教員紹介在間 敬子

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在間 敬子ZAIMA KEIKO

経営学部 教授

学位
博士(経済学)(京都大学)、博士(工学)(東京工業大学)
専門分野
環境経営論、環境経済学、社会シミュレーション、環境情報システム

研究テーマ

現在の主な研究テーマは「経営課題解決と環境経営を両立させるオープン・イノベーションのデザイン」です。環境経営を推進することは社会の重要課題の1つですが、特に中小企業では事業や人材等の経営課題に直面しています。私の現在の研究は、中小企業が経営課題解決と同時に環境経営を促進しうる支援策をデザインすることを目的にしています。研究方法は文理融合型で、中小企業の社長、大企業、関連機関へのインタビューやアンケートに加えて、調査をベースに人工社会モデルを設計しコンピュータ・シミュレーションもしています。
最近は、「IoT (Internet of Things)時代の環境経済情報システム設計」というテーマの研究も始めています。東工大や静岡大の研究者とともに、企業や社会における環境配慮のマネジメントを実践するための新たなツールの開発を目指しています。

担当科目

環境マネジメント論、マネジメント特講(環境政策)、
マネジメント特講(環境人材とパートナーシップ)、マネジメント特講(環境人材ゼミナール)

プロフィール

読書好きです。好きな3大ジャンルは社会・経済、推理小説、ファッションです。話題になった映画・ドラマ・アニメの原作もよく読みます。大学生になる皆さんへ、平野啓一郎『私とは何か—「個人」から「分人」へ』や、サッカー選手の長谷部 誠『心を整える。勝利をたぐり寄せるための56の習慣』はいかがでしょう。
アニメも好きです。特に好きな3大作品は「輪るピングドラム」「魔法少女まどか☆マギカ」「蒼穹のファフナー」です。

学生へのメッセージ

自分を鍛え磨くのは自分しかいません。自分で自分を鍛え磨かない限り、自分自身に能力が備わることはありません。大学の授業は、特に興味がなければ難しいのは当たり前ですが、つい友達とのおしゃべり時間にしてしまう人もいるようです。最初は関心のない話題でも、メモを取りテキストを読み、教員に質問しながら理解を深めていく、そのプロセスこそが能力の向上につながります。
ゼミでは少人数で専門書の輪読や調査、発表などを行いますが、「やらされ感」でしぶしぶ取り組み、与えられた内容すらおぼつかない人もいます。自分から関心を持って積極的に参加しなければ、能力を向上させることはできません。
みなさんにとって大学は、アルバイト先に身分を保証する「ハコ」なのでしょうか。4年はあっという間に過ぎます。どのように大学を使い切り、どのように能力を向上させますか。ぼぉ~っと過ごさず、そのことを意識して有意義な大学生活を送ってください。

ゼミの紹介

エネルギーや気候変動の問題など、世の中には解決しなければならない環境問題がたくさんあります。21世紀の企業は、環境の「汚染源」ではなく、問題解決の「推進力」となることが求められています。環境ビジネスの市場も拡大し、環境経営を経営戦略の中核として位置づける企業も増加しています。私のゼミでは、「環境経営と環境ビジネス」をテーマとして、基本事項を学び、最新情報を集めて、企業活動の可能性を考えます。

出身大学および出身学部

大阪大学 理学部

出身大学院

京都大学大学院 経済学研究科

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