受入学校の募集(2025(令和7)年度の募集は終了しました)

「学校インターンシップ」実習生受け入れのお願い

ご承知のとおり、中教審答申「これからの学校教育を担う教員の資質能力の向上について~学び合い、高め合う教員育成コミュニティの構築に向けて~」(2015(平成27)年12月)において、「学校インターンシップ」は「教職課程の学生に、学校現場において教育活動や校務、部活動などに関する支援や補助業務など学校における諸活動を体験させることで、既存の教育実習と相まって、理論と実践の往還による実践的指導力の基礎の育成に有効」と述べられています。
上記答申をふまえ、京都産業大学では、大学で学ぶ理論と学校現場での実践をむすび、教員に必要な資質と昨今の学校現場で求められる実践的指導力をうみだすため、2018(平成30)年度より「学校インターンシップ」を開設しました。

学校インターンシップの目的

小学校、中学校、高等学校における日常的な教育活動や課外活動等を大学で学んだ理論とむすぶことで、自己の教員としての適性を見極め、教職に就く者としての自覚を持ち、昨今の教員に必要とされる実践的指導力の基礎をうみだします。また、具体的には、以下4点のねらいを設定しています。

1.理想の教師像を持つ

「学校インターンシップ」に参加し、先生方が仕事をされる姿を見て、学生は理想の教師像を持つようになることが先行研究で示されています。また、理想の教師像を持つことができるようになると、次はそれを実現することが目標になります。理想の教師像に近づくためにはどのような努力が必要なのかを考え、これまでの大学での学びとむすびます。

2.大学で学んだ理論と実践をむすびつけ、教える者になる

大学で修得する理論と学校現場での実践をむすびつけます。「学校インターンシップ」を通じて、教えられる者として自身に染み込んだ原体験から脱却し、教える者として必要な視点、知識、技能をうみだします。

3.人と関わることに自信を持つ

教職に関心を持ち教職課程を履修したものの、人との関わりに自信を持てず、教職に就くことを迷っている学生もいます。このような学生が「学校インターンシップ」に参加し、学校で子どもや教師と関わる経験を通して自信を持つことができるよう支援します。

4.夢を夢で終わらせないための努力をする

「学校インターンシップ」に参加すると教員採用試験に合格したいという動機が高まり、よく勉強するようになり、その結果、試験に合格する傾向が強くなるという先行研究があります。免許状取得のための教育実習だけではなく、「学校インターンシップ」に参加して、学校での実践的な学びを増やし、学生が希望する自治体で教師になるという夢の実現につなげます。

受け入れをお願いする学生

本学において教職課程を履修する2~4年次生(大学院生は含みません)。
※本学で取得可能な免許は、各学部のページをご覧ください。

受け入れについて

実習期間に関しては、受入学校にて個別に日程を設定していただきます。本学は「学校インターンシップ」を「大学が独自に設定する科目」(2・3・4年次)に位置づけて単位を認定するため、以下に記載のとおり時期の制約に対するご配慮をお願いいたします。

①実習期間 2025(令和7)年8月20日(水)~ 2025(令和7)年12月26日(金)
②実習時間 総計48時間以上
③学年暦 以下期間(特に夏期休業期間)も実習生と調整のうえ実施いただけます

春学期試験等対応期間 7月19日(土)~8月8日(金)
夏期休業期間 8月9日(土)~9月28日(日)
秋学期授業開始 9月29日(月)

実習パターン(例)

パターン 実習時期・設定
①短期型 大学の夏期休業期間中などの休暇中
例)1日6時間×8日
②長期型 大学の講義期間中の毎週特定の曜日
例)毎週水曜日の1日6時間×8週間
③短期と長期の組合せ型 ①と②を組み合わせた期間設定

実習内容

実習内容に関しては、受入学校にて個別に設定していただきます。昨今の教員に必要とされる実践的指導力の基礎を修得するため、授業補助、運動会などの学校行事運営の補助、クラブ・部活動、図書館運営など、様々な内容を組み合わせていただくよう、ご配慮をお願いいたします。

費用

実習中の労働への対価は必要ありません。交通費についても学生本人が負担いたします。

守秘

実習中に知り得た学校及び関連機関等の機密事項と在学生の個人情報の取り扱いについては、実習生から守秘義務に関する「誓約書」を提出させ、大学で取り纏めのうえ送付いたします。

「覚書」の締結

本学での選考・面接を終え、受入学校へ派遣する実習生が決定しましたら、受入学校と本学で「学校インターンシップ」実習生派遣に関する「覚書」を取り交わします。

事故補償

実習中の事故等の補償については、大学の責任により実習生を「学研災付帯賠償責任保険」に加入させ、これを適用いたします。

事前・事後指導

本学は、「学校インターンシップ」の開始前に事前指導を行います。事前指導では、現職教員を講師に招き、個人情報の取り扱いや守秘義務、心得やマナー、教員の業務などを学びます。実習中には巡回指導を行います。また、終了後には事後指導を行い、担当教員及び履修者全員で貴重な学校現場での経験を共有し、自身の取り組みを省察する時間を設けます。

実習中の学生への指導

教育実習と異なり、「学校インターンシップ」では、学生の評価をお願いすることはありません。本学の「学校インターンシップ」では、学生に「業務日報」を持たせ、1日ごとに実習内容等を記録させます。学生は1日の実習終了時に記録した「業務日報」を提出しますので、ご担当の先生に日々署名をいただきます。また、最終日には「実習報告書」を作成します。こちらにはご担当の先生からコメント・署名をいただきます。

学校インターンシップカレンダー

令和7年度
月日 関係主体 イベント
3月 本学     受入学校募集開始
  教委
学校
  受け入れのご検討
   
4月15日     「受入申込票」提出期限(郵送またはメール添付、FAX)
5月 本学   学生 「学校インターンシップ」への申し込み、選考
6月7日 本学   学生 事前指導
6月13日 本学     受入学校宛に実習内定者に関する書類を発送
6月~7月 本学 学校 学生 受入学校と実習内定者の面談、覚書の締結
8月20日   学校 学生 令和7年度「学校インターンシップ」開始
12月26日   学校 学生 令和7年度「学校インターンシップ」終了
1月 本学 (学校) 学生 成果発表・報告会

※上記日程は変更となる場合があります。

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