先輩の学び

コースの組み合わせ

脳科学コース + メディア処理技術コース
+ データサイエンスコース

3コースの学びを統合して
目標達成にアプローチ

五感に訴えるデジタルコンテンツを作る

メディア処理技術コースを選んだのはVR(仮想現実)を駆使したデジタルコンテンツを見ることが好きで、自分自身でも作ってみたいという思いがあったからです。もともと香水など香りの良いものに興味があり、人間の五感のひとつである嗅覚に訴えかける「香り」を取り入れて、これまでにない人間が心地よいと感じる空間を作ることに取り組みたいと考えています。
脳科学コースで学んでいる脳の情報処理は、人が香りをどのように認知し、判断するのかを考えるために役立つと感じています。また、データサイエンスコースでは現在、データの分類についても学んでいます。例えば、がん検診のデータを悪性腫瘍と良性腫瘍にわける分類法などに取り組んでおり、将来的には人工知能に分類を行わせるといった発展も考えられます。こうした分類のためのプログラミング作成を行いながら、分類そのものについての考え方もしっかりと理解でき、膨大なデータを分析・分類するためには、やはりデータサイエンスの知識と技術が欠かせないと感じています。今はまだ、所属する研究室は決定していませんが、大学卒業後は大学院に進学して自身の研究をさらに深めたいと考えています。
 

情報理工学部 情報理工学科 3年次
山野 瑞月さん

※掲載内容は取材当時のものです。

コースの組み合わせ

デジタルファブリケーションコース + メディア処理技術コース
+ データサイエンスコース

VRに必要な幅広い分野の理論を
実践的に学ぶ

技術だけでなく理論まで深く学び、VRを極める

高校生の時にイベントで体験したVRに衝撃を受け、VR(仮想現実)のゲーム制作に挑戦しました。そして大学でもVRを極めるための勉強がしたいと考えるようになり、この学部を選びました。
コースの組み合わせも、VRに生かせる領域を考えて選択。VRのコンテンツ制作には映像や音声の知識・技術が不可欠です。そのため、立体音響や画像処理、AR(拡張現実)などについて実践的に学修できるメディア処理技術コースを選びました。私が重要だと感じていることは、技術だけでなく理論を深く学べる点。それこそが大学と専門学校の違いだと感じます。
VRの完成度を高めるにはデータ解析も欠かせません。そこで、データサイエンスコースで統計学や人工知能、ビッグデータ解析技術などについても勉強しました。
さらに、VRではデバイスも非常に大切な要素です。例えば、ものに触れた感覚を再現する触覚フィードバックをつくるには3Dプリンタなどの技術が重要になるからです。デジタルファブリケーションコースでは、実際に3Dプリンタやレーザーカッター、ミリングマシンなどを用いてさまざまなモノづくりを体験。チームでの制作や、ユーザビリティも考慮したデザインの考案といった経験を通じて大きく成長できたと感じます。各コースでの学びを生かしてInterverse Virtual Reality Challenge (IVRC)というVRの大会にも挑戦し、2回審査を通過できました。
現在はダンゴムシなどの節足動物の運動解析の研究を行っています。虫の動作を三次元データで取得することで、VRやアニメーションでのリアルな虫の動きの再現や、多脚ロボットへの応用に役立てたいと考えています。
 

情報理工学部 情報理工学科 4年次
荒木 稜雅さん

※掲載内容は取材当時のものです。

コースの組み合わせ

脳科学コース + メディア処理技術コース
+ データサイエンスコース

幅広い領域に関わるVRをあらゆる角度から研究

3つのコースでVRの研究に没頭

アニメやゲームの世界に入ってみたい。私がVR(仮想現実)に興味を持ったのはそんなささいな好奇心からでした。
コース選択の際も、VRに関わる領域を重視。VRを学ぶ上で欠かせないのは、まず人間の持つ「感覚」について知ることです。例えば「視覚」と一言に言っても、見える世界は人によって違う。脳科学コースではそういった生体の情報処理に関する研究ができ、まさに私が知りたかった学びが展開されています。また、コンテンツを作るためにはCGや音声技術などメディアの仕組みについて幅広く学べるメディア処理技術コースの知識も必要。さらに、データサイエンスコースでは統計学やAIに触れ、デバイスの評価を数値化する取り組みも行っています。
コース選択は自分がやりたいことを思い描いて、必要なピースを探していくイメージ。コースを増やせば自ずと手を伸ばせる領域も広がっていきます。例えば、刀剣を握ったり相手に触れたりできるリアルな「触感」をVRの中で実現できないか。今はそんな夢のようなアイデアを思い描きながら、それを叶える技術を身に付けているところです。

情報理工学部 情報理工学科 4年次
西本 和貴さん

※掲載内容は取材当時のものです。

コースの組み合わせ

 情報システムコース + 情報セキュリティコース

「好き」が学びの原動力
毎日がワクワクの連続です

大好きなゲームを守るために。

小さな頃からゲームが大好き。自分の手でゲームやアプリをつくってみたいという単純明快な動機で学んでいます。情報システムコースと情報セキュリティコースを組み合わせたのは、コース選択の頃に、ちょうど一番好きなゲームが乗っ取られたというニュースが流れたから。「ゲームのシステムをつくるだけでなく、セキュリティの面からゲームをサポートすることができるのかも」と気付き、ゲームを守りたいという思いが芽生えたことがきっかけでした。
システムにしろセキュリティにしろ、まだその世界の入り口に立ったばかりなので、学びの本当の面白さはこれから知ることになるのだと思います。ただそれなのに、授業が楽しくて毎日ワクワクしています。1年次の春学期と秋学期の終わりには「自分の好きなものをつくってみよう」という課題があり、シンプルなゲームでしたが一からつくることができてとてもうれしかったです。
「好き」という感情をベースに、学びを広げるができる。これはとても幸せなことなのだと感じています。

情報理工学部 情報理工学科 2年次
越仲 真子さん

※掲載内容は取材当時のものです。

コースの組み合わせ

デジタルファブリケーションコース + 情報システムコース + メディア処理技術コース

ものづくりの基礎と応用を
バランスよく修得

幅広く「ものづくり」を究めたい。

「日常で使うちょっと便利なものを作りたい」。高校生の頃から「ものづくり」に憧れ、3Dプリンターを1年次から使えることに魅力を感じて選んだ学部です。コース選択で一番に選んだのも3Dプリンターでものづくりができるデジタルファブリケーションコースでした。
でも3Dプリンターを使うなら、設計図をつくるために情報技術の知識が必要。音声や画像といったメディアと組み合わせればさらに高度なものに手が届く……。デジタルファブリケーションコースを軸に、情報システムコースとメディア処理技術コースを組み合わせることで、ものづくりのバリエーションが広がるのではと考えました。
結局、情報理工学部の学びはひとつなぎ。より思いどおりにものを作るためには基礎だけでなく幅広い知識と技術が必要です。私は3つのコースで情報理工学の全体を見渡しながら、ものづくりを究めていこうと思います。

情報理工学部 情報理工学科 2年次
宇佐美 愛里沙さん

※掲載内容は取材当時のものです。

コースの組み合わせ

データサイエンスコース

スポーツ選手の育成方法や
チームの戦略を分析

さまざまなデータを解析できれば、アスリートのサポートも夢じゃない。

「失敗してもいい、やりたいことをやろう」。1年次の冬に参加した海外サイエンスキャンプの講演で聞いたその言葉が、僕の心を動かしました。
帰国後、自分が好きだったスポーツに関わる学びを求めて、元々選んでいた2つのコースから「データサイエンスコース」へ変更。学びの基礎であるデータ解析を応用すれば、スポーツ選手の育成方法やチームの戦略を導くことも可能になります。それはもう考えただけでワクワクして。
コースではAIの人工知能やディープラーニングなど、いわゆるビッグデータを解析するノウハウや、技術を学びます。今後はビジネスやスポーツなど色々なジャンルに応用もできるし、好きなことを突き詰める高揚感もある。
入学当初は将来の目標もなく、この学部で何を学べばいいのか迷った時期もありましたが、10のコースが用意されていることで、自分が学びたい道筋を見つけることができました。途中でコースを変更することも可能なので、興味のあるものはとりあえず覗いてみるのも一つの手です。
僕の場合は、あえてコースを一つに絞ったことで、この分野の奥深さが実感でき、「データサイエンティスト」という職業があることも知りました。将来の夢がようやく具体的になってきた気がします。

情報理工学部 情報理工学科 2年次
須山 瑠万さん

※掲載内容は取材当時のものです。

コースの組み合わせ

脳科学コース+メディア処理技術コース

人間+機械の発信・受信の仕組み

「情報技術」と「芸術」をむすび、今までにない表現を見つけたい。

中学生の時、地元の山に映し出された巨大なプロジェクションマッピングに心を奪われました。
情報技術と芸術をむすびつけ、今までにない表現を見つけたい。情報理工学部への進学を決めたのはそんな思いがあったからです。
私が選択した2つのコースは、メディアの発信(=メディア処理技術)と、人間の受け取り方(=脳科学)を探るもの。
例えば両コースに共通する科目「ヒューマンインタフェース」という授業は、スマホや自動販売機などの最適な画面表示や操作誘導の事例を学んでいます。
「0と1のマシン語で動く機械と、人間の感情はどこまで近づけるのか」。卒業までにその答えとなる研究に取り組みたいと思います。
最先端といわれる今の情報技術は、昔開発された技術が発展してきたものです。常に新しい技術にアンテナを張りながらも、「情報とは何か」という基礎をしっかり学んでおく。
そうすれば、新しい技術が登場したときもきちんと理解することができるはずです。1年次はそのための準備期間だったのだと、今振り返ると思います。

情報理工学部 情報理工学科 1年次
執行 亜美さん

※掲載内容は取材当時のものです。

コースの組み合わせ

データサイエンス コース+メディア処理技術コース

デジタル+アナログの情報提案技術

学ぶほどに感じられる、人と情報をつなぐ無限の可能性。

「カッコいい」「かわいい」という感覚は人によって違います。そんな人が物に対して持つ感情や印象を解析し、数値化して、デザインや商品に反映するのが感性工学です。アナログな人間の感じ方を、ITで明らかにすることに何より面白さを感じ、探究してみたいと思いました。
今はデータサイエンスとメディア処理技術のコースで学んでいます。データサイエンスコースは数理的知識が中心。機械学習やビッグデータ解析技術の基礎を学ぶコースです。メディア処理技術コースは、音声や画像データの処理といった基礎技術から、VRやARの応用技術を学ぶコースです。スポーツやエンターテイメントなど、その技術は身近な分野でも注目されています。
私が興味を持っているのは、人にフォーカスした研究です。感性工学もメディア処理技術も、情報技術をどんな形で提供するか、いわば人と情報をつなぐ役割を持つ研究だと思うんです。データを分析して、人にとって心地いいものや楽しいものを提案する。そこに魅力を感じています。
例えば、私が中学生の頃に憧れたブライダルプランナー。IT技術を活用すれば、式を挙げる2人の好みに沿った、より最適なプランを提案することも可能になるのでは、と考えています。一見、情報技術とは無関係に思える分野でも、実はさまざまな技術が応用できる。デジタルとアナログが結び付く先には、今までにない面白い未来が広がっている気がします。

情報理工学部 情報理工学科 2年次
佐藤 麗奈さん

※掲載内容は取材当時のものです。

コースの組み合わせ

データサイエンスコース+脳科学コース
+メディア処理技術コース

計測+生体情報+メディア活用の道筋

「生体情報」をキャッチし、ゲームや医療に生かしたい。

高校の頃にゲームやVR(仮想現実)の世界に憧れて。情報理工学部では3つのコースを組み合わせて学んでいます。特に3年次から取り組んでいるのは「筋電」といって、人の筋肉が動くときに発生する電流を計測し、その生体情報を応用する技術です。例えば、自分の指を動かすとゲーム内のキャラクターはどんな動きをするか? といった研究をしてきました。
さらに筋電だけにとどまらず、今後は背骨の神経活動を読み取る技術も修得したいと考えています。この研究が進めば、下半身が動かなくなってしまった人でも再び足を動かせるようになるかもしれない。ゲームの世界だけでなく、医療の現場でも生かすことが可能になります。
3つのコースを選んだのは、メインで学びたい脳科学コースをより深く掘り下げるためです。メディア処理技術コースは、音や電波の波形を周波数などに変換する知識を学べます。筋電だと電位が高い人しか波形のデータが取れませんが、そこに存在する周期性を探ることで周波数の推測ができるようになります。一方で、データサイエンスコースは、膨大なデータを集めて分析する力を身に付けるため。筋電による生体情報から得られるものはわずかな情報に限られますが、多くの波形データを参考にすることで補うことができます。
「今までにない分野」は「今ある分野」を組み合わせて生み出す。これがコースを組み合わせる学びの真骨頂ではないでしょうか。

情報理工学部 情報理工学科 3年次
福岡 凜さん

※掲載内容は取材当時のものです。

コースの組み合わせ

データサイエンスコース+組込みシステムココース
メディア処理技術コース

自動運転技術におけるシステム構築の基礎

情報技術で実現したい夢が全てかなえられる環境がここにある。

子どもの頃から興味があった自動車の世界。
今はその憧れの世界へ、一歩ずつ近づいている手応えを学びの中で感じているところです。
入学してすぐ履修する「情報理工学概論」では、学部の学びの体系である10コースそれぞれの特徴や、組み合わせの例も紹介してくれます。例えば「自動運転技術のシステム」であれば、メディア処理技術コースとデータサイエンスコースを組み合わせた学びの先にある——とか。自分にぴったりとハマる学びを見つけた瞬間に、勉強が格段に楽しくなりました。
2年次の今は「機械学習入門」など多くの分野に活用できるAI技術の基礎知識を学んでいます。
メディア処理技術に関しては、3年次から科目を履修する予定。人とIT技術の橋渡しとなるインタフェースのデザインを学んでいきます。そもそも車の自動運転技術とは、自動車という鉄の塊を人間が手を触れずに動かしていくこと。それがなんだか魔法みたいで、ロマンを感じています。「高度に発達した科学は、魔法と見分けがつかない」といいますが、自分もいつかこの手で魔法をつくれたらなと思っています。
コースを組み合わせて学びを深めれば、たぶん人が想像できることなら何でもできる。メディア処理技術もデータサイエンスも、掛け合わせれば革命的な技術に化ける可能性を秘めています。入学当初に抱いた期待以上のワクワクした学びが今、目の前に広がっています。

情報理工学部 情報理工学科 2年次
坂本 唯斗さん

※掲載内容は取材当時のものです。

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