7月9日(水)に独立行政法人 中小企業基盤整備機構(中小機構)と共催でピッチ※イベント「KYO-SAND-PITCH」を開催しました。
「KYO-SAND-PITCH」は、「京都産業大学(キョウサン)で、サンドイッチを食べながらピッチをする・聞く」というユニークなコンセプトのもと、学生と産業界の交流を促進する新しいスタイルのイベントです。
学生によるピッチと、学生時代に「株式会社和える」を創業された矢島里佳氏による講演との2部構成で行いました。
学生によるピッチ
学生によるピッチは大学生の就活に対する不安に寄り添うアプリ型サービスの企画と、大学生の偏った食生活と社会的孤立という課題に光を当てる仕送りサービス事業、2組のアイデアが発表されました。
質疑応答では、ゲストの矢島氏から学生のアイデアに対して本質的な問いかけや視点の転換を促すコメントが寄せられました。そのサービスの本質的な価値に気づき、学生自身がアイデアの根幹を見つめ直す機会となり、聴講していた学生からも鋭い質問が飛び交い、実りある対話が展開されました。


ゲスト講演:矢島里佳氏(株式会社和える)
講師の株式会社和える 代表取締役の矢島 里佳氏の講演は、冒頭に学生から寄せられた質問をすべて受け止め、それに応える形で進行されました。
講演は、学生の関心や疑問に寄り添いながら、実体験に基づいた具体的なエピソードや、ビジネスにおける価値観などが語られ、参加者にとって深い学びの時間となりました。
また、講演中も双方向の対話を絶やさない矢島氏の言葉に刺激を受けた学生からは、積極的な質問が相次ぎました。


交流タイム:垣根を超えたつながり
イベント終了後は「登壇した学生の話をもっと聞いてみたい!」という学生の声もあがり、参加者同士の意見交換が自然と始まり、感想の共有にとどまらず、今後の連携や新たな活動の可能性について語り合う場となり、学生・教職員・産業界の方々が垣根を越えてつながる貴重な時間となりました。
参加した学生からは、「産業界の方の前でピッチを行い、コメントまでいただけたことが、非常に貴重な経験となった」、「矢島様の事業やビジネスに対する考え方を伺い、今後の活動へのモチベーションが高まった」などの感想が寄せられました。

※「ピッチ」とは、アイデアやビジネスプランを他者に対して短時間で効果的に伝えるプレゼンテーションのことを指す