教員紹介玉木 俊明

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玉木 俊明TAMAKI TOSHIAKI

経済学部 教授

学位
博士(文学)(大阪大学)
専門分野
ヨーロッパ経済史

研究テーマ

『海上ルートによるヨーロッパの拡大の歴史』
アジア諸国は主として陸上ルートでさまざまな地域を征服していった。ヨーロッパはなぜ海上ルートで領土を拡大し、世界を制覇したのか。そのために重要だったのが、商人と国家の役割です。近世のヨーロッパでは、国家とは無関係に、商人がどんどんと海外に出てゆきました。やがて、商人の活動を国家が保護するようになる。商人と国家は、どちらが欠けてもヨーロッパが世界を制覇することができなかった、重要な要素なのです。

担当科目

経済史入門A・B、上級英語プログラムⅢ、公民科教育法(教職)、演習など

ゼミテーマ

『グローバリゼーションの担い手としての商人=ビジネスパーソン』

プロフィール

大阪で生まれ、大阪で育つ。しかし、大阪弁はほとんど使わない。標準語で通そうとするコテコテの大阪人。ヨーロッパに憧れを抱き、西洋史を志す。高三のときのこと。大学院に入り、バルト海貿易の研究を決意。当時は日本で誰も研究している人はなく、みんなをビックリさせた。ヨーロッパに行ってみて、憧れるほどの地域ではないことを実感する。いささか落胆するも、憧れがないということは、客観的に研究できることだと思い直して研究しています。

学生へのメッセージ

大学は勉強するところです。クラブやサークル活動、アルバイトも大いに結構。しかし、大学で一生懸命勉強するのだという意識こそが何よりも大切です。要領よく点数をとるというのではなく、しっかり勉強して、授業の内容を理解してテストを受けることが重要です。授業とは、教員が長期間にわたって研究してきた成果を、学生に伝える場所。授業内容を一生懸命理解しようという姿勢は、みなさんの将来の礎となるでしょう。

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