができると思うからです。
私のゼミでは、皆さんの知への一人歩みに役立つ知識、スキル、経験を持ってもらいたいと思います。

京都産業大学を志望する方へ

我々の生活する社会では偶然なでき事も無数に存在しますが、それと同時に肉眼ではなかなか察することのできない規則やルールなども数多く潜んでいます。我々の身の周りに存在しながらも、そのようにやや抽象的な知へたどり付く道筋を示してくれるのが法社会学という学問です。
人間は、絶えず目に見えるものから、見えないものへと探究していく過程で、豊かさや文明を手に入れてきました。その意味で、大学は人が豊かさを手にいれる喜びや自負心などの経験を増やしていく上で、決して唯一ではないが非常に重要な場であります。法社会学の勉強を通じて、四年間の大学生活を通じて、一段とエンパワーメントされた自分に逢いにいって欲しいと思います。

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