内定者インタビュー
“いま”の礎 内定者に聞く学部での学び
丸紅インテックス株式会社

言語はコミュニケーションだけでなく、
異文化への理解を深めるツールになる。
印象深いのは、2年次の終わりに参加した海外実習(※)。現地へ行くのは初めてだったので、最初は上手く韓国語を話すことができるか不安でしたが、1年次に身に付けた基礎知識が実を結び、想像以上に会話が成り立つことに安心しました。
現地の学生と話していて驚いたのは、お互いの国の文化の違いがたくさんあること。食事や電車でのマナーなど、日常生活の中だけでも数えきれないほどです。実際に現地のマナーに沿って生活することで、座学で身に付ける知識とは違う感覚で異文化を捉えることができました。
入学当初は「言語を修得する」という意識で勉強をしていましたが、その言語を使って現地の人とやりとりすればするほど、その国の文化も理解できます。帰国後は、韓国だけでなく、インドネシアや中国といった他のアジア圏の国にも興味を持つように。この学部には、専攻語以外の国の言語や文化を学ぶ授業もあるので、視野を広げるには最適な環境だと思います。
幅広い国を興味の赴くままに掘り下げたことで、将来は海外とのつながりを持てる職種に就けたらと考えるようになりました。内定先は繊維を扱う商社。海外との取引も頻繁に行っているので、言語はもちろん異文化の知識もきっと役立つ。この4年間で手に入れた学びが土台となって、これからの私を支えてくれる気がします。
※通常は1年次の2月に実施。
外国語学部 アジア言語学科 韓国語専攻 4年次
村田 萌 さん
株式会社ロッテ

「コミュニケーションの本質」を追いかけて
「基礎から実践へ」確実にステップアップできる環境です。
英語は昔から好きでも、大学入学時は話す・聞くといった技能はほぼなく。このプログラムも初級クラスからのスタートでしたが、最終的には留学を目指せるレベルの英語力までステップアップできました。こうした「英語力が確実に伸びるプログラム」があることは、やはり外国語学部の最大の魅力だと思います。
留学はアイルランドへ10ヵ月間。年齢も生まれ育ちも違う、メディア関係で働いていたような人たちもワーキングホリデーのような形で留学して一緒に学ぶような環境で毎日が刺激的でした。
それぞれの国のニュースを互いに解説し合うのも面白く、例えばアメリカでは当時のトランプ大統領の評判が必ずしも悪いものだけではないとか、私は日本の元号が変わるタイミングで天皇制について話したり。
相手の国の背景や習慣を理解した上で「それと似たような形だよ」と説明すると伝わりやすいなど、「伝える力」の背景には「相互理解」があるのだと実践の中で体感できたのが大きな収穫だったと感じます。
言葉で、文字で、映像で。なにより届ける相手が違えば伝え方も変わる。「伝える力」に注力するメディア・コミュニケーション専攻で学んできたことの本質は、もしかしたら、言葉にすればシンプルなことかもしれません。でもそれを自分の中に取り入れ、実践し、新しいものを生み出すまでには、さらなる経験と勉強が必要です。
内定先はアジアを中心に展開するグローバル企業。国籍や文化が混じり合う職場で、新たな価値観を吸収しながら、成長できればと思っています。
外国語学部 ヨーロッパ言語学科 メディア・コミュニケーション専攻 4年次
足立 充毅 さん
全日本空輸株式会社

先生の言葉に背中を押され、
夢を追い続けることができました。
もともと、人見知りでどちらかというと性格もおとなしいタイプ。でも、先生に背中を押されて、2年次には、学外の弁論大会に出場しました。先生に何度も添削してもらい、繰り返し練習して。賞はとれなかったけれど、この挑戦が私のターニングポイントになりました。
その後も、「国際貿易概論」という授業がきっかけで証券や為替に興味が湧き、最終的にはファイナンシャル・プランナーの資格を取得。外国語学部は少人数教育で、1年次から同じ先生の下で学べるのが魅力。私の専攻は特にクラスの仲が良く、のびのびと学べたことで、みんなが何かに挑戦しやすい環境がつくられたのではと思います。
就活では、中学生の頃からの夢だった客室乗務職を目指すことに。志望者が多い職種で、周りからは心配されましたが、それでも一歩を踏み出せたのは、先生の「失敗してもいい」という言葉があったからこそ。そんな風に挑戦を重ね、経験を自分のものにしていく力を身に付けられたことが、この4年間の最大の収穫だと思います。
外国語学部 ヨーロッパ言語学科 スペイン語専攻 4年次
小松 華乃さん
富士通株式会社

2つの言語を学んだ先にあった
予想以上の相乗効果。
例えば、単語は英語と中国語で一緒に覚えておくと忘れにくいとか、文法や発音は、言語同士の共通点や違いを意識するとよい、などと学び方を工夫するように。また2年次に出合った「音声学」の授業では、正しい発音に理論があると知って感銘を受けました。
こうした言語をさまざまな専門領域から掘り下げる多彩な学びを経て、4年次の教育実習では学部での学びを総動員して指導。中には「先生みたいになりたい」と言ってくれた生徒もいて、今までの苦労が報われるようなうれしさがありました。
教員の道に魅力を感じつつ、教育に関わる社会問題にも向き合ってみたい。進路に迷っていた頃、インターンシップ先でたまたまIT業界の仕事と出合いました。例えば世界の教育格差の問題は、IT技術で解決の糸口が見えるかもしれない。英語、中国語、教育。この学部で手にした力を掛け合わせれば、選択肢はどんどん広がっていく。いつか海外で働く夢もかなえられたらと思います。
外国語学部 アジア言語学科 中国語専攻 4年次
田中 沙季さん
株式会社ロボット

メディア+言語の実践的な学びがきっと武器になる。
外国語学部 ヨーロッパ言語学科 メディア・コミュニケーション専攻 4年次
矢持 美聖さん
日本航空株式会社 運航乗務員訓練生(自社養成パイロット)

ハイレベルな英語力と異文化理解。培った学びを、未来に生かす。
外国語学部 英語学科 イングリッシュ・キャリア専攻 4年次
仲野 賢太さん
島津製作所

言語力と異文化理解力を活かして医療環境分野における会社の貢献度を世界にアピールしていきたい
「特別英語」では、英語を使ったビジネス文書の作成法を、「ホスピタリティビジネス論」では学んだおもてなしの精神と実践を、留学ではコミュニケーション能力など、振り返れば社会で役立つ実践的な能力をみにつけることができました。就職後は、4年間の多様な学びで培った語学力と異文化理解力を活かして、医療環境分野における同社の貢献度を世界中の人々にアピールしていきたいと考えています。
外国語学部 英語学科4年次
竹村 美香さん
兵庫県教育委員会(高校教員・英語)

スペイン語との比較を通して英語指導力の向上を実感
「学んだスペイン語と英語を比較することで、英語ならではの特色について一層理解が深まりました。そのことは今後の英語指導に役立つと考えています。「英語科教育法」の授業では、中高生向けのアクティブ・ラーニングについて議論を展開。その経験をもとに、教育実習においてゲームの要素を取り入れた授業を行い、生徒の自主性を引き出すことができました。着任後はさらに工夫を凝らして理解しやすい授業を実践していきます。
外国語学部 ヨーロッパ言語学科 スペイン語専攻 4年
美馬 辰也さん
NTN 株式会社

グローバル企業への就職をめざし
国際交流プログラムなどを最大限に活用
グローバル企業への就職を強く希望していた私は、フランス語の会話やTOEICⓇの授業を多く履修し、さまざまな語学検定の資格を取得するよう努めました。さらにコミュニケーション能力を鍛えるために、フランスの大学への長期留学や、本学の学生と留学生がともに暮らすI-House(国際交流会館)のアシスタントリーダーなどを経験しました。フランス語専攻の授業では美術や文化について研究したり、4年次のゼミでは国際関係について研究したりと、語学の知識や実践的な語学力を身につけるだけでなく、外国語について幅広く学べたことを実感。鍛えられた国際感覚を、海外ビジネスの場で活かしていきたいです。
外国語学部 フランス語学科
(現 外国語学部 ヨーロッパ言語学科 フランス語専攻)4年次
小賀 勇亮さん
日本航空 株式会社

学部の学びを通して培った会話力と
異文化理解力をお客様の安心のために
発揮したい
必修科目の「専攻中国語」で中国語の正確な発音や会話力を身につけた上で台湾留学を経験し、語学力を大きく向上させることができました。特に留学中に鍛えられたのがリスニング力で、留学後には中国語検定2級を取得できるほど語学力が向上しました。専攻の授業では、近代中国の歩みを日本の歴史と照らし合せながら考察する「中国文化論」が印象に残っています。語学の知識だけでなく、専攻語圏の歴史や文化まで幅広く学べたことは、会話力と異文化理解力の向上につながりました。今後はお客様に安心をお届けできる客室乗務員として、在学中に培ったこれらの力を発揮していきたいと思います。
(現 外国語学部 アジア言語学科 中国語専攻)4年次