教員紹介棟方 渚

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棟方 渚MUNEKATA NAGISA

情報理工学部 准教授

学位
博士
専門分野
生体信号、バイオフィードバック、インタラクティブシステム

研究テーマ

人に興味があります。研究の目的は人間理解です。実際には自分自身のことでさえも理解することは難しいと感じていますが、自分をサンプルとして、いつでも内省することができるところが面白いと思っています。日常生活の中で起こる気付きのようなものを大切に育てて、研究に昇華させることがあります。興味のあるテーマの軸に「人間と人工物との持続的なインタラクション」があります。両者のインタラクションを持続させるための一歩として、人の慣れや飽きを理解することを目指しています。人の愛着行動を引き出すロボットシステムや病気を治療するトレーニングゲームなど、インタラクションを行う人の動機を維持することで持続的なインタラクションを構築させる試みを行っています。

担当科目

基礎プログラミング演習Ⅰ、情報理工学実験A・B、ヒューマンインタフェース、ユーザインタフェース設計、情報理工学特別研究Ⅰ、情報理工学特別研究ⅡA・ⅡB、データ・AIと社会

プロフィール

趣味と呼べる趣味はあまりないのですが、ドストエフスキーやトルストイなどロシア文学が好きです。登場人物が多く、名前も覚えにくく、呼ぶ人によって呼び名が変わるなど難解な部分はありますが、当時の歴史や文化を知るという意味でも、読み物としても魅力的で、鬱々とした世界感と誰にも感情移入せずに読むことができる点が気に入っています。

学生へのメッセージ

これまでの私の人生を振り返ると、人との出会いが大きな転機となっていたように思います。特に、学生時代の出会いが、これからも研究者でありたいと考えるようなきっかけとなり、今の私があります。学生のみなさんにはこれまでとこれからの出会いを大切にして欲しいと思います。もちろん、今の私も完成形ではないので、これからの出会いを楽しみにしています。日々、出会うことに臆病にならずに、新しい発想を取り込んで、今日よりも明日がよりよいものになるよう努力を惜しまないでいられたらと思っています。

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