内定者インタビュー

先輩たちに聞く!大学4年間の成長ストーリー

東海旅客鉄道株式会社

法律を通して見えてきた、
「人の暮らしを支える」ということ。

「人々の生活を支える仕事に就きたい」。就職活動において、私の最も大きな軸となった思いです。

そんな風に考えるようになったのは「被害者学・被害者政策研究」という授業がきっかけでした。この授業では被害者側にスポットを当て、法的に被害者を支援する必要性などを学ぶのが目的です。時には、被害に遭われた当事者から直接話を聞く機会もありました。何に傷付き苦しんでいるのか、どのように事件との折り合いをつけていくのか。メディアが取り上げない被害者の現状を知り、同時に、これまでにはない視点で法律を見つめ直すことができました。

法律を通して世の中を見ると、社会を構成するあらゆる人たちの存在に気付きます。一つの事件にも加害者・被害者だけでなく、遺族、警察、弁護士、検察官など立場が異なるそれぞれの人の思いが複雑に絡み合います。法律を学ぶということは、社会に存在するさまざまな人の立場に立って考え、その人たちを支える手段を知るということなのかもしれません。

内定先は東海旅客鉄道株式会社。東京・名古屋・大阪の三大都市を結ぶ、国内交通の中心的存在ともいえる会社です。人を安全に運ぶ交通の仕事は、法学部で学んだ「人の暮らしを支える」ことに通じると感じています。支えるなら、なるべく多くの人を——。次の目標は新幹線の運転士になることです。

法学部 法律学科 4年次
池澤 欣也さん
※掲載内容は取材当時のものです。

厚生労働省労働基準監督官(任官予定)〈国家公務〉

「目標を声に出す」それだけで夢が近づきます。

高校時代に見たドラマのモデルになった労働基準監督官に憧れ、法学部への進学を決めました。

2年次から所属したのは念願だった「社会保障法と労務法」をテーマとするゼミ。ディスカッションやフィールドワークなど実践的な学びが面白かったのはもちろんですが、特に印象的だったのは、ゼミの先生の紹介で社会保険労務士の仕事に密着する「人事・労務インターンシップ」に参加できたことです。

労働基準監督官は、いわゆる行政の立場から企業の労働時間是正や改善の指導を行う職業ですが、民間の立場から企業側に労務のアドバイスを行うのが社会保険労務士という仕事。立場は違いますが、互いに関わりの深い職業です。そんな社会保険労務士の仕事を間近で見たことで、これまで以上に将来像をはっきりと描けるようになりました。

また法学部は、国家公務員の試験で必須となる分野のサポートも手厚く、大学で学ぶ法律の授業がそのまま受験勉強につながる感覚もあって意欲的に取組むことができました。周囲にも公務員志望者は多く。互いに刺激し合える環境だったと思います。

大学に進むとき目標がなくてもいいと思います。法学部の多彩なカリキュラムは将来の夢を見つけやすい利点もあると感じます。ただ、もし目標を見つけたら、ぜひそれを声に出してみてください。先生からカリキュラムまで法学部のあらゆるリソースが、学生一人一人をバックアップしてくれます。

法学部 法律学科 4年次
根岸 由季さん
※掲載内容は取材当時のものです。

伊藤忠プラスチックス株式会社

法律から学んだ論理的思考力は、
一生の武器になりました。

京都産業大学でトップになる。1年次の私はそんな気持ちでした。民法や刑法の授業では、教室の一番前の席に座って集中し、授業の後は先生に質問。少しでも多くの知識を吸収しようと、とにかく必死で。この頃の頑張りが後々すごく自分の助けになりました。

特に印象に残っているのが、2年次からのゼミ。学生が法律の授業を行うという実践的なものでしたが、テーマを伝えるためにスライドを作ったりワークショップの内容を考えたり。法律は人によって解釈も違い、どういう形で伝えるべきかという意見もさまざま。「論理的に分かりやすく」という点に注力しながら、1年次の基礎知識をゼミの実践形式で身に付けていく。この過程で、思考力にも話す力にも自信が持てるようになりました。

法律はロジカルで、場合分けや順序立てて考えるプロセスが重要——。こうした考え方は海外でコミュニケーションをとるとき、とりわけ交渉などビジネスを進める上で、大きなアドバンテージにもなります。3年次のカナダへの留学をきっかけに、世界を相手にビジネスをする企業に憧れ、日本製の優れた製品を世界に届ける商社に興味が湧きました。卒業後はその一員として、世界中の人と向き合うことになりますが、言葉は違っても不安はありません。4年間で得た論理的思考や伝える力が、きっと私を支えてくれます。

法学部 法律学科4年次
北澤 美加子さん
※掲載内容は取材当時のものです。

株式会社ワコール

法律ときちんと向き合えば、
未来の自分を支える頼もしい味方になる。

法律は味方に付けたら強い。今の私が抱いている、法律に対するイメージです。入学前、法学部では六法全書を片手に法律を端から丸暗記するだけだと思っていました。でも授業で憲法から民法、刑法と体系的に学んでいくうちに、数学の公式と同じように一定のルールさえ把握すれば、どんな事柄にも応用できる面白さに気付いたんです。例えば、この事件なら刑法の何条に当てはまるから、この罪に問われるといった具合に。法律は公務員や弁護士に限らず、一般企業を目指す人にも役に立つ。スキルとしての実利的な面だけでなく、法律やルールの捉え方も参考になります。

特に印象に残っているのは、社会安全に関する刑事政策のゼミで、体罰をテーマに取り上げたこと。日本は体罰に対する判断基準や処分があいまいですが、アメリカでは州ごとにルールが決まっています。体罰がたびたび社会問題になるのは、基準が明確でないことも原因の1つ。僕自身サッカー部に所属していることもあり、指導者とプレーヤーがお互いにフェアな立場で関わっていく上で、基準を定めるルールがいかに重要かを実感しました。人が集まればルールが要る。大切なのは、その枠組みの中でどう動くかです。ビジネスでいえば販売や経営戦略といった面でも、法律は生きるはず。この4年間で獲得した法律という武器が、これから先の自分を助けてくれると信じています。

法学部 法律学科4年次
出原 怜さん
※掲載内容は取材当時のものです。


大阪ガス株式会社

ゼミで培ったディベートの技術は
就職活動の強力な武器になりました。

就職活動を始めた当初は「こういう仕事をしたい」という希望よりも「大きな世界で仕事がしてみたい」という思いを持っていました。でもいろいろな企業を訪問するうちに、大きな仕事を成し遂げるためには“長く働けること”が条件なんじゃないかと思うようになったんです。今回内定をいただいた大阪ガスを初めて訪問したときに、雰囲気の良さがとても印象的でした。人事の方や若手社員の方とお話しする機会をいただいたのですが、本当に丁寧に接してくださって、何度か伺っているうちに私の顔も覚えてもらえて、一人一人を大切にしている会社なんだな、と感じました。そういう面を重視して企業を選ぶのも一つの方法ではないでしょうか。

大学での学びの中で就職活動に最も役立ったのは、政治学ゼミで徹底的に学んだディベートの技術だと思います。自分の考えを人に伝えることはものすごく難しいですし、議論がかみ合わないこともあります。ゼミでは「学校給食廃止の是非」や「進路選択のあり方」などのテーマでディベートを繰り返したのですが、そこでは相手の話を聞いて即座に自分の考えをまとめ、どのように返すかがポイントになります。ゼミの中で培ったディベートの手法は、就活での面接やグループワークでも役に立ちました。相手の話をしっかり聞いて、きちんと返すという“コミュニケーションの礎”を身に付けられたことは、私にとって大きな収穫だったと思っています。

法学部 法政策学科4年次
坂口 碧さん
※掲載内容は取材当時のものです。



国家公務員一般職(法務局)

生活に密着する民法の知識を生かし
見えないところで誰かを支えたい。

両親がともに公務員をしていたせいか、小学校4年生の頃から漠然と“自分も公務員になるんだろうな”と考えていました。大学進学のときに法学部を選択したのも、やはり公務員試験が視野にあったためです。大体の国家公務員の試験は法律系だけでなく、経済系の知識も必要ですが、1 年次の頃からその辺りの授業も履修していたので、特に苦労しませんでした。早い時期から進路を決めていたことで、法学部での大学生活そのものが公務員試験対策になっていたように思います。大学での公務員講座も取っていたので、週に3〜4回は大教室で勉強していて、今思うとこのキャンパスの大教室が学生生活の中心でした。

進路に法務局を選んだのは、登記や戸籍、国籍、人権などを扱う組織なので、法律の中でも自分の得意なジャンルである民法を生かせると考えたからです。民法は相続や損害賠償、各種の契約といった日常生活に密着した法律で、その身近な部分が好きなんですね。見えないところでみんなの生活を支えている感じがして。自分の性格的に“途中でやめる”ということが好きではないので、一つのことを長く続けるのが得意なのだと思います。法務局は目立たないけれど社会を支える職場なので、自分に向いているんじゃないか……。学生生活を通して自分に適した職業を見つけられたような気がしています。

法学部 法政策学科4年次
宮本 天喜さん
※掲載内容は取材当時のものです。

京都市役所

実践的な政策学の学びで
身につけた能力を
行政の現場で発揮したい

地元である京都市の政策に強い関心があったため、法政策学科に進学し、フィールド・リサーチなどを通して実践的な政策学を学びました。その結果、希望していた京都市役所からの内定を獲得することができました。班長を担当していた刑法のゼミでは、実際にあったさまざまな事例について研究。一人ひとり異なる意見を尊重しながらグループをまとめることを意識する中で、論理的思考力、交渉力やリーダーシップを身につけることができたと思っています。

法学部 法政策学科4年次
細川 航さん

※掲載内容は取材当時のものです。

積水ハウス株式会社

ゼミの討論で培った
コミュニケ—ション能力を
就職活動で発揮できた

就職活動の力になったのはゼミで培ったコミュニケーション能力です。政治に関する話題をテーマ別に本気の討論を繰り返すことで自分の意思をスムーズに言語化できるようになり、面接の場でもその力を発揮できました。大学の資格講座で宅地建物取引士の資格を取得したこともアピール材料になったと思います。内定先企業では培ったコミュニケーション能力を活かし、住宅購入という一生に一度の夢を信頼して託してもらえる営業職を目指します。

法学部 法律学科4年次
中小路 拓巳さん
 
※掲載内容は取材当時のものです。

ANAエアポートサービス株式会社

学んだ法律の知識を
海外の玄関口で
活用していきたい

憧れだったエアライン系企業からの内定を獲得し、卒業後はグランドスタッフとして羽田空港に勤務します。3年次にはカナダへの長期留学を経験し、ゼミでは「法と文化・アメリカ法・国際取引法」をテーマに、州ごとに異なるアメリカの法、日米の法の違いなどを学びました。大学で身につけた学びの成果を、2020年の東京オリンピックに向けて今後増加していくであろう訪日外国人のお客様への接客など、さまざまな場面で活かしたいと思います。

法学部 法政策学科4年次
衛藤 亜里紗さん

 

※掲載内容は取材当時のものです。
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