グローカル人材資格制度(GPMプログラム)

「グローカルプロジェクトマネジャー(GPM)」資格取得

GPM(グローカルプロジェクトマネジャー)は、経済界・企業が求める人材、特に京都やその近隣企業の将来の幹部候補になりうる「グローバルな視点で物事を考える能力を兼ね備えつつ、地域経済・社会(ローカル)の持続的な発展に情熱を注ぐ」人材に求められる能力を具体化した職能資格です。NPO法人グローカル人材開発センターが資格発行機関となり、(一財)地域公共人材開発機構(COLPU)が認証機関となります。

なお、GPM取得のため必須となる基本6科目は、『初級地域公共政策士(グローカル人材プログラム)』を兼ねます。したがって、GPM取得者は、初級地域公共政策士についても資格を申請することができます。

本資格制度の理念と目的

本資格制度は、地域社会を大切にしながらグローバルな視野でビジネスを実践できる、「グローカル人材」を育成するものです。このグローカル人材の育成という目標は、京都の経済界、大学界、府市において共有されています。資格GPMを発行するNPO法人グローカル人材開発センターも、京都経済界と大学界の協働事業として設立された組織です。

グローバル化が進む今日の企業社会は、広く世界に開かれた視野をもち、かつ主体的で実践的にものごとを進めていける人材を必要としています。GPMの取得は、大学において企業連携プロジェクトを含む、厳しく実践的な学びを修めたことを、企業や社会に証明する手段となります。

どの企業も、どこかの地域に本社や拠点を持ち、人を雇用し、地域社会の一員として活動しています。この意味で企業もまた、地域公共を支える重要なアクターと言えます。本資格制度は、企業の公共的価値や社会的意義を科目やプロジェクトの中で理解してもらうことも大きな目的としています。

教育目標

GPMは、企業活動のもつ社会的意義を理解し、プロジェクトを遂行する資質を有していることを証明する資格です。別の言い方をすれば、企業活動を理解するとともに、チームの一員として、主体的に他者とコミュニケーションを交わし、課題を発見し、具体的な解決に導いていく、その素質を備えていることの客観的な証明となります。

本資格制度のカリキュラムは、企業人とワークショップを行う科目や、企業連携プロジェクトを実践する科目を取り入れ、こうした力を体系的に養うことができるように設計されています。とくに、広くグローバルな視点でものごとを考えた上で、多様な主体の意見を集約しながらチームとしてプロジェクトを進めることが出来る能力を身につけてもらうことを目標としています。

GPM取得で身につく力と就職へのステップ

GPMを取得することで、以下の能力が身につきます。具体的には、①課題解決力・突破力(企業等の課題に対してフィールドワーク・プレゼンによる提案を行う)、②ビジネスマインド・公共マインド(グローバルなビジネス観と地域社会・経済の発展に寄与する公共観を兼ね備える)、③グループワーク力・自立性(グループワークによる協調性とリーダーシップを養う)の3つです。

またGPMは、職場等におけるプロジェクトを遂行するうえで、グループリーダーとして、またはチームの一員として主体的に取り組み、課題の発見・解決に導いていくための必要な素養を身につけていることの客観的証明となり、就職活動においても自信を持ってアピールすることができます。なお、GPM取得者は、NPO法人グローカル人材開発センターに登録し、就職活動にあたって同センターの提供する企業との採用マッチングサービスを利用することができます。

GPMの取得と履修条件

【GPMの取得方法】

グローカル人材基本科目の中から12ポイント、PBL科目(「グローカル人材PBL」)で2ポイント、合計14ポイントを取得すれば資格申請ができます。各科目とも1ポイント=1単位が原則ですが、ポイント取得には70点以上の評点を必要とします。

なお、GPMについてはグローカル人材開発センター、初級地域公共政策士については地域公共人材開発機構に申請して取得してください。(本ページ末尾の「関連リンク」参照)

【GPM取得のための履修条件】

①グローカル人材基本科目とは…

当該資格に必要な要素を含み、大学独自の特色ある複数の科目群で体系的に構成されています。
内容要素(4種類)として「公共マインド」・「ビジネスマインド」・「グローバルマインド」・「専門知識」、方法要素(2種類)として「双方向(アクティブラーニング)」・「企業連携」からなります。選択した科目を総合したときに、6つの要素がすべて含まれていなければなりません。但し「双方向(アクティブラーニング)」の要素に関しては、「現場性」科目のいずれか一科目を「必修」とします。

②グローカル人材PBLとは…

グローカル人材基本科目で学んできたことを活かし、学習者複数名で構成されるグループで課題解決に取り組む実践的な科目です。プログラム登録者で①の中から3科目以上をすでに履修かつ70点以上の成績評価を受けている学生のうち、面接や成績評価等により選抜された学生が受講生となります。
※履修上の注意
  • 「グローカル人材PBL」について、上記の履修条件を満たさなくとも担当教員に許可された場合は履修することができます(ただしGPM取得はできません)。
  • 他学部の開講科目については、所属学部の履修規程(履修要項)で卒業要件への参入可否を確認してください

GPM構成科目一覧(平成27年度以降の履修に限る)

①グローカル人材基本科目[初級地域公共政策士(グローカル人材プログラム)]一覧

  • 科目1、14、15のうちから1科目選択必修
  • プログラムの構成科目、担当教員、配当年次、ポイント数は追加・変更されることがあります。
    但し、追加・変更は実施された年度から適用されますので、注意をしてください。
  • 各科目の開講期(春学期・秋学期)、曜日・時限については履修要項別冊ガイドおよび時間割表で確認してください。

* 2018年度から、「インターンシップ6(地域コーオプ)」は「プレップ・インターンシップ」に科目名変更
* 2019年度から「会社法Ⅰ」は「会社法Ⅰ(会社組織とガバナンス)」、「企業法Ⅱ」は「会社法Ⅱ(会社の設立とファイナンス)」、「雇用関係法」は「労働法Ⅰ」に科目名変更
* 2022年度から「国際金融概論Ⅰ・Ⅱ」は「国際金融論Ⅰ・Ⅱ」に科目名変更
* 2023年度から「インターンシップ5」は「キャリア実習(自己開発型)」に科目名変更
* 2023年度から「アントレプレナーシップ演習A」を追加
* 2023年度に「プレップ・インターンシップ」を削除

②グローカル人材PBL科目

科目名 配当年次
グローカル人材PBL 3

資格取得フローチャート

関連リンク

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