令和3年度 学部授業・カリキュラム改善に向けた「年間報告書」 体育教育科目

1. 「学習成果実感調査」についての分析結果

この度のアンケートの実施率は78.6%、回答率は27.5%であった。体育教育科目の受講以外で「定期的に運動・スポーツを行なっている」受講生は60%であった。また、教職課程科目の履修者割合は38%であり、昨年度よりやや高い値であった。なお、自由記述より、「コロナ禍で体を動かすことが楽しかった」「他の学部の人と仲良くなりコミュニケーションが広がった」などの回答がみられた。こうした社会的な状況が今学期の履修動向に影響を及ぼした可能性も考えられた。ただし、個々のクラスを見ると履修者数に差異が生じており、引き続き履修動機の把握に務めることが、適正なクラス数・規模の検討において有益であることが考えられた。
履修に際してシラバスを確認した受講者は94%であり、受講者と教員のコミュニケーションツールとして十分に活用されている現状が示された。

2. 総括

(1)1において確認された、本学部の授業・カリキュラムの長所

日常的に体を動かす機会の少ない受講生の履修も認められ、本授業は運動・スポーツ実践者・非実践者の学びの場になっている。また健康科学実習は曜日の1限目に配置したが、ほぼ定員を充足し、規則的な生活の一助になっているかも知れない。また授業で実施しているスポーツテストは運動と健康との関係について考える一助になっている。

(2)1において確認された改善すべき点

スポーツ科学実習の種目が減少しており、学年が上がるにつれ、運動する機会が減少する傾向にある。それらを踏まえた検討が必要である。

3. 次年度に向けての取り組み

上記の通り、スポーツ科学実習のクラス数・クラス規模・履修回数などの検討を行っていく必要がある。
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