横山 史生

YOKOYAMA SHISEI
国際関係学部 国際関係学科 教授
学位
経済学修士(京都大学大学院、1988年)
専門分野
国際金融論、証券市場論

研究テーマ

債券市場・証券化商品市場における取引制度・インフラの機能と形態に関する比較制度論的研究

高校生に向けた研究内容の紹介

「債券市場・証券化商品市場における取引制度・インフラの機能と形態に関する比較制度論的研究」をテーマとしています。債券や証券化商品は、各国政府による国債の発行の増大や、各国の市民が利用する住宅ローンの拡大などの形で、日常的な経済活動にとって必要不可欠な役割を果たしています。その反面、2008年における米国サブプライム・ローン問題(「リーマン・ショック」という言い方でも知られています)とそれに伴う世界金融危機、2009年以降におけるギリシャ財政危機とそれに伴うユーロ不安といった、国際的に波及する大きな社会的混乱を引き起こす原因ともなっています。そのような二面性がなぜ生じるのか、混乱を抑制するためには何が必要・有効なのかという視点から、研究を進めています。

ゼミナール/研究室のテーマ

グローバルな社会課題解決につながる貿易・投資の動向

フェアトレード エシカル消費 ESG投資

国際的な貿易や投資は、企業や金融機関、投資家にとってはビジネスとして展開されていますが、地球温暖化や所得格差拡大などグローバルな問題が深刻化する中で、ただ単にビジネスとしての利益の追求ではなく、世界全体として持続可能な経済システムをいかに実現するか、商品の生産プロセスにおいて働く人々の人権の尊重や社会的正義をいかにして確保するかを意識した経済活動を行う重要性が増してきています。一般市民もまた、消費者としてエシカルな商品を積極的に購入したり、投資家として環境保護や社会問題解決に役立つプロジェクトや金融商品(株式や債券など)への投資を行うことによって、グローバルな社会課題解決につながる貿易・投資にコミットすることができます。横山ゼミではこのような捉え方をベースとしてフェアトレード、エシカル消費、ESG投資の仕組み・動向などについて学んでいますが、中でもフェアトレードに焦点を当てています。コーヒー、チョコレート、衣類などの商品のフェアトレードを実際に行っている企業・団体をピックアップし、HPや報道を通してビジネスモデルを徹底的に調査した上で、質問を作成してメールのやり取りや訪問によってヒアリング調査を行い、その結果を整理してプレゼンテーションおよびレポートを作成・発表する、という学びを展開しています。

ゼミ/卒業研究の紹介

国際的な貿易や投資は、企業や金融機関、投資家にとってはビジネスとして展開されていますが、地球温暖化や所得格差拡大などグローバルな問題が深刻化する中で、ただ単にビジネスとしての利益の追求ではなく、世界全体として持続可能な経済システムをいかに実現するか、商品の生産プロセスにおいて働く人々の人権の尊重や社会的正義をいかにして確保するかを意識した経済活動を行う重要性が増してきています。一般市民もまた、消費者としてエシカルな商品を積極的に購入したり、投資家として環境保護や社会問題解決に役立つプロジェクトや金融商品(株式や債券など)への投資を行うことによって、グローバルな社会課題解決につながる貿易・投資にコミットすることができます。横山ゼミではこのような捉え方をベースとしてフェアトレード、エシカル消費、ESG投資の仕組み・動向などについて学んでいますが、中でもフェアトレードに焦点を当てています。コーヒー、チョコレート、衣類などの商品のフェアトレードを実際に行っている企業・団体をピックアップし、HPや報道を通してビジネスモデルを徹底的に調査した上で、質問を作成してメールのやり取りや訪問によってヒアリング調査を行い、その結果を整理してプレゼンテーションおよびレポートを作成・発表する、という学びを展開しています。

プロフィール

神戸で生まれ育ち、京都で大学生・大学院生時代を過ごしました。趣味としては、高校・大学のクラブ活動でオーケストラに属してバイオリン、ビオラを担当し、今でもその当時の仲間とともにカルテット(弦楽四重奏)の練習を細々と続けていますが、自分では力及ばないハイレベルな芸術への憧れから、オーケストラやオペラの演奏を聴いたり、各地の美術館で名画を眺めたり、各地の名建築を訪れたりすることが、大好きです。

高校生へのメッセージ

大学では様々な科目ののクラスやゼミ、大学内外でのサークルやボランティアなどの様々な人間関係の場や、世の中に溢れる膨大な情報の渦の中に、積極的に自分から飛び込み、自分にとっての新たな出会いや発見を重ね、その中で自分を見つめ直していってください。そして、そのようにして得た経験と認識を手がかりに、<世界の中での自分>のポジションとスタンスを模索し、自分の将来につなげていってください。