教員紹介廣瀬 勝弘

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廣瀬 勝弘HIROSE KATSUHIRO

現代社会学部 健康スポーツ社会学科 教授

学位
修士(教育学)
専門分野
体育科学教育、スポーツ社会学

研究テーマ

「体育科教育におけるボールゲームの学習内容論に関する研究」
学校における体育授業は、概ね年間105時間という限られた中で展開されています。そのため、ボールゲーム系学習では、数多くの種目を学習することが困難な現状であるために、実際の授業では、「ゴール」「ネット」「ベースボール」という「型」に分類された各内容を学習しています。しかし、「型」を学習する前提として、ボール・味方・相手・ゴールとの対応の仕方など、個人に関わる運動技術の習得も不可欠な内容であるといえます。また、ボールゲーム系学習のカリキュラム構成を考えるためには、全てのボールゲームの運動技術に共通する最大公約数的なスキル要素の内容及び指導方法の整理も不可避な内容といえます。このような課題の整理・解決を目ざし、研究を進めています。

今年度の担当科目

スポーツ実習(ラグビー)、スポーツ教育学、保健体育授業指導実習、演習

プロフィール

大阪府生まれの大分県育ち。大学卒業後、社会人・大学院を経由し、地方国立大学教員養成学部(保健体育科)において15年間勤務の後、2017年4月より、本学現代社会学部健康スポーツ社会学科に赴任しました。近年、健康の維持・管理のために、「自転車での散歩」を趣味として取り組んでいます。また、研究テーマを下敷きとして、専門種目であるラグビーの普及・育成に関する活動を展開しています。

学生へのメッセージ

「平凡な教師は言って聞かせる。よい教師は説明をする。優秀な教師はやってみせる。しかし、最高の教師は子どもの心に火をつける。」という言葉があります。最高の教師とは、実際の指導場面において様々な手法を活用し、学習者に大切な内容を「気づかせる」ことが巧みな者であるといえるでしょう。例えば、運動の指導場面において、技ができるためのコツを気づかせるためには、その前提として、教師自身が、学習者の実態を踏まえ、指導の手順(学習過程)を広げたり、縮めたりすることができる力量が必要であると考えます。大学の実技・理論の授業において、まずは、皆さん自身が多くの「気づき」を蓄積し、常に「教える側」の視点で考える習慣を持ってください。そのことが、将来的には、「学習者に気づかせ心に火をつけること」の基盤になると確信しています。

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