先輩の時間割

先端生命科学科

探究心のままに行動し、
気付けば世界が広がっていた。

先端生命科学科 3年次 奥田 結香さん

私たちは無意識に呼吸し、心臓は勝手に動く。体にバグが発生して病気にかかる時もある。こうした人間の生命現象や病気の仕組みを知りたくて、先端生命科学科を選びました。
私が薬理学に興味を持ったのは、2年次に履修した「病気とくすり入門」という授業がきっかけでした。薬はどうやって効くのだろう。ふとした疑問から履修を決め、発病のメカニズムや薬の作用について学びました。これを機に薬への探究心が強まり、3年次からは薬に関する科目の履修を増やしました。最も面白いと感じたのは、新薬の開発プロセスを学ぶ「創薬医療学」です。何万もの候補から物質を選定して試験を重ね、失敗したら一からやり直し。開発研究の地道さ、製品として世に出るまでの長い道のりに受けた衝撃は今も忘れられません。
受け身だと置いていかれるのが大学。逆に言えば、主体的に行動するほど世界が広がっていく環境でもあります。学科の先輩や先生方は、研究者や人として尊敬する方ばかり。「同じ目線で研究を語れるようになりたい!」という気持ちが原動力となり、分からなかったことが分かる喜びに夢中になるうちに、より行動的に、失敗を恐れなくなっていきました。ちょっとした好奇心から受けた授業、先生方の研究姿勢や考え方に触れる中で、追究したい学びが見つかり、内面的にも大きく成長できる。それが先端生命科学科の魅力です。
 

主コース:生命医科学コース
副コース:実験動物技術者養成コース

奥田さんの1週間の時間割(2年次の時間割例)

曜日
1時限 中級英語(コミュニケーション)Ⅲ   生命倫理 分子生物学 代謝生物化学
2時限 先端生命科学演習4     解剖生理学 生物統計学
3時限 生物学実験 解剖生理学実習 中級英語(TOEIC)Ⅲ    
4時限 生物学実験 解剖生理学実習      
5時限 生物学実験 解剖生理学実習     病気とくすり入門
  •  =実験、実習、演習科目
  •  =講義科目(生命科学)
※掲載内容は取材当時のものです。

夢に手が届く、
贅沢な環境。

先端生命科学科 2年次 小西 鈴音さん

先端生命科学科の魅力は、とにかく実験に没頭できること。今は週2回、1日5時間近く解剖や実習をしています。
ただし高校の頃と違って「かなりの確率で失敗する」実験です。そこから試行錯誤をするうちに、生命科学の基礎を身に付ける。想像よりも泥臭い学びかもしれません。
でも、私が目指す「医療研究」の世界にも、この学科なら手が届く。1人1台使える顕微鏡や、少人数体制で質問がしやすいなど、学びたい人には、とても贅沢な環境です。

主コース:生命医科学コース
副コース:実験動物技術者養成コース
食品衛生管理者養成

小西さんの1週間の時間割(2年次の時間割例)

曜日
1時限 植物生理学 必修英語   微生物学  
2時限 細胞生物学 先端生命科学英語1 多発生生物学   生命医科学1
3時限 先端生命科学演習5   先端医工学 先端生命科学実習1 先端生命科学実習1
4時限 必修英語     先端生命科学実習1 先端生命科学実習1
5時限       先端生命科学実習1 先端生命科学実習1
  •  =実験、実習、演習科目
  •  =講義科目(生命科学)
※掲載内容は取材当時のものです。

産業生命科学科

学びの原動力は
「知りたい」という純粋な欲求。

産業生命科学科 3年次 中谷 妃那さん

子どもの時は祖母が住む田舎へ遊びに行くことが大好きで、大自然の中で過ごすのが楽しくて仕方ありませんでした。豊かな自然と触れ合ううちに「森林や山はどうやってできているのだろう」と疑問を持つようになり、大学では森林科学や山の生態学を研究しようと決めました。
2年次に履修した「里山生態学」は、入学前から気になっていた授業の1つ。里山の仕組みや生態系について学びました。里山にある水や木などの資源、動植物の営み、美しい景観は、元からそこにあるのではなく、人の手が加わることでバランスが保たれ、成り立っているものです。管理されず放置された山は荒廃し、生態系の変化や土砂崩れが起きて、最終的には私たちの暮らしにも影響を与えかねません。人間の手入れによって、里山は生命を育むシステムとして安定的に機能するのだと知り、里山保全の重要性、自然に対して人間が関与する意義を深く理解できました。里山と人との間に「持ちつ持たれつ」の関係性を見出せたのは、この授業を受けて初めて得られた発見でした。
卒業後は、大学院への進学を希望しています。一般企業への就職も考えましたが、自分の興味を追究するのに4年では足りないという結論に至りました。講義や実験の中で積み重ねた知識と、この秋から分属される研究室での経験をベースに、よりいっそう里山への探究を深めていきたいです。
 

主コース:環境と社会コース

中谷さんの1週間の時間割(2年次の時間割例)

曜日
1時限     生命倫理 分子生物学 代謝生物化学
2時限 産業生命科学演習3   上級英語(TOEIC)Ⅲ 上級英語(ディスカッション)Ⅰ  
3時限 サイエンスコミュニケーション 生物学実験     地域環境論
4時限 里山生態学 生物学実験   農業生物学 農学概論
5時限   生物学実験      
  •  =実験、実習、演習科目
  •  =講義科目(生命科学)
  •  =講義科目(社会科学)
※掲載内容は取材当時のものです。
 
 

視野の広さが、
学びの広さに。

産業生命科学科 3年次 辻 啓汰さん

研究成果を、医療・環境・食品などさまざまな産業に生かすことが産業生命科学科の学びの核です。
そのため、生物学や化学はもちろん、経済学や社会学など「視野を広く」学ぶことができます。
こうした学びの幅の大切さを実感したのはインターンシップで参加した環境調査のとき。
植物の種類から堤防植生の工夫まで、現場では想像以上の知識が必要とされることに驚きました。この学科では“視野の広さ”がそのまま研究の糧になるのです。

主コース:食と農コース

辻さんの1週間の時間割(2年次の時間割例)

曜日
1時限 簿記入門     日本経済論入門 必修英語
2時限 細胞生物学 経営学の世界 発生生物学 必修英語 環境経済学
3時限 化学実験 産業生命科学英語1   バイオイノベーション  
4時限 化学実験 生命科学PBL1     日常生活と生命科学
5時限 化学実験        
  •  =実験、実習、演習科目
  •  =講義科目(生命科学)
  •  =講義科目(社会科学)
※掲載内容は取材当時のものです。
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