アントレプレナーシップ学環
アントレプレナーシップ学環

アントレプレナーシップとは

さあ、未来(ビジネス)の話をしよう。

技術革新と価値観の変化が、世界を日々アップデートし、「過去の延長線上に、これからはない」時代。
未来について語るだけでは、もう足りない。問いを立て、行動し、自分の解を見つける。
それを価値(ビジネス)に変え、社会に実装する。
そんな「未来の当事者」が、いま求められています。
アントレプレナーシップ学環は、未来への探究心を起点に、ビジネスという手段で社会変革に挑む力を育む場。
志を同じくする仲間とともに、起業家的な精神と挑戦の姿勢で、 「これまで」を越え、「これから」を創り出す人になるために。

変えていくことを「楽しむ」。 それが、アントレプレナーシップ。

アントレプレナーシップとは

⼤学を卒業し、社会で活躍する2030年代--。
AIやロボットとの共存がもっと進み、その影で、新たな社会的な課題が発⽣しているかもしれません。
そのとき、「⼈」に期待されることは、あらゆる⼈々が幸せを実感できる未来社会の実現のため、新しいアイデアで「イノベーション」(さまざまな変⾰)を起こしていくこと。
そのためのビジネスを描き、モノゴトを変えていくことを楽しみながら、当事者として社会の発展に向けて⾏動‧挑戦していく「起業家」的な精神‧姿勢、それが「アントレプレナーシップ」です。

起業家精神=アントレプレナーシップは、会社を起こす⼈(起業家)だけに求められるものではありません。

学環(がっかん)とは

それは、新しい⼤学教育のカタチ

プロジェクトをビジネスとしてカタチにするためには、経営学だけでなく、法制度や社会課題・現象への理解が欠かせません。
こうした分野横断の学びを可能にするのが「学部等連係課程」。複数の学部の教育資源を結集して、学⼠号を授与する教育課程を新たに編成する、大学教育の新しいカタチです。
自分のビジネスに必要な学びの環を、自分の意志で選び、広げていく。そんな学びのスタイルから、「学環」(がっかん)と呼びます。
京都産業⼤学は、⽂系‧理系10学部、約15,000⼈もの学⽣を、広⼤なキャンパスに集約する「⼀拠点総合⼤学」。
この特⾊を⽣かした"ならでは"の「アントレプレナーシップ学環」です。

学びのコンセプト

教室を出てリアル(現実社会)で学び、⾃らのアイデアをリアルにしよう。

「REAL」は、アントレプレナーシップ学環の教育のコンセプトです。
この4⽂字には、学⽣に意識してほしい4つのことを込めています。

さあ、Ambition(未来のビジョン)をもって、⾶びだそう。

教育の特⾊

一拠点総合⼤学ならではの"学環"

Point01⼀拠点総合⼤学ならでは。分野横断型教育

ビジネスに、文系・理系の境界はありません。だから、学びは経営・法・社会学に、理系のセンスがクロス。AI、デジタルトランスフォーメーション、脱炭素、宇宙ビジネス―知と人が交差して、想像を超えるアイデアが生まれるのは、すべての学部が集結する「一拠点総合大学」だからこそ。未来を創る舞台は、もう整っています。

Point02⾃分をアップデートする⾃⼰開拓型の学び

「与えられた課題」の正解を探すのではなく、自らの「問い」から行動を起こそう。教員による伴走を受けながら、仲間と「自走」していこう。「セルフ‧カルチベーション(⾃⼰開拓)」科目では、各⾃がプロジェクトを企画し、試行・実践。成功や失敗を分析して⾃らの"不⾜"に気付き、ビジネスの深化と共に学び続ける姿勢を獲得します。

Point03ローカル‧グローバルの垣根を超える社会‧産業界連携

伝統産業から最先端技術まで新たな価値をうみだす企業が集まる京都。本学のネットワークを活⽤し、京都を中⼼とする社会‧産業界との連携による教育を展開。起業家や海外ビジネスの現場に触れることで刺激を受け、世界観を広げる科⽬が多数あります。卒業までに「起業家100⼈と出会う」。これも教育⽬標です。

ビジネス創出に
没頭する4年間

教えてもらうだけじゃ、物⾜りない。「成⻑」をつかみとる

自分のプロジェクトをビジネスにするための学びは広範囲。だからこそ、選択肢は豊富に、しかし偏りなく学修が進むよう、教育課程を体系的にデザインしています。
4年間を通じて、アントレプレナーシップやイノベーションの本質を理解し、これからの社会で必要な素養と世界観、ビジネス創造・革新のための専門知を段階的に広げていきます。
ここで学ぶのは、ただの知識ではありません。2年次から「セルフ・カルチベーション」が始動。自ら企画を立ち上げ、目標を定め、試行と実践を重ねながら、知識をフル活用して、ビジネスへと深化させます。4年次には、これまでの挑戦の軌跡を振り返り、成果を分析。仲間と未来のビジョンを語り、学びの集大成をカタチにします。
そして、成長のストーリーは、卒業後のキャリアへと続いていきます。

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基盤科目

スクロールできます

● 主要授業科目

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展開科目

スクロールできます

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演習科目/セルフ‧カルチベーション

スクロールできます

● 主要授業科目

 
1年次問いの旅の始動

社会課題、ビジネスの仕組み、人文学、テクノロジー...多様な知識に触れながら、「世界・未来をどう見るか」を深めます。AIを活用した探究や仲間と語り合う学びを通じて、交渉力やキャリア観などを磨き、挑戦に踏み出すための基盤を築きます。

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2年次マイ・プロジェクトの探究

挑戦心に点火して「やってみよう!」のステージへ。起業家や多様な人々と出会い、自分のプロジェクトを探求し、企画を立てて挑戦を開始。デザイン思考やプロトタイピングで実践力を磨き、リアルな社会で行動を起こします。

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3年次ビジネスを社会に仕掛ける

プロジェクトは本気の挑戦へ深化。資金調達や社会実装、コンテスト等への挑戦を通じて、倫理観を磨きながらビジネスを社会に仕掛けます。実践との往還で、経営・法・社会学の学びの環を拡げ、経験と仲間を増やし、社会にインパクトを生みだす力を養います。

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4年次挑戦を語り、次の自走へ

最終ステージは「軌跡を未来につなげる」時間。仲間と挑戦を振り返り、自分の強みと人生のビジョンを再定義。起業、就職、地域活動など、進路を選び、自ら走り出します。ここから、未来の当事者としての新たな物語が始まります。

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実績ある教育プログラムが基盤

ポイント1:アントレプレナー育成プログラム

文理融合型の正課教育と、課外における起業支援を軸とする、全学部生対象「アントレプレナー育成プログラム」が学環の基盤。イノベーションセンターによる体制や学内外の活動拠点も充実し、本気の学生がすでに活動中です。

ポイント2:数理・データサイエンス・AI教育プログラム

2030年代をたくましく生き抜くための素養である、データサイエンスやAIの知識についてリテラシーレベルから体系的に学修。文理融合型で文系学生にも興味深い内容です。文部科学省の認定をいち早く取得しています。

ポイント3:キャリア形成支援プログラム

文部科学省「令和5年度大学等における学生のキャリア形成支援活動表彰」で最優秀賞の実績を持つ本学のキャリア教育。起業だけでない豊かなキャリア観を、このプログラムの科目を活用して早い段階から磨きます。

特⾊ある科⽬紹介

ワクワクする未来(ビジネス)の素を探す。

科学技術と未来社会

ロボット、⾃動運転、環境技術など、めまぐるしく登場する先端技術やビジネス動向を、AIを活⽤して探索。未来社会への関⼼を深めます。

⾷とテクノロジー

⾷とテクノロジーの融合「フードテック」。新たな⾷⽂化やビジネスをうみだす⼀⽅で課題も。その解決⽅法も、ビジネスにつながります。

外に⾶びだして、⼈々(セカイ)と出会う。

海外起業フィールドスタディ

海外にも視野を広げると新たなアイデアも。韓国‧オーストラリアなどの協定先に出向き、グローバルビジネスに触れます。

交渉⼒とプレゼンテーション

アイデアをカタチにするためには、⼈々の共感を獲得することが必要です。交渉における基本的な戦略や効果的な表現⽅法などを実践的に学びます。

起業家(ホンモノ)に触れて、ハートに⽕をつける。

スタートアップワークショップ

先輩起業家でさえ、時には失敗も。その克服など、リアルな経験談を聞き、起業家に通じるスタイルに触れ、起業マインドを⾼めていきます。

起業家たちから学ぶ

世界的なあの企業にも「最初」があります。さまざまな起業家の価値観、使命感、⼈⽣観などに 資料を通じて触れていきます。憧れがやがて⽬標に。

⾃分の成⻑(ストーリー)を仲間と語る。

セルフ‧カルチベーションⅠ〜Ⅲ

各⾃が企画を練り、アイデアをカタチにするための試⾏やビジネスコンテストへの出場など、教室を⾶びだして挑戦。成否の要因や不⾜を仲間と語り合い、新たな視点を得て、ビジネスプランや⾃らをアップデートしていきます。実践を通じて獲得した知識‧経験‧仲間の全てが、未来に続くストーリーに。

求める学⽣像

本気の人、集まれ。

求める学⽣像は、「探究⼼と挑戦⼼」を持ち、「⾏動していきたい」⼈。

⾼等学校の探究学習や、⾃主的な活動に飽き⾜らず、 社会の発展に向けて、⾃らの「解」を探し、それをリアル(ビジネス)にするために挑戦‧⾏動していきたい⼈を、アントレプレナーシップ学環では求めます。

具体的には、

  • 未来に強い関⼼があり、多様な⼈から刺激を受けて、⾏動していきたい⼈
  • 社会の諸課題に関⼼があり、その解決に向けて、⾏動していきたい⼈
  • 具体的なビジネスのアイデアを持ち、その実現のための学びを進め、⾏動していきたい⼈
  • 家業継承にあたり、新しい事業の可能性を探索して、⾏動していきたい⼈