2025.07.23

文化学部 文化構想学科-中世ヨーロッパの写本と羊皮紙の世界に迫るイベントを実施しました!

7月20日(日)、本学でオープンキャンパスが開催され、文化学部では2026年4月の学部リニューアルを見据え、新3学科(文化構想学科、京都文化学科、文化観光学科)のそれぞれのイベントを実施しました。

熱気あふれる会場の様子

文化構想学科のイベントでは、梶原 洋一 准教授が「歴史の中のメディア―中世写本、羊皮紙、デジタル」というタイトルのもと、まず文化構想学科が目指すデジタルヒューマニティーズを活用した人文学教育の理念が説明されたうえで、中世ヨーロッパの写本と羊皮紙の歴史、その魅力を紹介し、さらに写本研究に最新のデジタル技術が活用された事例を多数紹介しました。イベントの中ではパピルス(古代に使われた、葦の茎から作った紙)や羊皮紙、また山羊や仔牛の皮から作られた獣皮紙の貴重な実物に実際に触ってみよう、という時間も設けられ、参加者はその手触りや質感を楽しんでいました。
折からの猛暑にもかかわらず、70人以上の高校生・保護者が来場して会場は満席となり、文化構想学科が掲げる「人文学とデジタルの『むすびわざ』」に対する高い注目があらためて感じられました。

体験に使われたパピルスや獣皮紙の実物