京都産業大学へ「南極の氷」が寄贈

2005.12.22

 12月22日(木)、本学キャリア形成支援科目の一つ「現代社会における職業観」にて、自衛隊京都地方連絡部 募集課長 松田弘毅氏をお招きし「南極地域観測協力の概要」と題して講義が行われた。その際、今年7月に南極観測船「しらせ」が持ち帰った「南極の氷」が本学に寄贈。履修者以外にも開講し、氷の展示などが企画され神山ホール・大ホールで行われた講義には学生約600名が参加し熱心に聴いた。

 講義では、南極観測の歴史や南極までの航路、過酷な環境下での活動状況などスライドを使って説明、「如何なる状況下においても任務完遂を目指すこと」と自らの仕事に対するプロ意識を語った。

 また、講義の中で「南極の氷」が披露され、「2万年〜4万年前の空気を含んでいます。この氷を水にいれると、氷が溶けてその当時の空気がはじけてパチパチと音がでます」と語り、学生らに水の中に南極の氷が入れられたコップが手渡され、氷から出る音に聞き入った。

 講義終了後に「南極の氷」の展示会が行われ、学生らは実際に手に触れて体感。氷の冷たさを肌で感じ遠い南極の地に思いをはせた。
「南極の氷」を実際に手に触れて体感する学生ら
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