
研究テーマ
売買における売主の契約不適合責任
高校生に向けた研究内容の紹介
私たちの生活に最も身近で重要な契約である「売買契約」について研究を行っています。売主が引き渡した物に予想外のキズや欠陥があった場合、売主と買主との間でトラブルが生じることがあります。期待していたものと異なる物を受け取った買主と、契約上の義務を果たしたと考える売主との間で紛争が起こり、訴訟にまで発展することもあります。こうしたケースにおいて、契約当事者はどのような権利を有し、またどのような義務を負うのか。契約当事者にとって納得のいく解決をどのように実現することができるのか。こうした売買契約上の問題について研究をしています。
ゼミナール/研究室のテーマ
民法の判例研究
実際に起こった事例・裁判を素材とすることで、民法が現実社会でどのように使われているかを知ることができ、また同時に法律の視点から現実社会を見通す力を身に付けることができます。ゼミでは「楽しく学ぶ、深く考える、法を体感する」をモットーにしています。
ゼミ/卒業研究の紹介
ゼミでは、民法の判例研究を行っています。裁判所が下す判決を素材に、さまざまな観点から調査・分析を行い、法律に基づいて紛争を解決する方法を学びます。各裁判には、当事者のさまざまな思いや、人生をかけた戦いがあることを理解しながら勉強をすることで、民法の意義や社会的役割を実感できます。判例研究を通じて、社会を見通す力を身につけることがゼミでの目標です。
プロフィール
島根県松江市出身です。「水の都」とも呼ばれるこの町で育ち、幼い頃は海や宍道湖で魚釣りをすることが好きでした。小学6年生の頃にJリーグが開幕し、サッカー選手になることを夢見て、毎日、日が暮れるまでボールを追いかけていました。自然に囲まれた京都産業大学は、私にとって、とても心安らぐ場所です。本学で研究ができること、また、授業を通じて個性豊かな学生たちと触れ合えることに喜びを感じています。
高校生へのメッセージ
失敗してもくじけず、何度でも挑戦し続けてください。そこから、たくさんの貴重な経験を得ることができるはずです。