体験×理論×実践 経済学部独自のフィールドワーク

経済学は社会課題の解決に向き合うことを使命の1つとしています。このことにより、数理的理論(論理性)や客観データ(客観性)等を用いて経済現象等を科学的に分析するだけでなく、社会課題に対しては、分析が現実から乖離しないように意識して解決策を考え、社会的責任を果たしていくことが必要となります。
現在は、グローバル社会の中で、機会の不平等の拡大、環境破壊・公害の発生、為替の急激な変動など、国内外に様々な社会課題があります。それらに向き合うために、経済学部では歴史に学び、理論を究め、科学的なデータ分析を駆使して解決策を見出します。特に、現地でのフィールドワーク等を通して社会課題解決の実践力を身に付け、未来に向けて社会課題の解決に取り組みます。
このように経済学部が重視する社会課題解決「実践」のためのフィールドワークを、問題意識、調査・分析手法、課題発見・政策提起の初歩から発展にかけて段階的に学ぶことができるように科目群を用意しています。各フェーズを一歩一歩進むことで経験と知識が蓄積し、実践的経済人として大きな成長が期待されます。

教員インタビュー

フィールドワーク科目担当教員インタビュー 菅原 宏太教授

【担当科目:社会デザインフィールドワーク・地方財政論など】 

Read More

フィールドワーク科目担当教員インタビュー 広田 茂教授

【担当科目:経済フィールドワーク入門・地域経済学など】

Read More

経済学部 フィールドワーク体験談

経済学部フィールドワーク科目紹介

地域活性化フィールドワークⅠ

兵庫県たつの市が開催する「たつの市地域創生アイデアコンテスト」に参加し、たつの市が抱える諸課題についての解決策を提言することを目的とします。そのために、現地でのフィールドワークによる調査研究およびグループワークによる討議や資料分析を経て、提言内容をまとめていきます。
また、アイデアコンテストに参加している他大学学生との交流・意見交換を通じて、地域活性化についての視点や手法の違いに関する知見を広めることも、履修生に求めます。
このことにより、(1)資料収集とフィールドワークによって多様な視点と論理的手法に基づいて地域が抱える課題を発掘できる課題解決能力、つまり「経済学的思考方法」を体得します。また、(2)フィールドワークを通じて地域活性化の活動を直接体感することによって、受講生自身が果たしたい社会的役割を明確にします。つまり、「社会を論理的かつ多様な視点から見る」ことができるようになることを目標にします。

観光まちづくりフィールドワーク

京都市内をフィールドとして、同市内に存在する観光産業に関わる様々な事業者に対するヒアリング調査を予定しています。ヒアリング調査は京都市観光協会と近畿財務局との合同実施を予定しています。その上で、観光産業の現状の課題や観光産業の地域との結びつき等について分析します。授業で得られた知見や分析結果は、最終的には報告書としてまとめることを目指します。
このことにより、フィールドワークを交えた講義を通して、地域や観光産業のことを論理的にかつ多彩な観点からより深く理解できるようになり、経済学的な観点や分析方法を取り入れた課題解決への取り組み方法を学びます。また、フォールドワークを通じて、個々人でも主体性や協調性といった総合的な能力を向上させるとともに、プレゼンテーション等によって、地域社会に対する発信能力を身に付けることを目標にします。

グローバル経済フィールドワークⅠ

AIの活用を試みながら、新しい時代に適応可能な国際交流をおこなう科目です。
本学の学生と海外(中国・上海華東師範大学)の学生が、互いの国に共通する経済や社会に関する問題からテーマを選び、経済学または社会学的な視点に立った報告や議論を通じて交流を深め、経済社会に関する基礎知識の学修と英語によるプレゼンのスキルを高めながら、国際的な視野を広げることを目的としています。
この科目は、早期から国際交流を開始する「国際合同オンライン授業(国際合同チーム形成+現地実査+オンライン合同講義)+海外研修」という新しい方式の国際交流の講義科目として、春学期後半では、AI関連ソフトを利用し、国際合同チームを形成し、オンライン合同講義やAI関係のフィールド調査(京都と上海)を実施し交流を深めます。秋学期では、国際合同チームによる英語プレゼン資料の作成と報告練習に専念し、国際情勢を勘案しながら、海外研修として、上海華東師範大学を訪問して英語プレゼンし、AI翻訳ツールを介してディスカッションを行い、そして上海華東師範大学学生の訪問を受け入れてワークショップと京都視察を通じた交流を行う予定です。
このことにより、経済・社会問題について、論理的かつ多面的に考え、議論できるようになること、英語でのプレゼンテーションができるようになること、異文化体験を通じて、国際的視野を広げることを目標にします。

参考