教員紹介藤井 秀昭
研究テーマ
『エネルギー経済と持続可能な発展に関する研究』
研究の対象
現実のエネルギー環境資源に関する現代経済社会システムの諸問題の解明と理論分析
研究の重点領域
経済発展、エネルギー安全保障および環境保全の相互作用を好循環に移行させるために必要な経済的手法の設計に関する研究を短期・中長期的な時間軸だけでなく、周辺、地域・地球規模の空間軸を考慮した研究
研究の基本的視座
- 2つのS(Sustainability[持続可能性]、Safety[安全性])と3つのE(Energy security[エネルギー安定供給]、Environmental protection[環境保全]、Economic development[経済発展])の「2S+3E」に基づく考え方を前提とする
- 「S(Safety[安全性])+3E」にSustainabilityの視点を加えて、世代間に跨る公平性が保たれた持続可能なエネルギー経済社会の実現のために、どのようなエネルギー政策の設計が必要かを検討する
- 「2S+3E」が言い表す基本的視座とは、経済発展、環境保全、エネルギー安定供給のバランスの追求は安全性を前提としたものであり、さらに世代間の公平を担保した持続可能性を大前提としたものでなければならないとする基本的考え方のことである
解明・理論・政策の3つのアプローチ
- 現実の世界を観察して事実を正確に知ること(解明)
- 自己完結した論理モデルを構築すること(理論)
- 現実世界における問題解決のために複数の方法を見出して設計すること(政策)
研究課題のキーワード
- エネルギー経済
- エネルギー政策
- エネルギー安全保障
- エネルギー市場システム
- エネルギー産業
- 脱炭素社会移行プロセス
- 再生可能エネルギー利用の経済分析
- カーボンニュートラル
担当科目
エネルギー資源論A・B、演習、O/OCF-PBL1(キャリア)など
ゼミテーマ
『エネルギー経済と持続可能な発展』
プロフィール
三菱銀行(日本橋支店、経済調査部)、日本総合研究所(調査部、日本経済研究センター出向等)、日本エネルギー経済研究所(第3研究室等)、三菱総合研究所(地球環境研究本部等)を経て、2009年よりエネルギー資源論を担当。脱炭素とエネルギー政策の研究に取り組む一方で、大学の専門教育及びキャリア教育を通して、GX人材・サステナ人材の養成に取り組んでいます。
学生へのメッセージ
現代社会は情報過多です。油断していると、生成AIや各種の情報媒体を通じて、膨大な情報量のなかで溺れてしまいそうです。学生の皆さんには、大学での学びと学生生活によって、人生を豊かにするために、教養を修得し、良き友をたくさん見つけて欲しいと思います。最初から完全で完璧な人はいません。人生においては、誰においても、飛躍できるチャンスが、必ず複数回、訪れるものです。そのチャンスを逃さないように、確実に掴んでください。幸運をお祈りします。