坂口 雅市

SAKAGUCHI MASAICHI
現代社会学部 現代社会学科 教授
学位
工学士(慶應義塾大学)
専門分野
プロジェクト管理、サプライチェーンマネジメント、ビジネスネゴシエーション、データサイエンス

研究テーマ

現代リーダーシップデザイン論

高校生に向けた研究内容の紹介

これまでビジネスにおけるリーダーシップとは、部長、課長などの役職者が組織を統率・牽引する能力であると捉えられてきました。しかし、現代はビジネス環境の変化が激しく、予測困難な時代にあります。そのため、役職や権限にとらわれず誰もが主体的な態度で関係者を巻き込みながら諸問題に対処することが必要で、そのような態度が現代のリーダーシップとして求められています。そのスタイルは人それぞれです。リーダーシップデザイン論はひとりひとりが個性や強みを活かしていかに自分のリーダーシップを築いていくのか、を追究しています。

ゼミ/卒業研究の紹介

「特別演習1・2」では「問題の正体を突き止め、解決までのプロセスを組織の中で主導できるスキルとマインドを備えた人材の育成」をテーマに、ビジネスで通用する読解力・文章力・数的処理能力を鍛え、個性を活かした総合的な力として身に付けることを目標にしています。具体的には、問題を見つけ出しその解決に理解と協力を得るためのプロセスを、プロジェクトの推進を通して習得し、さらに自分自身のリーダーシップスタイルの基礎を築いていきます。

プロフィール

私は40年近く企業で働き、組織に貢献するために「チームワークを良くしよう」「多くの人とコミュニケーションを取ろう」などということを心がけ、また組織の長になってからはそのように部下にも言い聞かせ、社交的に振る舞って来ました。しかしそれは仕事上の私であって、実は団体行動が非常に苦手で協調性にも著しく欠けています。趣味はテニス、ランニング、読書、スポーツ観戦、一人旅、一人酒、とひとりまたは少人数でできることばかりです。

高校生へのメッセージ

高校生のうちに自分のキャリデザインを描くことは非常に有意義です。やりたいことが見つからないのであれば、やりたくないことを挙げていくだけでも将来像を絞り込むことができます。自分のキャリアですから気が変われば、事情が変われば描き直せば良いだけです。とりあえず将来像を描いてみて、今の自分に足りないことは何か、それを習得するには何をすれば良いのか、大学に進学するのであれば何を学ぼうか、をつれづれに紙に書き出してみましょう。