内定者インタビュー

先輩たちに聞く!大学4年間の成長ストーリー

日本生命保険相互会社

「歴史や人、思想に語りかける」文化の学び

文化学部では1年次から芸術や歴史など文化に関わる様々な分野を幅広く学びます。中でも私が惹かれたのは「思想」でした。今はゼミで仏教思想について学んでいます。
例えば仏教の思想では孤独であることも自由な状態の一つ。実はマイナスに捉えることではないなど、より豊かに満たされた気持ちで過ごすための知恵が詰まっています。
何百年も何千年も残ってきた思想はやはり何かしら価値があるもの。元々心理学への興味の延長で人の関わりや考え方に関心があったのですが、そこに「思想」を取り入れることで、いつしか昔の人と対話をするような感覚になります。
4年間の学びを経て文化学の学びとは、実はコミュニケーションではないかと感じるようになりました。人やモノ、歴史や思想など文化を成り立たせているものに語りかけたり、その声に耳を傾けたり。対話の中で文化の本質に迫っていくのです。
内定先は日本生命の法人職域ファイナンシャルコーディネーターです。お客さまのお話に真摯に耳を傾け、悩みや求められていることを探るという意味では、文化の学びと同じく簡単ではありませんが奥深い仕事ができると思っています。

文化学部 国際文化学科 4年次
堤 友梨子 さん
※掲載内容は取材当時のものです。

高見株式会社(TAKAMI BRIDAL)

「人」を知る学びから「人に寄り添う」仕事へ

文化学部では1年次から京都の街に出て、一般の方では訪れることが叶わない場所まで行ける、本物を見て触れる学びが特長です。机上の学びだけで文化は身につかない。例えば老舗の職人の元で和菓子作りを体験させてもらったり、古くからある祭を主催される方々と一緒に動いたり。文化そのものに深く入り込んで理解する学びがあります。
4年次の今は江戸時代の京都・祇園祭、特に天明の大火以降50年間祭に参加できなくなった函谷鉾の町衆の研究をしています。当時の文献を紐解くと、大火によって何もかもを失った町衆たちは、御所や公卿の方々に寄付をしてもらったり、他の町衆から道具を譲り受けたり。あとは山鉾巡行の前日の宵山の際に、山鉾は出せないけれど人形飾りだけは出して存在をアピールしたり。50年に渡って試行錯誤をしながら函谷鉾という存在を守り、語り継いだ歴史があります。
こうした文化の学びを掘り下げていくと、どこかで「人」に行き着きます。なぜなら文化は人がつくるものだから。人が何を大切にし、何を思い、どんな行動を起こしたか。文化を学ぶことは、人に寄り添うことを学ぶことです。学びのテーマは国の運命を左右する戦いの歴史であるかもしれないし、長く続く祭のある一時期を切り取ったもの、あるいは一つの家族の話かもしれません。そのテーマに自分自身を寄せていく。
私の内定先は、ウエディング・ブライダル事業を手掛ける歴史ある会社です。一つの家族の始まりの瞬間、一生に一度の結婚式という舞台を最高の思い出にするお手伝い。まさしく人に寄り添う学びが生きる仕事だと思っています。

文化学部 京都文化学科 4年次
上田 致聖 さん
※掲載内容は取材当時のものです。

京都市役所

学んだのは、自分たちの「当たり前」を疑い、多角的な視点で物事を捉えることの大切さ。

京都文化の点と点がつながり、やがて線になる。私が思う、この学科ならではの学びです。前々から興味のあった日本の伝統文化。そこに直結する京都文化を、授業だけでなく、実際に地域と関わりながら学べる環境があると知り、この学科を選びました。入学してみると生け花や茶道、能などさまざまな日本文化を学ぶことができ、また留学生と一緒に受ける授業も多かったため、高校生までの自分にはなかった新しい感性や視点に触れられたことが私にとってはとても大きな収穫でした。「バスの乗り方」1つとっても、列をつくって順番待ちをしない国があります。そんな国から来た人に、日本人と同じように列に並ぶことを伝えるにはどうすべきか。「自分たちの当たり前が、当たり前ではない」という観点から物事を考えることは、日本人同士の場合であっても、年齢差や地域差に影響されない伝え方を考案するときに生かせると思いました。これまでの当たり前と、新しい視点を組み合わせて、新たな価値を生みだす。文化学部には物事を多角的に捉え、解決策を考えるような学びがあります。また、京都の伝統的な祭りの運営に携わったことや、語学にゼミにとハードに学んできたことも、行政に携わる仕事を目指す上での覚悟と自信につながりました。ここでの学びを生かし、全ての人にとってのより良い街づくりに貢献できたらと思っています。

文化学部 京都文化学科4年
古谷 恵理 さん
※掲載内容は取材当時のものです。



株式会社日本旅行

1つの景色からあらゆる学びが湧き出るのが、文化学部の真骨頂。

もともと、海外に携わる仕事がしたくて選んだ学科。1・2年次から演習があり、語学から歴史、地理と幅広く学べるのが国際文化学科の魅力です。僕の場合は1年次から少しずつ見聞を広め、歴史、特にベトナムに興味を抱くようになり、2年次の春にベトナムを訪れました。中でも圧倒されたのが、ハロン湾の景色です。そこは、かつて竜が飛び立ったという伝説の残るエメラルドグリーンの湾。ぼんやりとその海を眺めるうちにさまざまな疑問が浮かんできました。「なぜ造られたのか」「どうしてこれほど観光客が来るのか」。1つの文化、1つの景色を見ただけで、歴史、地形、地理、思想、民族、あらゆる視点で物事を考える。興味が湧く。ああ、これが文化学部の真骨頂だなと感じたのを覚えています。 帰国後は、そんな景色や歴史からさまざまな物事に派生していく学びに没頭。卒業研究に選んだテーマは「世界遺産」でした。趣味や感動さえ学びになる。1つのキーワードがあれば、あらゆる学問分野から捉えることができるのが文化学部の学びだと思います。 興味を広げて、「好き」を学びに、そして「仕事」にしていく人もいる。僕が好きな文化遺産、世界遺産を掘り下げて、その魅力を伝える「旅」を仕事にしたいと思ったのも、この学部の学びの在り方が影響しているのだと思います。


文化学部 国際文化学科4年
古谷 聖也 さん
※掲載内容は取材当時のものです。

株式会社星野リゾート

本当に好きなものを伝える楽しさに気付かせてくれました。

高校時代、英語に力を入れている学校に通っていたのですが、もともと大好きな京都の魅力を海外の人に伝えたいと思ったのが、この学科を選んだ一番の理由でした。 4年間を振り返って一番印象に残っているのは、2年次の春学期に履修した「サマーキャンプ」という科目です。夏に行う外国人留学生を京都の名所に案内するフィールドワークのために、春から準備を進める授業で、京都のどこを案内し、英語でどう説明するか、毎週の講義の中で練っていきます。私の担当は“清水さん”こと「清水寺」で、あの有名な舞台について説明しました。舞台の構造や歴史の解説に加え「ここで撮影すると、夕日と清水の舞台が一緒に収まりますよ」と、+αの説明を添えていく。そのとき、私が本当にやりたかったのは、まさにこれだったと気付いてハッとしました。京都文化学科に来る人は「京都好き」が多いと思うのですが、自分が本当に好きなものの魅力を、心を込めて伝えられたという経験は、自分の将来を考える礎になりました。私が内定を頂いた企業はその土地の魅力を生かした宿づくりで知られています。好きなものを伝えることなら、きっと情熱を持ってできる。楽しさをお裾分けするというか、お客さまも自分も幸せになる仕事がしたいと思っています。 私にとってこの学科は京都文化の学びを通して、自分が本当にやりたいことを明確にしてくれる場だったと思います。

文化学部 京都文化学科4年
山本 楓菜さん



※掲載内容は取材当時のものです。

大野市役所

異文化理解の素養を身に付け ふるさとから世界と向き合う。

僕の生まれ育った福井県大野市は、豊かな水に恵まれた土地です。大学に進学したときから、いつかこのきれいでおいしい水が飲める地元に戻ってきたいと思っていました。 国際文化学科は歴史や思想、文化を通して異文化理解を進めるため英語を重点的に学ぶことができます。TOEIC®対策の授業や、外国人の先生が担当する授業があり、卒業論文の文献は海外のものを使うこともあります。僕自身も英語というツールを生かして4年間学び、多文化共生の視点、素養を磨けたように思います。 4年次の春ごろから大野市主催の国際交流イベントに参加するようになりました。中でもアジアの島国である、東ティモールを「水」で支援するプロジェクトにボランティアスタッフとして関わったことで、こうした「イベントをつくる側」になりたいと思うようになったのです。 価値観や文化が異なる人たちとコミュニケーションを取るのは簡単ではないけれど、例えば「水が生む関係」というものがある。そこに英語というツールを使って、さまざまな異文化に飛び込んでいくような、この学科で得た経験や学びの後押しがあれば、自分にしかできない仕事ができるんじゃないか。「自分が生まれ育ったふるさとと世界をむすぶ」。僕が力を発揮できる場所は、実はとても身近なところにあったんだと気付いたんです。

文化学部 国際文化学科4年
末永 大和さん



※掲載内容は取材当時のものです。

ユニ・チャーム株式会社

4年間で培った思考力とグローバルな視点を活かし世界を舞台に活躍したい

「国際情勢」を学びの大きなテーマとして、宗教や歴史、人権問題やソーシャルメディアの倫理性など、多角的な視点から理解を深めることができました。講義では、座学で知識を身につけるだけではなく、英語を使いながら自分の意見を発言したり、議論をする場が多く、論理的な思考力や発信力も磨かれたと感じています。卒業後はマーケティングや営業に携わりたいと考えており、特にこれらは仕事に直結する力だと思います。大学で学んだ文化の多様性や、コミュニケーション能力、思考力を活かしながら、グローバルに活動していきたいです。

文化学部 国際文化学科4年
新井 英貴さん



※掲載内容は取材当時のものです。

全日本空輸株式会社

長期留学の経験が自分に大きな成長をもたらし将来の道筋を決定づけた

アメリカをはじめ、さまざまな国の多様な歴史・宗教・文化について学んでいます。在学中にアメリカへの長期留学を経験したいと考えたため、大学の留学プログラムを活用。その経験が自分自身を大きく成長させたと感じています。英語力・異文化理解力を身につけただけでなく、その能力を活かせる仕事、多様な人との出会いを経験できる仕事を目指すという、将来の目標も定められたからです。第二外国語として学んできた中国語も、仕事をする上での大きな強みになると思います。卒業後は一人ひとりのお客様に寄り添える客室乗務員として、大学で培ったこれらの能力を発揮したいと思います。

文化学部 国際文化学科4年
砂田 麻衣さん



※掲載内容は取材当時のものです。

雪印メグミルク 株式会社

グローバルな視点を活かし、
世界の人々に商品の魅力を伝えたい

内定先は、私が幼いころから馴染みがあり、海外勤務にも挑戦できる雪印メグミルク。ゼミでラテンアメリカの言語や文化について研究し、そこで身についたグローバルな視点を活かして海外で活躍したいと思っていた私にとって、まさに求めていた会社です。面接では、入学当初から続けているラクロス部での活動もアピールし、目標に向かって挑戦し続ける姿勢やグローバル志向であることが、内定獲得につながったのだと思っています。卒業後は、文化学部で培った幅広い視野をもとに、乳製品の魅力を国内外の人々に伝えていきたいです。

文化学部 国際文化学科4年次
金本 成悟さん



※掲載内容は取材当時のものです。

フルタニ産業 株式会社

学びで身につけた多様な価値観や
視点はエンジニアの強みにもなる

ヨーロッパに興味があり、言語や宗教、音楽の観点から西洋文化を研究していました。研究を続けるうちに、在学中に身につけたコミュニケーション能力や音楽理論が数字であるといった多様な価値観は、文系就職でなくとも発揮できるのではないかと考えるようになり、システムエンジニアという職を志すことにしました。文系ならではの視点からお客様のニーズを汲み取り、各部署と上手に連携を図りながら柔軟にシステムを開発できる人材をめざします。

文化学部 国際文化学科 4年次
呉田 愛里花さん

 
※掲載内容は取材当時のものです。
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