令和5年度 学部授業・カリキュラム改善に向けた
「中間報告書」 キャリア形成支援教育科目

「学習成果実感調査」についての分析結果

本学期は、キャリア教育センターが開講する産学協働教育科目のうち「自己発見とキャリアデザイン」(開講クラス数:4)および「働き方の未来」(開講クラス数:2)の学習成果実感調査結果について分析した。

「自己発見とキャリアデザイン」は、4名の教員が担当した。本科目は、主体的な大学生活の推進、卒業後のキャリアプランの明確化、自らの職業観を形成する力の習得を、外部講師も迎えながら、目指す内容である。アンケート結果では、総合満足度は78%(上位2項目)となり、全てのクラスで同じように高かった。進路に関する情報の収集、自分に向いている職業について考えることができたと回答した学生は、70%~80%後半(同)と高い比率を占めた。自由記述においても、自身のキャリアや将来について考える機会が持てたことを高く評価する声が多かった。改善点は、特に挙げられていない。他方で、回答率が19~45%と倍以上の差となっており、低回答率のクラスは回答率を上げる工夫が求められる。

「働き方の未来」は、産業や暮らしの変化を具体的事例から捉え、日本の産業の特徴やトレンドの知識習得と、自らのキャリア構築を結び付けて考える内容である。50名規模のクラスを2つ実施した。アンケート結果では、総合的満足度は92%と100%(上位2項目)と非常に高かった。また、自分の進路に関する情報を収集したと回答した学生は、いずれのクラスも100%(同)、自分に向いている職業について考えることができた、は84%と100%(同)と全て高い比率となり、キャリア形成支援教育の目的とする能力習得が確認できた。同科目はこれまで履修者の回答率が低く問題であったが、昨年70%前後に改善された。しかし、今回は18%と23%と低い回答率に戻ってしまい、担当教員の継続的な意識改革が求められる。

全体を通して総合満足度は高く、キャリア形成支援教育の所定の目的は達成できた。双方間のコミュニケーションやグループワーク、学生同士のピア・ラーニングなどを重視するキャリア形成支援教育において、対面教育の重要性を認識して進めていく。本調査結果を今後の授業改善に活かしていく。

「学部独自のFD活動」についての成果報告

①「O/OCF-PBL」 担当者会議
・実施日:3月17日(金) 10:00~12:00
     5月18日(木) 11:00~13:00
     7月13日(木) 11:00~13:00
     8月31日(木) 11:00~13:00
・概要:科目の各授業回の運営方法の共有、授業の振り返り等、科目独自のFD活動となった。
・参加人数:教員 21名、職員3名 

②「キャリア実習」担当者会議
・実施日:4月19日(水) 11:00~12:00
     6月7日(水)  11:00~12:00
     9月8日(金)  11:00~12:00
     9月22日(金) 9:00~10:00
・概要:科目の各授業回の運営方法の共有、授業の振り返り等、科目独自のFD活動となった。
・参加人数:教員11名、職員4名 

③「アスリートインターンシップ」担当者会議
・実施日:9月1日(火) 10:00~11:30
・概要:科目の学生募集に関する意見交換、科目の各授業回の運営方法の共有、授業の振り返り等、科目独自のFD活動となった。
・参加人数:教員22名、職員3名 

⑤「理工系スタートアップ・キャリアデザイン」担当者会議
・実施日:8月29日(水) 14:30~15:30
・概要:企業訪問報告会についての確認及び共有、科目独自のFD活動となった。
・参加人数:教員1名、職員3名

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