先輩の学び(スペイン語専攻)

先輩の学び

会話からにじみ出る“情熱”に引き込まれる!

Buena suerte
「ブエナ スエルテ」

人生で初めて口にしたスペイン語。ここから始まりました。

スペイン語は世界で3番目に話者数が多く、およそ20カ国で公用語として使われている国際的にメジャーな言語です。
はじめてスペイン語に触れた時の印象は「早口でかっこいい」。会話をしながらのジェスチャーも激しくて最初は戸惑いましたが、それほど情熱的でパワフルな国民性だということも伝わります。たとえば好きなスポーツを観戦していても、その熱狂ぶりは驚くほど。でもいつのまにか、その熱が伝染するようにもっとスペイン語を話してみたくなるんです。サッカー選手のインタビュー動画を見ながら、その言葉や発音をマネして練習したこともあります。とにかく実際に声に出すことで、徐々に日常的な会話ができるようになりました。スペイン語ひとつでさまざまな国の人たちとコミュニケーションをとれる、と考ればモチベーションも上がります。
2年次の秋からは、スペインのラ・リオハ州にあるログローニョという都市 へ長期で留学をする予定。本場の“情熱”に触れたらスペイン語をもっと好きになれそうな気がします。

ヨーロッパ言語学科 スペイン語専攻 2年次
佐藤 駿さん

※掲載内容は取材当時のものです。

先輩の学び

習うより慣れ。
留学先で得た言語を扱う実践力。

¡Venga,vamos!
「さあ、行こう!」

バスケットボールの試合中、よくチームメイトと掛け合った言葉。
この一言が、崖っぷちでも奮い立たせてくれます。

3歳から9歳までロサンゼルスに在住していました。ロサンゼルスにはスペイン語話者が多く、日常的に見聞きしていた言語なので自然と興味を持って。大学で本格的に学んでみようとスペイン語専攻を選びました。
実際に学んでみると、スペイン語は英語よりもはるかに複雑でした。文法は英語と似ているし、発音も英語より簡単ですが、まず動詞の活用形が多いことに驚きます。人称の種類が多いうえに、過去形・未来系とさらに複雑になっていく。しかも情熱的で早口なので、最初はリスニングすら困難でした。
海外で暮らした経験から「習うより慣れ」と直感し、スペインへの留学を決意。さらに、授業だけでは実践力が不足すると考え、留学してすぐに大学のバスケットボールチームに入部しました。
チームメイトは全員がスペイン人。最初はコミュニケーションの取り方がわからず、とにかくコートを走り回って自分の存在をアピールすることに徹しました。そうすると、徐々にチームメイトから「ナイスプレイ」と声をかけてもらえるように。
仲間との距離が縮まったことで「今日は誰と何を話そう」という日々の目標ができ、あんなに難解だったスペイン語が自分の中にじわじわと浸透していく実感がありました。
留学先で得た経験は、日本にいたら絶対に手に入らなかったものばかり。自分の直感を信じて、留学に挑戦して本当によかったと思っています。「さあ、行こう!」。バスケの試合中に何度も聞いたその言葉が、今も僕の背中を押してくれています。

ヨーロッパ言語学科 スペイン語専攻 3年次
鈴木 椋祐さん

※掲載内容は取材当時のものです。

先輩の学び

スペイン語が内包する“多様性”を武器に。

豊かな文化的背景のとりこに

スペイン語を学ぶ一番の魅力は「多様性」に出合えることだと思います。スペインだけでなくアメリカのヒスパニック、中南米など、異なる文化的背景を持った人たちの共通言語とあって、それぞれに魅力的な文化・経済圏があるためです。
特にそれを実感したのは、3年次のアルゼンチンへの留学です。欧州からの移民が多く、美しい様式の建築が数多くあるこの街の景色は「南米のパリ」と呼ばれていて。また僕はもともと音楽が好きで外国語に興味を持ったこともあり、現地の音楽を浴びるように聞くことで、その独特のリズムにも引き込まれるようになりました。
建築や音楽に限らずさまざまなものが混じり、新たな価値をつくりだす。スペイン語圏に暮らす人たちのように異なる文化をまず受け入れて、いくつもの視点から物事を考えるようになったのは、この言語を学ぶことで「多様性」に触れ続けたおかげだと思っています。

ヨーロッパ言語学科 スペイン語専攻4年次
猪木 海音さん

※掲載内容は取材当時のものです。

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