韓国語専攻外国語学部 アジア言語学科
韓国語専攻

外国語学部 アジア言語学科韓国語専攻 Majors in Korean

専攻の特長

多様な学びの可能性

専攻の特長

Point01とことん伸ばす4年間

基礎は着実に

1、2年次の2年間は、週5回行われる専攻語の授業で、韓国語を初歩から学びます。文字、発音、文法、語彙の細部までおろそかにせず、今後積み上げてゆく専攻での学びの基礎を一歩一歩、確実に固めてゆきます。1年次終了直前の春休みには、大学での事前・事後教育と海外の大学での語学研修を組み合わせた「韓国語海外実習」で、約1カ月間現地に滞在、語学力を磨くとともに、韓国文化や社会に対する理解を深めます。

より深く高度に

1、2年次での韓国語の基礎を背景に、3年次以降では、各自の興味、関心に合わせて特化した、より高度な韓国語運用能力の獲得を目指します。「韓国語専門セミナー」は、「時事」、「映画・ドラマ」、「文学作品」、「通訳・翻訳理論と訓練」といった様々な分野について開講される演習型の授業です。教員から一方的に教わるのではなく、受講者自身が主体的に調べ、考え、発信することで、真の意味で各自のためになる授業が作られてゆきます。

Point02日本を見つめなおす

日本が見えてくる

朝鮮半島は日本列島とのつながりも深く、朝鮮半島との関りを抜きにして日本の歴史を語ることはできません。また言語の上でも韓国語と日本語は多くの類似が認められる一方、興味深い相違点があるのも見逃せません。「韓国学入門Ⅰ・Ⅱ」では、日韓交流の歴史に触れる一方、社会、文化について、日韓の比較を行います。「韓国語学A・B」では、日本語と韓国語を様々な面から対照することで、共通点や相違点を考えます。韓国について学ぶ中で、改めて、今まで気が付かなかった日本の色々な特徴が見えてくることでしょう。

日本で生かす

外国語学部は法学部と共同で、「司法外国語プログラム」を開設しています。司法通訳や他言語(本学では、韓国語と中国語が対象)に通じる司法通訳人や警察官を養成することを目的としています。「法廷通訳・翻訳演習」、「捜査通訳演習」といった授業では、実務経験のある教員による実践型の訓練を通して、高度な韓国語の運用能力を身につけます。司法通訳者はもとより、公務員として、学んだ韓国語を日本社会で生かすことができます。

4年間の学び

確実な基礎を裏付けに

1年次専攻語の4技能を徹底的に

週に5回行われる専攻語の授業で、韓国語の4技能、すなわち、「読む・書く・話す・聴く」の4つの力を、基礎から徹底的に学習、4年間の学びの土台を築きます。また、朝鮮半島の文化や歴史といった、専攻語圏に関する基礎知識も学びます。2~3月に韓国に滞在して行われる「海外実習」では、1年間の学習成果を実地で発揮する恰好の機会です。ここでの経験が、自らの学びへの自信と、今後の学びのモチベーションとにつながることでしょう。

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2年次多様な観点から掘り下げる

1年次に引き続き、週5回の専攻語の授業で韓国語の運用能力に更なる磨きをかけます。同時に、専攻語の背景にある文化、伝統、ビジネスなどについても、個別に開講される様々な授業を通して専門的に学ぶことで、興味・関心の幅を更に拡げます。また、韓国語による「情報リテラシー」も、今後いよいよ求められる資質です。デジタルの世界にも韓国語によって参画し、デジタルの世界を通して、各自の学びを深めてゆく基礎を作ります。

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3年次専門領域の学び

3年次から始まる「研究演習」(いわゆる「ゼミ」)では、1・2年次で培った知識と問題意識に基づいて各自のテーマを設定し、探求します。また、文学、映画、時事、通訳・翻訳等の「専門セミナー」では、より高度な言語運用を通して、コミュニケーション能力と専門性を高めます。いずれも、自らが主体となって参加し、それぞれの学びを自ら作ってゆくという姿勢が求められます。3年次以降の経験は、卒業後、社会におけるスキルにつながります。

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4年次専攻での学びの集大成

「研究演習」では、これまでに身につけた知識、理解を土台に、4年間の学びの集大成へと向かいます。自ら立てた問いに対して資料を収集・調査、演習担当教員の指導を受けながら分析・考察を加え、得られた考えをゼミの場で発表を行います。参加者相互間での活発な討論を通して、知見が更に深まります。最終的には、この世に一つしかない自らのオリジナルの見解を、論理的な文章として言語化、ゼミ論文として執筆、提出することを目指します。

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卒業後

学びの経験を将来への力に

韓国語専攻に入学し、学びを始めた動機は、皆それぞれでしょう。自らの興味、関心から出発した学びが、4年間の授業や海外での体験を通して磨かれ、問いを生み、新たな一つの知見として集大成されてゆく経験は、卒業後、どのような道に進むにしても、必ずや大きな自信の源になるはず。毎年、多くの卒業生たちが、この自信に満ちた足取りとともに、それぞれに新たな世界へと歩み出してゆきます。

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科目紹介

専攻韓国語

韓国語の基礎を学び、総合的なコミュニケーション能力を段階的に身に付けていくための科目です。1年次春学期にI、同秋学期にII、2年次春学期にIII、同秋学期にIVと段階を追って内容が発展していきます。「会話」では専攻語の積極的なコミュニケーション能力を養成します。「総合」では専攻語の運用能力を総合的に向上させます。「構造」では文法を基礎に専攻語の言語体系を学びます。

韓国学入門

ことばの背景にある韓国語圏の文化や社会事情など、韓国語を4年間学んでいくために必要な入門的・基礎的知識を学びます。

韓国語情報リテラシー

インターネットで情報を検索をしたり、コンピュータを活用したプレゼンテーションを行なうなど、韓国語を用いた情報リテラシーを身に付けます。

専攻基幹科目

韓国語圏の学問領域に関する中心的な授業科目群で、韓国語圏が持つ言語・文学・文化・歴史・社会・政治・経済等についての知識を学びます。

  • 韓国語学概論
  • 韓国語学A
  • 韓国語学B
  • 韓国文学・文化概論
  • 韓国文学A
  • 韓国文学B
  • 韓国文化論A
  • 韓国文化論B
  • 捜査通訳演習(韓国語)
  • 法廷通訳・翻訳演習(韓国語)

韓国語専門セミナー

卒業後の進路をも見据えた専門的テーマを設定し、テーマに対する理解を深めながら、4技能を融合させた総合的で高度な専攻語のコミュニケーション能力を養成していきます。

  • 韓国語専門セミナー(時事感韓国語)
  • 韓国語専門セミナー(映画・ドラマ)
  • 韓国語専門セミナー(文学作品)
  • 韓国語専門セミナー(通訳・翻訳理論と訓練)

英語で学ぶ韓国の社会・文化

専攻語圏の社会や文化を英語で学ぶ科目「英語で学ぶ韓国の社会」「英語で学ぶ韓国の文化」を設置しています。英語と専攻語、日本語を統合する形で、異文化コミュニケーションのスキルや態度の発展を目指します。

特別英語

アジア言語学科では、英語の運用能力の向上にも力を注いでおり、実践的な英語学習を副専攻と位置づけています。