先輩の学び(フランス語専攻)

先輩の学び

私の原点はミュージカル『レ・ミゼラブル』
フランス語への挑戦がさらなる文学作品理解へ。

merci
「ありがとう」

授業中に使うことも多い、日常生活で一番耳にする言葉。
どこか可愛らしい響きも気に入っています。

高校時代、吹奏楽部で演奏した『レ・ミゼラブル』のミュージカル曲に心を惹かれ、一瞬にして作品が持つ世界観の虜になりました。私にとって、それが全てのはじまり。フランス語を学ぶきっかけでもありました。
原書の言葉に挑戦したい!そんな情熱に突き動かされ、フランス語専攻を志望しました。
右も左も分からないフランス語の学修に、不安を感じなかったかといえば嘘になります。高校時代の私は語学系の科目が苦手で、英語の聞き取りや発音、単語の暗記に苦労した覚えがあります。
そんな私が成長できたのは、文法や日常的な会話表現などを丁寧に教えてくれる環境があったからこそ。特に学生同士で会話するグループワーク形式の授業によって、苦手だった発音も難なく習得できました。
大学での授業を通して2年次にフランス語検定3級も取得。日々の挑戦が実を結んだのだと実感しています。
現在はフランスの文化に関心があります。フランス文学はユニークな作品が多く、他の国の文学作品とは違う面白さがあります。私がフランス語専攻を志望したきっかけでもある『レ・ミゼラブル』には、作者であるヴィクトル・ユーゴーが生きた、当時の世相や風俗までもが反映されています。たとえばフランス革命における思想的な背景や、貧富の格差といった社会問題までもが盛り込まれているのです。
フランス語を学んだからこそ、その土地の文化をより深く理解できるはず。もう一度自分の興味関心の原点に立ち返り、文学を通してフランスの文化や歴史の研究を進めていく予定です。

ヨーロッパ言語学科 フランス語専攻 3年次
荻山 璃音さん

※掲載内容は取材当時のものです。

先輩の学び

言語を通してフランスという国がもっと身近に。

Liberté, Égalité, Fraternité
「自由、平等、友愛」

フランス共和国の標語は、フランス人の生き方そのもの。
フランス語を学ぶ身として、いつも心に留め置いている言葉です。

有名なファッションブランドや観光地など、日本人にとっても馴染みのあるフランスという国に興味がありました。英語とは違う独特の文法に苦戦することもありましたが、使う単語が他の国に比べて少ないこともあって比較的学びやすい印象です。
1年次は私も含めて周りもまったくの初心者からのスタート。ネイティブの先生のフランス語をところどころ聞き取るのがやっとでしたが、普段の生活で耳にした言葉に「あ、フランス語だ!」と気付くことができるのが嬉しくて。
3年次になると、語学だけでなくフランスの観光や政治、文化についても踏み込んでいきます。フランス語を学んでいなければきっと知り得なかった世界。言語を入り口に視野が広がっていく楽しさを実感することができました。
在学中には叶いませんでしたが、いつかその文化を肌で感じてみたい。今は友人と一緒にフランスへの卒業旅行を計画中です。

ヨーロッパ言語学科 フランス語専攻 4年次
武藤 季紗さん

※掲載内容は取材当時のものです。

先輩の学び

通じるってうれしい!
学ぶ楽しさを実感できたフランス語。

Liberté, Égalité, Fraternité
「自由、平等、友愛」

フランス共和国の理念を表す言葉です。現地の美術館に行った際、
学芸員の方が意味を教えてくれました。フランス語の響きがきれいです。

フランス語は、オリンピックでも英語と並行して使用される国際的な言語です。英語とは発音が異なるので最初は戸惑いますが、「ai」は「エ」、「ou」 は「ウ」など一定の読み方を覚えてしまえば、あとはローマ字読みで対応できるので、音読自体はそれほど難しくありません。
実際にフランス語を使う機会が訪れたのは、1年次の終わりに参加した海外実習。フランスのアンジェという街に3週間滞在したのですが、実は最初はフランス語ではなく、比較的得意だった英語を使っていました。大学でフランス語を習っているとはいえ、自分のフランス語は本当に本場で通用するのかと不安だったのです。
でもこのままではいけないと、ある日エッフェル塔の下でチケットを購入しようとしたところ、英語がうまく通じないときがありました。そこで思い切って片言のフランス語に切り替えて伝えてみると「ああ!」と理解してくれて。拙くとも自分のフランス語が通じたあの瞬間が忘れられません。
言語を学ぶ醍醐味は、相手に通じた時に初めて味わえるもの。今ではアルバイト先の飲食店でも、フランス人のお客さんが来ると自分からフランス語で話しかけるようになりました。相手に合わせて言語を操る。この専攻で得た大きな学びの成果だと思います。

ヨーロッパ言語学科 フランス語専攻 3年次
日下 聡子さん

※掲載内容は取材当時のものです。

先輩の学び

発音の壁を越えると、新しい景色が広がっていく。

留学で苦手な発音を克服

フランス語は英語と同じつづりの語が多く、文法も似ているため、意外と学修しやすい言語です。この専攻は、1年次から基礎を固める授業が充実しているので、初心者も学びやすいと思います。とはいえ、多くの日本人にとって最大の壁になるのは発音です。乗り越える方法は、「聞いて、話す」回数を増やすこと。自分にとっては、1・2年次の学びを経た上で、フランスへ留学したことが、その近道になりました。
毎日がフランス語漬けだったおかげで発音に苦手意識がなくなり、「話す」ことが急に楽しくなりました。すると「聞いて、話す」機会も一気に増え、そこから目に見えて力が付いていきました。
そして、もう1つうれしかったのが、帰国後に受けたTOEIC®の点数が劇的に伸びていたこと。1つの言語から他の言語の世界も広がっていく。この4年間でフランス語に限らず、言語修得のコツのようなものをつかめたように思います。

ヨーロッパ言語学科 フランス語専攻4年次
横田 怜さん

※掲載内容は取材当時のものです。

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