教員紹介落合 恵美子
研究テーマ
家族とジェンダーに関することを中心にしながら、それらをとりまき影響を与える広い社会的文脈、たとえば仕事や経済の仕組み、福祉国家のありかた、グローバル化なども含めて、またその全体の歴史的な変化も視野に入れて研究してきました。『21世紀家族へ—家族の戦後体制の見かた・超えかた(第4版)』(有斐閣、2019年)、『親密圏と公共圏の社会学—ケアの20世紀体制を超えて』(有斐閣、2023年)などの著書があります。
今年度の担当科目
社会学入門A、社会学入門B、家族社会学、演習
プロフィール
世界中のさまざまな地域に多くの友人がいるのが自慢といえば自慢かもしれません。アジアの学生や大学教員が直接に出会い、国際ワークショップをしたり共同研究をしたりするというプログラムを長年続けてきたおかげです。ヨーロッパや北米やその他の地域からも、アジアの人たちと一緒に考えたり活動したりしたいという人たちが大勢参加してくれました。災害があればお見舞いし合い、事件が起これば意見を交換しています。
学生へのメッセージ
テレビドラマやコマーシャル、映画などを観ていると、こういうところが今の世相をうまく表現しているな、などと知らず知らず分析してしまう。Aさんといるときの自分と、Bさんといるときの自分とは、違うリアリティ(現実世界)を生きている別の自分のようだと感じる。知らない土地に出かけて、自分の知らなかったような生き方をしている人に出会うとわくわくする。戦争とは何か、グローバリズムの帰結は、など世界の行く末を考えるための指針が欲しい。…そんな人はおそらく社会学の適性があります。一緒に勉強しましょう。