先輩の学び(健康スポーツ社会学科)

先輩の学び

スポーツを社会学の側面から追究し
興味のある分野へと道が開けた。

小学生の頃からとにかく体を動かすことが好きだった私が、健康スポーツ社会学科を選んだのは必然でした。
この学科では基礎科目として複数のスポーツ実習科目を選択することができます。1年次では実習系の科目に力を入れ、卓球やハンドボールなどのさまざまな競技を実践的に学びました。
また社会学の基礎として、近現代のさまざまな社会現象やものの見方について学びました。何より新鮮だったのは、高校時代にはなかったディスカッション形式の授業です。さまざまな考え方に触れて知見が深まると同時に、コミュニケーション能力も身に付いたと実感しています。
2年次では1年次の学びからさらに発展し、社会学の観点からスポーツや健康を考察する授業が増えました。私たちが暮らす社会とスポーツの繋がりや、生活習慣病などの現代社会と切り離せない多様な健康問題について考え、学問として追究しました。
そのような学びのなかで、私が関心を持ったのが動作解析です。スポーツ活動による怪我は事故だけでなく、「間違った体の動作」の繰り返しによって生じる場合があります。正しい動作を指導によって徹底すれば、怪我を防ぐことができます。そのために役立つのが三次元動作解析装置です。運動時のあらゆる動作を三次元的に解析し、全身の中でその部位がどのように動いているかなどを分析することができ、運動能力の向上にもつながります。
こういった最先端の設備が充実しているのもこの学科の魅力です。
興味ある分野を見つけられたのは、学べる領域が広いこの学科だからこそ。さらに知識の幅を広げるべく、授業はもちろん国内外の論文からも吸収する毎日です。

健康スポーツ社会学科 3年次
川下 容佳さん

※掲載内容は取材当時のものです。

先輩の学び

「スポーツが好き」だからこそ。

小学生のころから競技チアダンスに取り組んできました。練習に没頭する中で、次第に関心を持つようになったのが「ケガの予防」や「ストレッチのコツ」といった身体のケアや仕組みのこと。スポーツに関わる栄養学や解剖学などを幅広く学びたくて、今の学科・コースへの進学を決めました。

とはいえ、スポーツに関わる専門的な授業は2年次から。1年次は「課題を発見し解決してく」という社会学の基礎を徹底的に学びます。そのほかにも、教職やスポーツ指導者を目指す人には不可欠な「組織やチームのまとめ方」や「目標設定のノウハウ」など、次世代型リーダーの育成に特化した科目に触れられたのは大きな収穫でした。

2年次からは「スポーツ科学」「機能解剖学」といった専門的な科目が受けられる一方で、スポーツと社会を俯瞰するような科目も視野を広げてくれます。たとえば健康と社会のつながりを学ぶ「健康社会学」という講義では、「スポーツができる社会とは、どういうものか」という問いかけが印象的でした。歴史を振り返ると、スポーツに没頭できる社会が生まれたのは近代以降。私のように長くスポーツを続けられる環境がどれだけ恵まれているか、自身の競技人生を振り返るきっかけになりました。

こうした学びを経ていくと、将来像も自然と広がります。プロ選手だけでなく、教育関係、指導者やトレーナー、メーカーなどの企業、医療関係、自治体、マネジメント会社などさまざまな選択肢が見えてくる。この学科・コースには、スポーツが好きの人や、没頭していたからこそ響く学びがあり、広がる選択肢があると感じます。

「広く浅く、狭く深く」。そんなこの学科・コースの学びは、特にこれまで競技に没頭していた学生にとって得るものが多いと思います。

健康スポーツ社会学科 2年次
河瀬 穂乃加さん

※掲載内容は取材当時のものです。

先輩の学び

スポーツの可能性を広げたい。

高校までスポーツに没頭してきた自分にとって、この学科の学びは驚きの連続でした。
スポーツ実習の授業では日本記録の保持者や最先端の運動科学を究める先生の指導があり、ほんの少しのアドバイスで苦手だった器械運動ができるようになったり、記録がぐんと伸びたりします。
また入り口は確かにスポーツでも、生活習慣やメンタルケアなど人間の生活全般や、人間自体を科学するような学びや、栄養科学や運動生理学などでは数式を使って論理的に情報を整理したりと。まさにサイエンスの世界に飛び込んだ気持ちです。
一方で、社会学の授業では、高齢者の健康を守るためにスポーツを取り入れたイベントや政策。自治体の取り組みを学んだり、地域が抱える課題を解決するための施策を議論したりします。
入学した当初の夢は体育教師やトレーナーでしたが、スポーツの役割や可能性をより深く知るにつれて、今は自治体の施策に関わる公務員やスポーツビジネスの世界も視野に入れて学んでいます。
今まで自分が取り組んできたスポーツの経験が実感を伴って好奇心を刺激し、それが社会の中でどんな価値を持つか、役立てるかを示す学びもある。まさに「社会学×スポーツ科学」の学びに触れて、今は「将来やってみたいこと」がどんどん増えている感覚です。

健康スポーツ社会学科 2年次 
森友 春樹さん

※掲載内容は取材当時のものです。

先輩の学び

スポーツってこんなに幅広い!
広い学びで見えた社会とのつながり。

大好きなスポーツを仕事にしたい。そんな思いで、この学科を選びました。 とはいえ、最初からスポーツばかり学ぶのではなく、1年次は基礎となる社会学を中心に修得。2年次から少しずつ社会とスポーツの関わりについて、専門的な事例を交えて学ぶ機会が増えました。特に印象的だったのはスポーツを使った町おこしの事例。少子高齢化が進む離島をスポーツで活性化したことによって、地域社会が潤ったというケースでした。 バスケットボールや陸上に取り組んでいた私にとって、スポーツのイメージは厳しいアスリートの世界。でも本来、スポーツは誰もが楽しめるもの。アプローチを工夫すれば社会を支えたり、変えたりする力もある。この学科でそんなスポーツの可能性を知って、視野が大きく広がりました。
教職の道も考えていますが、さらに踏み込んで、スポーツを活用するようなイベント運営にも興味があります。その第一歩として、3年次からのゼミでは「京都マラソンをより良い大会にするには?」をテーマに研究する予定。将来につながるような、実践的な学びを深めていきたいです。

健康スポーツ社会学科 2年次 
浅井 さくらさん

※掲載内容は取材当時のものです。

PAGE TOP