柴原 弘志

SHIBAHARA HIROSHI
現代社会学部 現代社会学科 教授
学位
教育学士(京都大学)
専門分野
道徳教育、教育方法

研究テーマ

道徳教育

高校生に向けた研究内容の紹介

善悪が問われる道徳(倫理)的場面で、道徳的に善いと考えられる行為を選択させる「道徳性」という内面的特性は、どのようにして形成されるのかということについて研究しています。今日、世界各地で戦争が繰り返されています。「生命尊重」は、人種・民族を超えて普遍的な価値として認識されていることであるはずなのにです。どうした教育を創造、展開することで、人類のみならず生きとし生けるものが幸福に過ごせるのか、一緒に考えてみませんか。

ゼミ/卒業研究の紹介

「教職ゼミ」では、教職をめざす学生を中心に、学校、教育関係機関等での視察演習や今日的教育課題・事例をもとにしたディスカッションを深める授業が展開されています。いじめ等による自死や不登校の具体的実例からも、学生は多くのことを学んでいるようです。将来教職につかない学生においても、将来の我が子との関わり方に資する知識やスキルの獲得に役立つという感想を戴いています。

プロフィール

出生地は福岡県の筑豊ということですが、すぐに転居したようで記憶が全くありません。母と二人で、山口県、東京都、宮崎県、岡山県、そして大学から京都府に移り住んで半世紀が過ぎようとしています。車の免許を取ると、すぐに京都銘菓「おたべ」での配送アルバイトの日々。大学での学びもさることながら、幼少期から、多くの人々に支えられながらの「実践的社会勉強」が、今日の私の礎となっているようです。趣味は、ゴルフと映画鑑賞・麻雀です。

高校生へのメッセージ

全ての人にとって、一度しかない人生。辛いことや二度としたくはないなあといった体験は、数多あるものです。その時々に、あるいは暫く後に、そのことをどのように感じ、考え、どのように生かせたのか。そうした自己内対話(自分が自分に自分を問う)と他者との対話を繰り返すことで、そうした体験すらも、自分の人生において無駄ではなかったものにできる可能性があります。「自己内対話」!!。自分ですら認識できていなかった自分にも出会えます。そんな学びを、授業を通して味わってみませんか。