
小林 聡
KOBAYASHI SATOSHI
情報理工学部 情報理工学科 教授
- 学位
- 博士(理学)
- 専門分野
- 理論計算機科学、数理論理学
研究テーマ
非古典論理、特に構成的数学とその情報科学への応用
高校生に向けた研究内容の紹介
数学の証明の持つ構造や性質・意味などを研究しています。
実はコンピュータのプログラムは証明とそっくりの構造を持っているので、証明の研究がプログラムの研究に色々と応用できるのです。
例えば、誤りのないプログラムやハードウェアを開発するのに非常に役立ちます。
ゼミナール/研究室のテーマ
(1)知的活動を支援するソフトウェア (2)数理論理学とその応用
(1)学習・研究・創作などの知的活動を支援するソフトを開発します。過去には学習用論理回路シミュレータ、時間割作成支援ソフトなどをつくりました。ここ数年は音楽制作を支援するソフトを開発しています。 (2)数理論理学とそのコンピュータサイエンスへの応用についてのセミナーを行います。誤りのないプログラムを論理的に導く手法などを学びます。
ゼミ/卒業研究の紹介
かれこれ15年以上にわたって「音楽制作を支援するソフトの開発」をテーマにしています。
音楽好きの学生さんは楽しく研究してくれています。
一見私の専門の数学と無関係に見えるかと思いますが、集合の演算や数理最適化など、様々な形で数学が役に立っています。
また、大学の卒業研究としては例外的と言えるほど規模の大きいソフトを開発していますので、小規模な開発では学べないようなテクニックも学べると思います。
プロフィール
高校時代、勉強もしましたが部活や趣味にもずいぶんのめり込みました。
部活は3つかけ持ち。そのうち1つはいわゆる軽音ですが、それ以外でもバンドをやっていて合計で3つのバンドをかけ持ちしていました。パートはキーボードです。
部活は3つかけ持ち。そのうち1つはいわゆる軽音ですが、それ以外でもバンドをやっていて合計で3つのバンドをかけ持ちしていました。パートはキーボードです。
高校生へのメッセージ
ときどき「学校で習うことなんて何の役にも立たない」という人がいますが、私に言わせれば、「習ったことを役に立てようとしない人、役に立てられない人がいるだけだ」と思います。
私は数学者になりましたが、数学はもちろんのこと、数学以外のことも、習ったことはみな何かしら役に立っていると感じます。
皆さん、すぐには役に立たないように見えることでも、後できっと役に立つと信じて勉強してみて下さい。
私は数学者になりましたが、数学はもちろんのこと、数学以外のことも、習ったことはみな何かしら役に立っていると感じます。
皆さん、すぐには役に立たないように見えることでも、後できっと役に立つと信じて勉強してみて下さい。