
諏澤 吉彦
SUZAWA YOSHIHIKO
経営学部 マネジメント学科 教授
- 学位
- 博士(商学)
- 専門分野
- ファイナンス、保険論、リスクマネジメント
研究テーマ
持続的社会の実現に向けた保険事業の役割
高校生に向けた研究内容の紹介
少子高齢化が進むとともに自然災害が頻発するなか、保険事業が持続的な社会の実現に向けて果たすべき役割と、そのために求められる理論的・制度的枠組みを研究しています。具体的には、情報通信技術や人工知能の発展、大量データの利用可能性向上などを前提として、個人の健康維持・増進、企業・組織の健康経営推進と生産性向上、そして社会の自然災害への強靭化に、保険事業が貢献するには、どのような競争と協調が保険市場においてなされるべきなのかを探るとともに、そのことを裏付ける新たな保険理論の構築を試みます。
全国学生保険学ゼミナールで最優秀賞を獲得
諏澤ゼミは、全国学生保険学ゼミナールに参加し活動しています。2015年度全国大会では、「美術展の新たなリスクファイナンス—証券化とクラウドファンディングの導入可能性—」をテーマに研究発表を行い、全国18大学、241人の学生による32の研究報告の中から、昨年度に続き2年連続でMIP賞(Most Impressive Presentation)第1位を獲得しました。発表内容は、大会に出席したリスクマネジメント研究者や保険業界実務者からも高い評価を受けました。
ゼミナール/研究室のテーマ
組織・個人にとってのリスクマネジメントとファイナンス
災害、事故、経済情勢の変化など、さまざまなリスクに対処するための諸手段が保険を含むリスクマネジメントです。このゼミでは、組織・個人のリスクマネジメントに関するテーマを研究し、その成果を、全国の大学が参加する全国学生保険学ゼミナールで発表します。
ゼミ/卒業研究の紹介
ゼミでは、組織、個人、そして社会にとってのリスクマネジメントに関するテーマに、広く取り組みます。研究テーマは、メンバーである学生の皆さんの関心事に基づいて、学生自身が自由に決めていきます。ゼミの運営方法も学生に任せています。そして研究成果を、他大学との合同ゼミナールである全国学生保険学ゼミナール(RIS;Risk and Insurance Seminar)で発表することを目指します。RISには、全国の大学学生のほか、生命保険・損害保険会社などの実務者も多数出席しますので、他大学の学生や社会人と交流できる機会にもなっています。
プロフィール
デザイン、純粋芸術、現代芸術、伝統工芸、民芸、庭園芸術、ファッション、音楽など、生活を精神的に豊かにしてくれるものには常に関心を持っています。
高校生へのメッセージ
大学で学ぶということは、自らを理解し、社会との関係を作り上げていくプロセスでもあります。そのなかで身に着けた知識、経験した成功や挫折、出会った人々と彼ら彼女らとの思い出、これらはすべて、将来長きにわたって人生を支えてくれる強い力になります。毎日を大切に過ごしてください。