教員紹介與儀 幸朝
研究テーマ・内容
2012年度から中学校の保健体育において武道(柔道・剣道・相撲など)が必修となりました。全国的には柔道の実施率が他の種目と比較して高い状況にあります。しかし、中学生になって初めて柔道を学習する生徒の安全性の確保や、小学生から発達段階に応じて系統的なカリキュラムを検討することが必要だと考えています。このような課題について、柔道に関連する「動き」の発生や構造を明らかにして、系統性を念頭に置いた教材開発を進めています。
子どもの体力合計点の推移は、1980年代後半から長期的な低下傾向にあります。また、体力合計点は地域(都道府県)によって高低差が存在します。一方では、同じ運動を指導してもすぐにできる子とできない子が存在します。このような課題について、体力・運動能力の「時代差」、「地域差」、「個人差」を明らかにして、その発生に影響を与える要因について多角的に研究を進めています。
子どもの体力合計点の推移は、1980年代後半から長期的な低下傾向にあります。また、体力合計点は地域(都道府県)によって高低差が存在します。一方では、同じ運動を指導してもすぐにできる子とできない子が存在します。このような課題について、体力・運動能力の「時代差」、「地域差」、「個人差」を明らかにして、その発生に影響を与える要因について多角的に研究を進めています。
担当科目
スポーツ運動学、スポーツ実習(柔道)、保健体育授業指導実習、演習
プロフィール
沖縄県出身。大学卒業後、中学校の保健体育科教員として約20年間勤務しました。琉球大学教育学部附属中学校在職中に同大学院修士課程へ進学し、その後、神戸大学大学院博士後期課程で学びました。国立大学、公立大学での勤務を経て2024年4月より現職。講道館柔道六段。現在は柔道の普及・発展と子どもの体力向上に関する活動を展開しています。
学生へのメッセージ
自分の学生時代を振り返ると、「もっと多くのことを学んでおけばよかった」と思うことが多々あります。学生の皆さん、大学で学んだ知識を行動へとつなげ、今(現在)の自分を常にアップデートさせていくことが変化の激しい時代を生き抜くためには大切だと思います。ともに学び続け、未開の大地を力強く開拓していきましょう。