教員紹介河北 秀世

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河北 秀世KAWAKITA HIDEYO

理学部 宇宙物理・気象学科 教授

専門分野
天文学、惑星科学

担当科目

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プロフィール

京都大学にて情報工学を学んだ後、電機メーカーに就職。余暇で研究を始める。その後、群馬県立ぐんま天文台へ転職し、2004年に彗星氷の分光観測的研究で国際宇宙空間研究委員会COSPARよりZeldovich賞を受賞、続いて国内2学会より若手研究奨励賞を受賞する。その後、京都産業大学へ転職し、現在に至る。2010年より本学神山天文台・台長。2015年には国内50学協会から構成される日本地球惑星科学連合より、彗星科学への貢献に対して、第一回地球惑星科学振興西田賞を受賞している。

研究内容

彗星物質から探る太陽系の起源、原始惑星系円盤・原始星エンベロープから探る星間物質の化学進化、新星爆発における固体微粒子形成といった テーマを研究中。私たちの太陽系をはじめ、星・惑星系の起源について、銀河系における化学進化という観点から研究を行っている。

特別研究(ゼミ)テーマ・内容

銀河系の物質化学進化と太陽系の起源

太陽系は46億年前にガスと塵の「分子雲」から誕生。分子雲のガスや塵は、さまざまな天体から放出され熱いガスが冷え、より複雑な分子が化学反応でつくられました。特別な測定装置を神山天文台で開発して天体を観測し、諸天体の元素合成や物質放出、化学進化を明らかにしています。


特別研究とは、4年間の学びをもとに各自が研究テーマを設定し、教員の指導を受けて研究を深め、卒業研究としてまとめるもので、理学部での4年間の集大成となる重要な授業です。

受験生・在学生へのメッセージ

自分の興味にむかって一心不乱に集中する時期が人生の中にはあってよいと思います。しかし、私たちは社会の一員として生きている以上、自らの人生に絶妙なバランス感覚を要求されるのが現代です。難しい時代だとは思いませんか?はるか宇宙の謎に思いをはせながら、こうした身近な問題もみなさんと一生に考えてゆきたいと思います。

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