先輩の学び(イタリア語専攻)

先輩の学び

日本と似ている?
学ぶほどに親近感が湧く国です。

In bocca al lupo!
「オオカミの口の中へ!」

命がけで何かに挑む人に対して「頑張れ!」とエールを贈る言葉。
日本語に直訳した時のギャップに驚かされるのもイタリア語の魅力の1つです。

イタリア語はローマ字読みが通用するので、日本人にもとっつきやすい言語です。きれいなメロディーを奏でるように抑揚がはっきりしていて、「歌うように話す」といわれるのも納得できます。
イタリア語に関わる学びの中でも、特に印象に残っているのはイタリアの文化や歴史についての授業。日本とはまったく違う国だと思っていましたが、実際は日本と似ている部分も多いことに驚きました。例えば、日本人は人の目を気にして周りに合わせる部分がありますが、イタリア人も仕事やファッションにおいて周囲の目を気にする傾向にあります。おしゃれな人が多いイメージだったので「個性的な人が多くて、人目を気にすることもないのかな」なんて考えていたのでなんだか意外で。そんな意外性をいくつも知るうちに、イタリアという国がだんだん身近に感じられるようになってきました。
3年次での留学を計画しています。思い切ってイタリア語だけの環境に飛び込めば、きっと成長スピードも上がるはず。授業で学んだ文化や芸術に直に触れるのも今から楽しみです。

ヨーロッパ言語学科 イタリア語専攻 2年次
平野 瑳織さん

※掲載内容は取材当時のものです。

先輩の学び

口にするだけで元気になれる
なんだか魔法みたいな言語です。

Dipende da te.
「あなた次第」

留学も将来の進路も、この言葉で乗り切ります。


イタリア語はよく「歌うような」と表現されるほど、響きとリズムが美しい言語です。ローマ字読みでもたいてい通じるので日本人になじみやすく、「恥ずかしがらずに話せる人」は特に上達しやすい印象です。
実際にイタリア語を話す楽しさに目覚めたのは、2年次の秋、イタリアのレッチェに留学したときのこと。現地の人たちはかなりおしゃべり好きです。日本に興味を持っている学生も多く、漫画やアニメなどについて積極的に話しかけてくれました。最初は覚えた単語を並べるだけで精いっぱいでしたが、ひとつなぎの文章がスムーズに出てくるようになると、それをきっかけに相手との掛け合いのテンポも上がる。会話がどんどん盛り上がっていくのを感じながら「あ、コレがイタリア語なんだ」と実感しました。達成感と同時に、「もっと会話したい!」とうずうずするような感覚。今ならイタリア人がおしゃべり好きなのも納得できます。
 

ヨーロッパ言語学科 イタリア語専攻 4年次
中田 小春さん

※掲載内容は取材当時のものです。

先輩の学び

イタリア語は話すほどに
陽気な自分を解放してくれる。

L’importante è non arrendersi mai.
「諦めない! 前向きな人生を!」

前向きなイタリア人の生き方をそのまま表したような一言。僕もこの考え方が大好きです。


歌うように美しく、弾むようにテンポ良く。イタリア語の魅力はその陽気さです。加えてイタリア人はジェスチャーやリアクションが大きいので、会話がとても楽しそうに聞こえます。大学に入って初めて触れた言語ですが、発音がローマ字読みなので日本人にとって馴染みやすく、入り口でつまずくことなくスムーズにスタートできました。
学びの収穫が最も大きかったのはイタリアへの長期留学。現地で私が感銘を受けたのは、イタリア人の積極性でした。授業中に先生が問いかければパッと手が挙がるし、知らない人とでもどんどんコミュニケーションをとる。自分の思いをストレートに相手に伝えるので、言い争いをしている場面もよく見かけますが、すぐに和解して仲良くなっていることも珍しくありません。
また、現地の人は私たち外国人がイタリア語で話しかけると「君、イタリア語話せるの?」と大喜びしてくれます。それがうれしくて、人見知りだった私も進んでコミュニケーションを取るように。積極的なイタリア人の気質が、私の中に芽生えた瞬間でした。
イタリア語は他の国の言語に比べると、自分に“ノリのいい言語”なのかもしれません。現地の人たちと交流していると、不思議と自分の性格まで明るくなっていくのが分かります。イタリア人が陽気なのは、きっと心に余裕があってどんな時も前向きだから。私もイタリア人のようにこれからの人生を謳歌できたらと思っています。
 

ヨーロッパ言語学科 イタリア語専攻 4年次
松尾 仁さん

※掲載内容は取材当時のものです。

先輩の学び

人生の豊かさ、素晴らしさを歌うように紡ぐ。

人生を変えたイタリア留学

1年次に海外実習で訪れたトスカーナ地方の古都シエナでイタリア語に魅了され、もっと本格的に勉強したいという思いが生まれました。
2年次の秋、再び訪れたこの地で、私の人生が変わりました。10カ月間の長期留学。もともと私は内向的な性格でしたが、イタリアは友好的で人懐っこい性格の人が多く、こちらがイタリア語を少しでも話すと、喜々として返してくれるのです。
「カンタービレ」という音楽用語がイタリア語にあるように、抑揚のあるイタリア語は、「歌うような言語」ともいわれます。そのせいか、話していると自然に自分の気分も高まってくる。修得するにつれ、人とコミュニケーションをとることの楽しさに気付き、初対面でも積極的に話しかけられるようになりました。話しているだけで、人と関わることの豊かさや人生の素晴らしさを感じられる。こんな言語、なかなかありません。

ヨーロッパ言語学科 イタリア語専攻3年次
津下 楓さん

※掲載内容は取材当時のものです。

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