大西 辰彦

ONISHI TATSUHIKO
経済学部 経済学科 教授
学位
修士(経営学)
専門分野
中小企業論、京都産業論

研究テーマ

地域経済と中小企業

高校生に向けた研究内容の紹介

東京一極集中による地方創生が喫緊の課題となっています。そうしたなか、地域経済を支えているのは皆さんがよく知っている大企業ばかりではなく、独創的、革新的な技術やサービス、新たな経営モデルやユニークな企業家精神によって成長を遂げる中小企業なのです。そうした中小企業の活躍が地域経済に与える影響や千年の都・京都が生み出すグローバル・ニッチ・トップを特徴とする京都企業の発展の系譜について研究しています。

ゼミナール/研究室のテーマ

地域活性化と企業・行政

地元京都の経済・産業に注目し、地域経済の課題や政策について、学生が主体となってフィールド・ワークなどを通して研究を進めます。企業や自治体を訪問し、経営者や政策担当者を交えた現地ゼミも実施。チームワークの醸成や個々の人間力の向上を目指します。

ゼミ/卒業研究の紹介

ゼミのテーマ:「地域活性化と企業・行政」
地域活性化の取り組みについて、企業や行政の果たす役割について研究します。ゼミでは座学だけではなく、企業や自治体を訪問し、現場からの学びを重視しています。京都のハイテク企業や和菓子を作る老舗企業での学外ゼミや人口減少が進む地域の課題解決に向けたチームでの活動は、経済学の専門知識だけではなく行動力や協調性、課題発見能力を高めてくれます。また、2年生から4年生まで学年を越えたタテ交流が活発で、先輩が後輩を育てる文化もゼミの特徴です。

プロフィール

大学卒業後、京都府庁職員として地域経済活性化の仕事に携わり、その後、創業・経営支援を行う民間企業への転職を経て大学教員に。学生時代は野球やアメリカンフットボールに熱中し、スポーツを通じて感動と挫折を経験。現在は体育会アメリカンフットボール部部長として選手とともに夢を追っています。現在も研究主体である企業経営者との語らいから多くのものを学んでいます。趣味はスポーツ観戦と京都の名店めぐり。モットーは「笑顔で明るくプラス思考」。

高校生へのメッセージ

「制約条件か前提条件か」、自分が置かれている環境をどう捉えるかによって結果は大きく変わります。例えば、部活が忙しいから勉強時間が制限される。これを制約条件と捉えれば、「だから成績が上がらない」と愚痴になります。しかし、これを前提条件と捉えれば、「少ない時間でいかに密度を上げた勉強をするか」と成長に向けてのスタートがきれます。 皆さんは自分が置かれた状況を制約条件と捉えますか?前提条件と捉えますか?悩みながらもその壁を越えて一緒に学ぶ日が来ることを楽しみにしています!