
研究テーマ
地域労働市場に関する実証研究
高校生に向けた研究内容の紹介
働くことを取引する労働市場は都市圏や通勤圏といった一定の地域的なまとまりを形成しており、各地域の労働市場は人口規模や産業構造などに関して大きく異なる特徴を持ちます。このような地域間の違いが、個々人の職探しやスキル形成、さらには賃金や雇用の地域間格差にどのような影響を与えるのかについて、データを用いて実証分析を行っています。本研究により、賃金を上げるための条件や地方創生のヒントが見つかると考えています。
ゼミナール/研究室のテーマ
労働市場のデータ分析
労働市場で取引される「働くこと(労働)」をキーワードに面白いと思うテーマを見つけ、それを「データ分析」により探求します。確かなデータ分析のスキルを身につけ、説得力のある議論ができることを目指します。
ゼミ/卒業研究の紹介
ゼミでは「労働経済学」に関するテーマを「データ分析」により探求します。働くことは生活に深く関わるため、学生は興味を持つ身近なテーマを選ぶことができます。例えば、労働時間や働き方、労働者と仕事の相性、学校教育、家事や育児などが挙げられます。選んだテーマから問いを立て、それに答えるためにデータ分析を実践します。ゼミを通じて、生活や将来の仕事に関わる問題を深く考えることや、データ分析のスキルを身につけることができます。
プロフィール
愛媛県で生まれ育ち、大学生時代は神戸で過ごしました。大学生の時に取り組んだことは、震災のボランティアと国際協力の活動です。現場に足を運んで初めて見聞きすることに驚きつつ、仲間や現地の住民の方々と協力して色々な活動を行いました。当事者の声を聞き、多くの人と交流し、考えたことが今の糧になっています。趣味は観葉植物を育てることで、数年前に百均で買ってきた小さな観葉植物が、今では160センチくらいに成長しています。
高校生へのメッセージ
学生時代のボランティア活動を通じて、現場の当事者は色々な問題に直面していることを知りました。その中で人の役に立ちたいと思う気持ちを持つと同時に、問題を整理して理解するための分析も必要であると考えるようになりました。そして、人々や社会が直面する問題を深く分析してみたいと思い、研究者を志しました。何が将来を切り開くきっかけになるかわかりませんので、興味を持ったことには積極的に挑戦してみてください。