
藤井 秀昭
FUJII HIDEAKI
経済学部 経済学科 教授
- 学位
- 博士(エネルギー科学)(京都大学)
- 専門分野
- エネルギー経済学、環境経済学
研究テーマ
エネルギー経済と持続可能な発展
高校生に向けた研究内容の紹介
脱炭素政策とエネルギー政策の研究に取り組む一方で、専門教育及びキャリア教育を通して、GX人材・サステナ人材の養成に取り組んでいます。エネルギー経済の研究では、安全性を前提とし、経済発展、環境保全、エネルギーの安定供給のバランスを追求して、現在世代の利益だけでなく、子供や孫の将来世代の利益のことも考えて、世代間衡平を考慮した持続可能性(サステナビリティ)の観点から、エネルギー政策と気候変動政策がいかに設計されるべきかをテーマとしています。
ゼミナール/研究室のテーマ
エネルギー経済と持続可能な発展
経済学の基礎理論を活用して、国内外のエネルギー産業(電力、石油、ガス、石炭、商社など)の動向分析やエネルギー市場システム/ 需給分析などをはじめ、国内外のエネルギー環境資源に関係する現代経済社会システムの諸問題の解明と理論分析を展開します。
ゼミ/卒業研究の紹介
藤井ゼミでは、2022年に京都中央信用金庫と「SDGs・ESG・脱炭素の取り組みと地域金融」に関する意見交換を行う機会を頂戴したのを契機に、23年に京都信用金庫と「気候変動対策における地域金融機関の役割と課題」について、24年に京都フィナンシャルグループと「金融機関の気候変動への対応におけるCFPの導入実態と活用の課題」について意見交換をする機会を頂戴しました。このように、藤井ゼミでは地域の脱炭素取組みの推進に関する政策を学んでいます。ゼミの卒業生は、プライム市場上場企業・中堅中小企業・地方自治体・教育機関などで活躍しています。
プロフィール
愛知県で生まれ(三河人)18年、東京都・埼玉県・神奈川県で30年暮らし、京都市に転居して16年になります。大学卒業後は三菱銀行、日本総合研究所、日本エネルギー経済研究所、三菱総合研究所に勤務しました。大学卒業後の最初の5年間はバンカーでしたが、その後はずっと研究職でエネルギー経済学と環境経済学に関連する分野で研究を続けています。2023年1月から、毎日休まずにブログを書き続けています。孫にも恵まれ、私はもうすっかり老爺ですが、文筆を生き甲斐とし、日々を過ごしています。
高校生へのメッセージ
現代社会は情報で溢れかえっています。油断していると、生成AIや各種の情報媒体からの膨大な情報量のなかで溺れてしまいそうです。学生の皆さんには、大学での学びと学生生活のなかで、人生を豊かにするために、教養を修得し、良き友をたくさん見つけて欲しいと思います。最初から完全で完璧な人はいません。人生のなかで、誰においても、飛躍できるチャンスが必ず複数回、訪れるものです。そのチャンスを逃さないように、確実につかんでください。ご幸運をお祈りします。