先輩の学び(韓国語専攻)

先輩の学び

韓国語から広がる新たな世界に
ワクワクが止まらない。

안녕히 가세요
「元気にいってらっしゃい/さようなら」

日本でお店を出るときは「ありがとう」が一般的ですが
韓国ではこの言葉で明るく送り出してくれます。

この専攻の魅力は、何といってもモチベーションの高い学生と学べること。K-POPや韓流ドラマなど、「韓国が好き」の延長線上に学びがあり、誰もが楽しく意欲的に語学力を高めています。私が韓国語に関心を持つようになったのも韓流ドラマがきっかけでした。
大学では、実践型の授業を通してネイティブの先生から生きた韓国語を学びながら、韓国の文化や歴史に関する英語の文献を読むなどして理解を深めています。語学力の成長を実感したのは、韓国・釜山大学校での海外実習です。全て韓国語で展開される授業を通してリスニング力が飛躍的にアップすると同時に、日本人と韓国人の文化や考え方の違いを肌で感じながら、理解することができ、自分のものさしで相手を測らず、個々の価値観を認める共感力も身に付きました。
他者を受け入れる姿勢は、帰国後の寮生活でも大いに活かされています。寮の班長を務めた2年次の時は、後輩の気持ちに寄り添うことを心がけ、3年次の現在は、2024年4月に開設が予定されている新寮の運営リーダーとして、寮生の要望を見据えた幅広い視点から企画・運営に携わっています。
ゼミでは「在日コリアンの韓国語」について研究を行い、本人のルーツや生まれ育った土地柄によって異なる発音や表現方法に興味を覚えました。今後は「日本アニメの翻訳」というテーマを掘り下げて、研究を進める予定です。例えば、日本のアニメ「ワンピース」は、登場人物が話す一人称の違いや特徴的な語尾に面白みがありますが、一人称が限られている韓国語では表現しきれません。この大きなテーマを通して、他国の言語を突き詰め、他の文化を理解する醍醐味を味わいたいと思います。
 

アジア言語学科 韓国語専攻3年次
三宅 鈴乃さん

※掲載内容は取材当時のものです。

先輩の学び

「韓国が好き」なら絶対楽しい!
好奇心が学ぶエネルギーになります。


「星」

幼い頃から夜空を見るのが好きで、自然と覚えた単語です。

文法が日本語に近く、読み書きの基礎なら1週間ほどで習得できる。韓国語はそんな親しみやすさが魅力です。
もともと韓国ドラマや音楽への興味から選んだ専攻。好きなアーティストの言葉の意味を、字幕や通訳を介さずに理解できたときは「憧れの人の言葉を直接受け取れた!」と感激しました。今は、韓国のヒップホップの歌詞やSNSでよく使われるような「若者言葉」について知識を深めています。生きた韓国語に興味が湧くのも、好きなものに少しでも近づきたいという好奇心があるから。訳し方によってまったく違う印象になるのも面白くて、韓国映画の翻訳家という将来の目標も見えてきたところです。
また、クラスの仲もよく、大学に来るのがとにかく楽しい。全員に「韓国」という共通の趣味があるだけで、自然と学びのモチベーションも上がります。「好きなこと」を入り口に、どんどん世界が広がる専攻です。

アジア言語学科 韓国語専攻2年次
松下 琉花さん

※掲載内容は取材当時のものです。

先輩の学び

「韓国が大好き!」
その思いが学びの幅を広げてくれた。

복숭아
「桃」

私の一番好きな食べ物です。韓国語だと、発音がかわいくてますます大好きになりました!

韓国語は発音や文法が日本語に近く、親しみやすい言語です。一見難しそうなハングルも24文字しかないので、初心者でも短期間で修得が可能。私も知識がまったくない状態からのスタートでしたが、一通りの基礎を習得するのにそれほど時間はかかりませんでした。
韓国語専攻に興味を持ったのは、高校時代にハマったK-POPグループがきっかけです。韓流ドラマも大好きで、字幕なしで観ることがささやかな夢でもありました。実際に入学してみると、私と同じような動機で集まった人がたくさん。みんな共通の趣味を持っているので、友達がすぐにできました。クラス全員が仲良し、というのは珍しいかもしれません。おかげで授業がいつも楽しかったです。
言語を学ぶうちに韓国の文化や歴史にも興味を持つようになりました。その大きなきっかけとなったのが、韓国・釜山への長期留学です。まず驚いたのは、文化の違い。例えば、日本なら食事中に茶碗を持つのがテーブルマナーですが、韓国ではテーブルに置いたまま食べます。
近い国なのに、日常生活の中にたくさんの違いがあることが新鮮でした。刺激を受けたのは、韓国の学生の学業への姿勢。単位が取れるギリギリ合格の点数を取ったとしてもあえて落第して、最高ランクの評価で単位を取得するためにもう一度勉強しなおします。図書館も24時間満席で、朝から夜中までとにかく勉強。その背景にあるのは「少しでもいい就職先に」という共通の意識の高さです。韓国の競争社会を直に垣間見ることができました。
帰国後は学業への意識がさらに高まり、韓国のことをもっと知りたいと思うように。「韓国が好き」という気持ちだけで飛び込んだ世界でしたが、言語の先にある深い学びに気付けた4年間でした。

アジア言語学科 韓国語専攻4年次
久保田 真由さん

※掲載内容は取材当時のものです。

先輩の学び

未知の価値観に触れ考え方がオープンに。

最も近い国の言語を学ぶ意味

早くから外国語を話す楽しさを実感できる。それが韓国語を専攻する醍醐味だと思います。私は大学から韓国語を学び始めましたが、日本語と構造が似ているおかげで、1年次の終わりごろには簡単な会話ができるレベルになりました。
京都の街を歩けばいろんな海外の方と出会います。韓国からの観光客も多く、大学で学んだ言語を実践で使う機会にも恵まれます。スムーズに道案内ができると、やっぱり自信につながりますし、学ぶ意欲も高まります。海外の方とのコミュニケーションでは、異なる文化に触れることも。例えば韓国人が音を立てて食事をするのは、おいしいという表現です。こうした未知の価値観に触れるたび、自分の固定観念が覆されて視野が広がるのを感じます。
将来は、ホテルの受付や航空会社のグランドスタッフなど、日本の玄関口のような場所でもてなす、そんな仕事に就きたいと思っています。

アジア言語学科 韓国語専攻 3年次
井原 茜さん

※掲載内容は取材当時のものです。

PAGE TOP