柴野 良美

SHIBANO YOSHIMI
経営学部 マネジメント学科 准教授
学位
博士(商学)早稲田大学
専門分野
経営戦略論、組織論

研究テーマ

経営戦略論、経営組織論

高校生に向けた研究内容の紹介

国や地域ごとに文化があるように、企業という組織にもそれぞれの文化があり、企業の活動に影響を及ぼしています。 こうした組織文化が企業にどのような影響を及ぼしているのかを定量的な実証分析を用いて分析する研究などを行っています。

ゼミナール/研究室のテーマ

パーパス経営と経営戦略

ゼミのテーマは「パーパス経営と経営戦略」です。パーパス(purpose)は一般的には「目的」「目標」の意味で用いられますが、企業経営において、企業の「存在意義」を表す用語として使われるようになり、近年「パーパスに基づく経営」の重要性が高まっています。
企業を取り巻く環境や社会の価値観が大きく変化する現代においては、企業が社会における自らの存在意義を明らかにして、社会に貢献できるような「志のある経営」を行うことが大切です。
ゼミでは、学生が「パーパスに基づく経営戦略」を考え、表現する力を身につけることを目指します。 

ゼミ/卒業研究の紹介

柴野ゼミでは、まず専門書を用いて経営戦略を基礎から学びます。基礎知識を身につけた後は、PBL(Project Based Learning)といわれる企業の課題解決提案活動などを通じて、現実の業界や企業の理解を深めます。最終年度は、学びのまとめとして各自が卒業論文を作成します。
柴野ゼミは、3年間のゼミ活動を通じて、テーマである「パーパス経営と経営戦略」について、学生が自ら考え、表現する力をつけることを目指します。

プロフィール

私は大学では金融を学び、卒業後は公認会計士・税理士として様々な実務を経験しました。大学院では、経済学の修士号、MBA(経営管理修士)と商学の博士号を取得して、研究活動を行っています。これまで特定の分野にこだわらず、幅広く学んできたことが活動の幅を広げてくれたと実感しています。

高校生へのメッセージ

経営学は主に企業を対象としますが、その学びは個人の活動にも役立てることができます。企業が理念を掲げ、目標と戦略を立てて組織作りをするように、皆さんも本学で学ぶことにより、広い視野を持って、将来の計画を立て、しっかりした基盤を身につけることができると思います。 大学はそれぞれが時間の使い方を選ぶことができる貴重な4年間です。是非、本学で様々なことにチャレンジして活動の幅を広げてほしいと思います。