先輩の学び

国境を越えて/カナダ編

先輩の学び

善しあしではなく、まず認める ——。
カナダで出会った景色が、自分の原点に。

1年次に海外フィールド・リサーチで訪れたのは、カナダのグローバル都市・カルガリー。ホームステイ先は音楽好きのエチオピア人の家庭で、学校や研修先でも多人種・多民族の人々が生き生きと学び、働く姿に驚きました。
「文化が混じり合う世界って、本当にあるんだ」
この景色が忘れられず、帰国後の2年次からは、「共生コース」を選択。学びを深める中で特に印象的だったのは「評価せず承認する」ことの重要性です。文化の違う者同士が共生するために必要なのは、他国の文化を優劣で評価するのではなく、まずは認めて受け入れることが大切だということ。
例えば、僕はエチオピアの料理は日本人の口には合わないと感じたけれど、エチオピアでは昔から親しまれている味なのだから、その料理自体を否定するのはおかしいですよね。小さなことですが、そういった承認の積み重ねが、いつか人種差別やジェンダー問題の解決にもつながるのだと思います。
善しあしではなく、まず認める。そういえばカナダで出会った人たちも——、そんなふうにあの景色は、いつまでも自分の原点として、これからもあり続けるのだと思います。
 

国際関係学部 国際関係学科 2年次
金子 匠海さん

※掲載内容は取材当時のものです。

国境を越えて/ベトナム編

先輩の学び

視野を広く遠くへ。
世界の課題を解くカギは、同じ世界のどこかにある。

1年次の冬、海外フィールド・リサーチで訪れたベトナムで出会ったのは、底抜けに優しい人たちでした。現地で私たちをサポートしてくれたバディの学生たちは、放課後に毎日のようにベトナムの街へ連れ出してくれたし、街中では日本語で気さくに話しかけてくれる人もたくさんいて。
「こんな人たちばかりの国があるんだ」と感激する一方、日本で見聞きしたベトナムの技能実習生の過酷な労働環境の問題を思い出し、どこか後ろめたくも感じていました。
帰国後、そんな課題に向き合いたくて、同じ社会主義の背景を持つハンガリーへの留学準備を始めました。
国際関係学を学ぶということは、知らない街を歩くことに似ています。最初は地図を持たず気ままに興味のある道を進んでいると、そこでとある問題に遭遇します。さらに違う道を進むと、また別の問題が転がっている。引き返して分岐点から他の道を選んでみると、実は同じ場所につながっていた…ということも。
自分の足で歩きながら、世界中に転がっているさまざまな課題や解決方法を探している感覚です。貧困や環境など、今、世界で起きている問題は、必ず同時多発的に起きている。視線は常に国境を越えて。問題解決の鍵は必ず見つかると信じています。
 

国際関係学部 国際関係学科 2年次
加藤 綾華さん

※掲載内容は取材当時のものです。

国境を越えて/マレーシア編

先輩の学び

マレーシアで見つけた
対立を乗り越えるヒント。

1年次の終わりに、マレーシア北部のケダ州に3週間滞在しました。マレーシアといえばマレー系を中心に、中華系、インド系から成る多民族共生社会。その中で固有の文化がどのように形成されているのかを調査しました。高校時代から途上国の開発・貧困問題に関心があり、大学でも意欲的に学んでいましたが、実際に海外で得た学びはさらにリアルで、意外なものでした。
途上国では社会問題の根底に言語や宗教など異なる文化の軋轢がありますが、マレーシアではそうした対立を乗り越える1つの答えを得ることができました。現地の学生たちに話を聞くと、民族が違っても互いの料理を褒め合ったり、イスラーム教の断食明けのパーティーにみんなで参加したり。相手の文化をリスペクトし、「一緒に楽しむ」という関係性が醸成されていたのです。社会問題は暗いテーマと捉えがちですが、その解決策は想像より明るく前向きなものでした。
帰国後、新たに立てた目標は、もっと海外に出て現地の人の話を聞くこと。SNSを活用して海外の友人とのつながりを強くすること。世界に飛び出すことで学びはより深まると確信できたことこそが、「海外フィールド・リサーチ」の最大の収穫だったと思います。

国際関係学部 国際関係学科 1年次
渡辺 美琴さん

※掲載内容は取材当時のものです。

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