先輩のコースの学び

法律学科 法律総合コース

先輩の学び

「選択肢が多彩」な幅広い学び

公務員の道も、企業への就職も

憲法から民法まで、法律学科のなかで最も幅広く学べるのが法律総合コースです。1年次末のタイミングではまだぼんやりとした将来像しか描けていなかった私は、公務員や一般企業への就職も見据えてこのコースを選択しました。

ただ幅広く学べるといっても「あれこれ手を広げすぎると『大学でこれを学んだ』と胸を張れなくなるのでは」という不安もあります。そこで自分なりにテーマを絞ろうと、1年次に学んで興味が湧いた「民法」に軸足を置くことにしました。

答えのない課題に答えを出す

民法は、いわば「人の暮らしを支えるルール」。たとえば自分が詐欺や盗難などのトラブルに巻き込まれたときの解決策を考える際に役立ちます。ビジネスから買い物まで、生活に密着した決まり事なので、法学部の学びのなかでも特に「いつか役立つ」分野です。誰かの人生に自分を重ね合わせながら、想像して答えのない課題や争いに何かしらの答えを出す。そんな毎日の学びがとても面白く新鮮です。

今では大学だけで終わらせるのがもったいないと思うようになり、何年後かには行政書士の資格取得に挑戦できるよう、就職活動をしながら勉強を始めたところです。資格を取得できれば、企業に勤めながら副業や独立も考えられる。幅広い学びだからこそ、自分の将来像を自由に思い描けるコースだと思います。

法律学科 3年次
久保 優奈さん

※掲載内容は取材当時のものです。

法律学科 社会安全コース

先輩の学び

「警察・消防のリアル」を学ぶ

警察官を目指す学生ならここへ

子供のころから警察官に憧れていました。なかでも法学部の社会安全コースは「警察官を目指すなら」といわれているカリキュラムが組まれています。京都産業大学に入学したころから、2年次からはこのコースで学ぼうと決めていました。

コースでの主な科目は犯罪心理学や被害者学、警察行政法など、まさに警察業務に関わるようなものばかり。メインとなる学びは警察官が日々の職務で扱う法律(刑法)が中心ですが、個人的に印象的だったのは「警察学概論」という講義。現代の警察がどのような歴史をたどって成立したものなのか、どのような社会的役割を担っているのかなど、「そもそも警察とは何か?」という根源的な問いをさまざまな角度から考察しました。

プロが教えるぜいたくな環境

さらにこのコースを選択する学生の多くは警察官・消防官志望者です。先生も警察大学校の学長だった方や、警察の研究をされているプロフェッショナルが中心。学生同士でも警察官採用試験の情報を共有できますし、授業では現役の方の話を聞く機会も。警察官を目指す学生にとってはかなりぜいたくな環境ではないでしょうか。

警察官は社会安全の担い手として必要不可欠な存在です。同時にその職務は広く法律の知識や論理的思考、状況判断が求められるシビアなものです。だからこそこのコースで実際の仕事に関わる刑法の知識や、リアルな現場の思考に触れられることは大きなアドバンテージではないかと感じています。

 

法律学科 2年次
横田 智也さん

※掲載内容は取材当時のものです。

法律学科 政治・国際コース

先輩の学び

「国家間の大きなパズル」を解く

国境の最前線で国を守りたい

国の安全を守る国家公務員になりたい——。中学生のころ、スポーツ研修でドイツに行く機会があり、そのときに見た空港や税関で働く人たちの姿が印象的でした。一見穏やかに見えて、実際には国境の最前線で体を張って安全を守っている。そんな仕事に憧れて法学部に入り、2年次から政治・国際コースを選びました。

このコースの主軸となるのは国と国とのルールを学ぶ「国際法」や、歴史的な視点から各国の振る舞いを論じる「国際政治学」など。国内法と比べてより大きな枠組みで展開する法律について学びを深めていきます。

外国人技能実習制度の問題点を考察

たとえば「外国人と法」という授業では、日本にやってきたアジアの技能実習生を例に、労働者と雇用主の間でどのようなトラブルが起きるのか、どのようにすればフェアな関係が成り立つのかといった問題を考察しています。もともと法律にはパズルのピースを当てはめていくような複雑さがありますが、それに国家間の取り決めが入るため、もう一回り複雑になるイメージです。

卒業後は、長年の念願かなって国家公務員試験に合格し、4月からは入国審査官として働くことが決まりました。出入国の管理から、日本の在留資格や難民資格の審査まで幅広い業務が待っていますが、このコースで身に付けた広い視野と法律の知識を生かして、日本人・外国人の暮らしやすい社会の仕組みづくりをサポートしていけたらと思っています。

法律学科 4年次
高橋 宏樹さん

※掲載内容は取材当時のものです。

法政策学科 地域公共コース

先輩の学び

公務員の基礎から心得まで

公務員にとって大切なものとは?

地域公共コースは公務員を目指す人にとって最適なコースの1つです。最初は周囲からの勧めもあってなんとなく視野に入れた「公務員」という選択肢。どんな仕事なのかもイメージできていませんでしたが、このコースで学ぶうちにそれが具体的になり、自然と興味が湧いてくるようになりました。

例えば「地方自治論」という講義では、市長や地方自治体の職員をゲストスピーカーとして招いて行政の実態について話を聞く機会が多々あります。なかでも印象に残ったのは、地域住民の意見を柔軟に取り入れようとするある市長の姿。「すべては住民のために」マニュアルどおりに政策を作るのではなく、地域の人たちにとって何が最善かを常に考える。公務員の仕事に対するイメージがガラリと変わった瞬間でした。

地域の人に寄り添う公務員に

政策は社会の問題を解決するためのものです。そこには住民の理解や協力が不可欠で、まずは誰にでも伝わる分かりやすさや納得してもらえる材料を探すことが大切になってきます。1年次のころから授業の一環として自分たちで政策を考える機会もありましたが、「住民の視点で社会を見渡す」という軸ができたことで1つの政策を多角的に見る力と柔軟な発想力が身に付いたように感じます。

今は街のPRや町おこしイベントの企画立案といった地域活性化に興味があります。将来は地元の市役所に就職して、地方行政を支える一員になれたら。地域の人たちとつながる大切さを教えてくれたこのコースでの学びがきっと生かせると思っています。

法政策学科 3年次
藤岡 万琴さん

※掲載内容は取材当時のものです。

PAGE TOP