研究テーマ
歴史法学を中心とする近代ドイツ法思想の歴史と哲学
高校生に向けた研究内容の紹介
近代ドイツにおける法のあり方を、哲学や歴史の視点から研究しています。近代ドイツにおける法の世界は、法を学問的な理論の「体系」として洗練させたことで、大きな歴史的発展をとげました。それは、現代の日本を含む、多くの社会システムの一つのモデルともいえるものです。このような「学問としての法」の性質を、その歴史的・哲学的基礎にまでさかのぼって考察し、現代社会システムの特徴を明らかにすることを主要な研究テーマとしています。
ゼミナール/研究室のテーマ
地域社会研究
現代における地域社会の在り方や特徴を、地域づくりの実践やフィールドワークを通じて学びます。ゼミでは学生が主体となって、活動計画をつくり、地域と交渉し、イベントの企画や成果物の作成に携わります。これまで、過疎の進む農村地域でウォークラリーの実施や地域資源を生かした地域活性化の提案などを行いました。
ゼミ/卒業研究の紹介
ゼミでは、歴史と哲学の観点から社会の在り方や社会課題について研究します。学生の自主性を重んじ、まずは各自の問題意識を深めていくことを中心に考えています。同時に、グループで共同研究を実施しながら、社会の様々な問題に関する基本的な理解を深めます。こうした活動を経験することで、社会に対する理解を深め、一人の人間として生きることの意味を自分でより深く考えることができます。一人の人間として、社会に出るための基本的な素養を幅広く学んでいただきたいと考えています。
プロフィール
神戸で生まれ育ちました。もともとの専門は法学ですが、文系理系を問わず、いろいろな分野にも興味があります。
高校生へのメッセージ
人はなぜ生きるのか。社会の一番奥底にある真理はどのようなものか。こうした問が頭から離れなくなるときが、人生にはあります。学問はこうした問に答えるための重要な営みです。大学へ来て学問にふれることは、みなさんの人生にとって必ず有意義な時間となることでしょう。