教員紹介村上 忠喜

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村上 忠喜MURAKAMI TADAYOSHI

文化学部 京都文化学科 教授

学位
文学修士(佛教大学)
専門分野
日本民俗学

プロフィール

1960年京都府生まれ。同志社大学文学部文化学科卒、佛教大学文学研究科博士後期満期退学。JTたばこと塩の博物館在外研究員を経、帰国後、長く京都市の文化財保護行政の現場で、民俗文化財担当として働く。もともと小説家志望。自主映画の脚本などを書くものの、大学時代にたまたま入った民俗学研究会で、先輩たちにあちらこちらの村落調査に連れていかれて民俗学の魅力に目覚める。今から思えば、旅をして、異郷の暮らしに触れ、その背景にある歴史や意味を考えることが、すごくロマンチックに感じました。いやいや今でもそう思っていますが。

研究テーマ

民俗学は、これまで農山漁村を対象にし、都市の民俗を考えることには積極的ではありませんでした。都市独自の、あるいは都市的な民俗文化とは何か、そしてそれが日本の民俗文化を考える上でどのように位置付けられるのかを問うていくことが私のテーマです。いささか大きすぎるテーマなのですが、実際には主として京都をフィールドとして、町家の住まい方や土地利用、祇園祭等の都市祭礼、また最近はパブリック・フォークロアの視点から文化財や文化遺産をめぐる問題にアプローチしています。

研究活動・教育活動

京都民俗学会理事、日本民俗学会理事、(日本民俗学会誌『日本民俗学』編集長)、京都市文化財保護審議委員、国立歴史民俗博物館共同研究「映像による民俗誌の叙述に関する総合的研究—制作とアーカイブスの実践的方法論の検討」研究代表者など。

担当科目

京都文化演習、京都文化フィールド演習、京都文化基礎演習、民俗学概論、文化政策論B、京都文化入門、京都文化論、博物館実習
<科目の詳細はシラバス検索より>

ゼミ活動テーマ

2018年度から出発の新しいゼミです。「民俗学の手法を通して京都文化を解析する」をテーマにしています。民俗学はフィールドに出ることが前提になりますが、コロナで2年間中断の憂き目にあっており、今年からは一気に盛り返そうと意気込んでいます。

学生へのメッセージ

自分らしく生きること、そしてそれが無理なく周囲の人の、ひいては人々の「幸せ」に結びついていく、そうした生き方を探し、そして学ぶことが大事なことだと思います。大学生活のなかで、是非そうした自分を見つけて欲しいと思います。それと、あたりまえのことですが、やはり体が大事です。最近は20歳代で老眼の人がいるらしい。ロコモティブシンドロームという言葉も流布しているようですが、君たちの未来は君たちの手中にありです。考えましょう、動きましょう!!

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