先輩の時間割

時間割は未来に向けた
「計画表」

法律学科 1年次 下川 遼さん

「今だからできること」を探す

小学生のころから憧れている、警察官を目指して学んでいます。
警察官採用試験の教養試験では必ず「法律分野」が選択可能で、それだけでも法学部の授業は試験対策になります。刑法や犯罪心理学、被害者学といった科目はもちろん、警察官などへの志望者が集まる社会安全コースなど、私にとっては未来に直結する学びが充実しているのが魅力です。

しかしこうした法律の専門的な科目は1年次ではまだ受講できません。ただ警察官採用試験には、武道や語学に関わる資格を持っていると、クラスに応じて加点がされる「資格加点」があるのです。

英検、中国語、そして柔道

そこで私も今からできることはやっておきたいと、「英検2級」「中国語検定3級」「柔道初段」の取得を目指し、必修の英語のほか、「中国語エキスパート」、「スポーツ科学実習(柔道の科学)」を履修しています。
そういう意味で自分の時間割は、将来への計画表のようなもの。眺めていればやる気が出るし、授業も面白く受講できる。「将来像をイメージする」ことは、学生生活をより有意義にすることにもつながるかもしれません。

下川さんの1週間の時間割(春学期)

曜日 集中
1時限         プレップセミナー  
2時限 民法概論 憲法概論 哲学の世界   初級英語(TOEIC)Ⅰ 初級英語(コミュニケーション)Ⅰ  法律学入門 
3時限 スポーツ科学実習Ⅰ(柔道の科学) 自己発見と大学生活    中国語エキスパートⅠ 中国語エキスパートⅠ  
4時限 中国語エキスパートⅠ 中国語エキスパートⅠ   刑法概論    
5時限            
集中            

※掲載内容は取材当時のものです。


「公務員試験」に
最適化した時間割

法律学科 2年次 藤田 茉優さん

学びが本格化する2年次だから

自分が生まれ育った町や地元のために働きたい。
今は県庁や市役所、町役場などに勤務する地方公務員を目指して勉強しています。特に専門的な学びが本格化する2年次では、出題率や難度が高く、合否の分かれ目にもなりやすい民法を中心に時間割を組むようにしました。

大まかな全体像が分かる民法Aと民法Bは1年次に履修していたため、現在はより具体的な内容を扱う民法Cと民法Dを。授業の中で先生が公務員の試験問題を取り上げて解説してくれるので、公務員試験の対策としてもすごく実践的でためになります。

コースの学びで出題分野をカバー

また、2年次から始まるコースの学びでは「法律総合コース」をチョイス。公務員試験向けの科目が充実していて、行政法や社会政策などの出題分野はコースの専門科目(地方自治法や公共政策概論)でカバーできている印象です。

民法や行政法など公務員試験にかかわらず、科目を学んでいると法律は実際に使いこなしてこそ価値がある「実学」であることがよく分かります。トラブルを未然に防いだり、今そこにある課題を解決したり。定められたルールに従って社会の安全を支えていく。公務員として働くために、法律の学びが必要な理由もきっとそんなところにあるのではないか。それに気づくと、試験対策の勉強にもいっそう力が入ります。

藤田さんの1週間の時間割(春学期)

曜日
1時限 労働法Ⅰ 中級英語(コミュニケーション)Ⅲ  社会保障政策 公共政策概論  
2時限 地方自治法        
3時限 民法D(親族・相続)   中級英語(TOEIC)Ⅲ   法社会学A
4時限   2年次演習A     社会保障法Ⅰ
5時限 民法C(債権総論・担保物権)  国際政治学Ⅰ   会社法Ⅰ(会社の組織とガバナンス)   

※掲載内容は取材当時のものです。


学びを積めば、
違う景色も見えてくる

法律学科 3年次 加藤 弦さん

将来のイメージに学びを重ねる

法学部のカリキュラムは、らせん階段のようにつながっています。1年次では法律学入門や民法概論など全体像をつかむ学び、基礎固めが中心です。2年次以降はより専門に特化した学びに突入。警察官・消防官などの専門職なのか、国家公務員・地方公務員、あるいは民間企業でもどのような業界を目指すのか。将来のイメージが定まっているほうが効率的な勉強ができる印象です。

そういう意味では、高校生の頃から航空業界を目指していた自分は、必修科目で法律の基礎知識を学びながら、共通教育科目で「アジア史入門」などを受講しました。当時はそれほど意識していませんでしたが、ここで学んだ中国の近現代史の知識は、2年次以降の専門的な授業「国際法」や「国際政治学」でも生かされていると思います。

「海外に関わるもの」などと方向性さえ定まっていれば、キチンと理詰めで時間割を作らなくても、興味のままに授業を選んでも思わぬ収穫につながる気がします。

密度の高い学びがもたらすものは

ちなみに法学部は、海外に関わる学びがかなり充実しています。特に自分は「法学英書講読(法のトピック)」という授業が印象的でした。ネイティブの先生がすべて英語で授業し、アメリカの法体系などを学んでいきます。ハードではありますが、その分、語学力と法律の両方が底上げされる、密度の高い学びです。

3年次になった今では航空業界だけでなく、商社やメーカーなど、さらに幅広い分野にも挑戦してみたいと考えるようになりました。それは1年次から積み上げてきた英語や法律の知識があればこそ見えてきた選択肢でもあります。

 

加藤さんの1週間の時間割(春学期)

曜日
1時限     社会保障政策 エコツーリズム論  
2時限 地方自治未来論 3年次演習A(国際人道法の諸問題) 社会安全政策Ⅰ(総論)    
3時限   国際法Ⅱ(国家管轄権) 特別英語(ニュース英語Ⅰ) 決済法  
4時限   法哲学A 特別英語(地域スタディーズ・ヨーロッパ)    
5時限   国際政治学Ⅰ   国際私法Ⅰ   

※掲載内容は取材当時のものです。

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