益川塾 サイエンスカフェ「宇宙の成り立ちを解き明かす究極の理論『弦理論』」開催

2015.05.30

 5月30日、素粒子メダル奨励賞 受賞記念講演として益川塾サイエンスカフェ「宇宙の成り立ちを解き明かす究極の理論『弦理論』」が神山天文台サギタリウスホールで開催され、一般参加者や学部学生、大学院生が参加した。

 第3回目となる今回は、素粒子や宇宙の成り立ちを解明する理論として期待されている「弦理論」について、柴 正太郎 益川塾 博士研究員が講演を行った。

 講演後は参加者からの質問や意見を聞きながら、参加者と塾生が科学について話し合った。
 「弦理論」は未知の高次元世界があることを予言しているのだが、その高次元世界とはどのようなものであるかについて特に多くの質問が出た。それに対して塾生が分かり易く説明し、参加者同士で意見交換するなど終始和やかな雰囲気で行われた。
 参加者からは「とても楽しかった」「次は一般相対性理論について教えてほしい」といった意見が寄せられた。

 益川塾では、自然科学系の最先端の研究を行う若手研究者を受け入れ、研究活動の支援や交流の場の提供を行うとともに科学の振興に寄与する活動を行っており、第4回サイエンスカフェの開催も予定している。
講演を行う柴博士研究員
講演後の意見交換
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