登録日本語教員養成プログラム(2025年度4月入学者より)
目的
京都産業大学「登録日本語教員養成プログラム」は、国が定める「登録実践研修機関」及び「登録日本語教員養成機関」として登録された、実践研修と養成課程を一体的に実施するプログラムです。このプログラムを修了することで、「登録日本語教員試験」の「基礎試験」と「実践研修」が免除となり、「応用試験」に合格することで「登録日本語教員」の資格を取得することができます。
なお、このプログラムは、外国語学部アジア言語学科日本語・コミュニケーション専攻所属の学生のみ登録ができます。
国家資格「登録日本語教員」とは
「登録日本語教員」とは、「日本語教育の適正かつ確実な実施を図るための日本語教育機関の認定等に関する法律」(令和5年法律第41号)に基づいて設けられている国家資格です。「登録日本語教員」の資格を取得することで、文部科学大臣の認定を受けた「認定日本語教育機関」で日本語を指導することができます。
参考
「登録日本語教員」の資格取得ルート
登録日本語教員の資格取得ルートには、以下の図のように「養成機関ルート」と「試験ルート」の2つがあります。


プログラム構成科目・修了要件単位数
登録日本語教員養成課程科目
区分 | 科目名 | 実践研修前必修 | 単位数 | 配当年次 |
---|---|---|---|---|
社会・文化・地域基礎 | 日本語教育入門 | 〇 | 2 | 1 |
共生のための日本語演習 | 2 | 2 | ||
言語と社会基礎 | 日本語教育のための「言語と社会」Ⅰ | 〇 | 2 | 2 |
日本語教育のための「言語と社会」Ⅱ | 〇 | 2 | 2 | |
言語と心理基礎 | 日本語教育のための「言語と心理」Ⅰ | 〇 | 2 | 2 |
日本語教育のための「言語と心理」Ⅱ | 〇 | 2 | 2 | |
異文化理解概論 | 〇 | 2 | 2 | |
言語と教育基礎 | 日本語教育概論 | 〇 | 2 | 2 |
日本語教授法 | 〇 | 2 | 2 | |
日本語教育演習 | 〇 | 2 | 3 | |
登録日本語教員試験演習A | 2 | 3 | ||
登録日本語教員試験演習B | 2 | 3 | ||
言語基礎 | 日本語学入門 | 〇 | 2 | 1 |
日本語学概論Ⅰ | 〇 | 2 | 2 | |
日本語学概論Ⅱ | 〇 | 2 | 2 | |
日本語文法Ⅰ | 〇 | 2 | 2 | |
日本語文法Ⅱ | 〇 | 2 | 2 | |
言語学概論 | 2 | 2 | ||
計 | 36 |
登録日本語教員実践研修科目
科目名 | 単位数 | 配当年次 |
---|---|---|
日本語教育実習 | 2 | 3 |
※日本語教育実習は、本学の留学生対象に実施している日本語科目、もしくは海外(タイ、中国、インドネシア)の大学の日本語の授業で行います。
- 「登録日本語教員養成課程科目」18科目36単位、及び「登録日本語教員実践研修科目」1単位2単位のすべてが必修科目です。
- 「実践研修前必修」の欄に〇印を付した14科目(計28単位)の単位取得者を、登録日本語教員養成課程修了見込み者とします。
- 「実践研修前必修」の欄に〇印を付した14科目(計28単位)で、実践研修を受けるための要件となる必須の教育内容37項目の学修を行います。
- 「登録日本語教員実践研修科目」1科目2単位の履修は、「実践研修前必修」の欄に〇印を付した14科目(計28単位)で単位取得し、養成課程修了見込み者のみ可能です。
修了証書の授与
登録日本語教員養成課程科目18科目(36単位)、及び登録日本語教員実践研修科目1科目(2単位)の計19科目38単位を取得した者に、養成課程修了証書及び実践研修了証書を与えます。
「登録日本語教員」になるための歩み
