京都文化フィールド演習

「京都文化フィールド演習」 について

日本と日本文化を真正面から捉える。それは世界を知るための第一歩。

教室での講義(座学)・学習と、京都の街中で実施するフィールドワークでの実践型演習とで構成する、京都文化学科独自のユニークな演習科目です。

学生ひとり一人が京都の伝統行事や宗教神事の運営・参加、職人の工房・地場産業における現地実習、また社寺、遺跡などへの実地踏査を行います。
目の前のテーマに集中して取り組むことで、体験を通じて京都とその文化の一端を理解するとともに、地域社会の活性化に向けた思考・態度や観光事業への新たな視点の獲得を目指します。

日本文化・京都文化の真髄に触れ・体感し、真のおもてなしの心を身に付け、京都文化を自分の言葉で発信できる人になりましょう。

※京都文化学科生は必修科目です。いずれかのクラスを履修・修得しなければなりません。

京都文化フィールド演習担当者一覧

2024年度開講クラス

  担当教員 開講時期 各クラスの特徴
1 川島 智生 秋学期 京都の様々な建築を見学します。建物を見学する際のポイントを実際に実物をみながら学びます。また建物の内部に立入り、空間体験します。さらに町歩きすることで、町並みと建物の関係を考えます。
2 桐村 喬 春学期 この授業では、京都という都市がどのような「まち」から成り立っているのかについて学ぶとともに、まち歩きをしながら観察して、深く考えていきます。
3 雲岡 梓 秋学期 お香を素材として取り上げ、その歴史や作成過程を学びます。また古典文学の中で「香り」や「匂い」がどのように描かれているかを読み解きます。特に『源氏物語』とのかかわりを学びます。その過程で自分の興味がある研究テーマを見つけ、授業内で発表してもらいます。
4 下出 祐太郎 集中 御田植祭と抜穂祭は、京丹後市の大宮売神社に出かけます。北野天満宮を軸にフィールドワークを活用して、神事と祭礼を通して地域の人たちとも交流します。
5 小林 一彦 春学期 1. 京都が誇る「祇園祭」を通じて京都文化の奥深さを知る
2. 世界規模の祭礼行事に参加し、観光客への対応を現場で体験
3. 地域の観光イベントを盛り上げ、街おこしのノウハウを学ぶ
6 中野 宏幸 春学期 京都の寺社や自治体、地域の方々への訪問、ガイド活動への参加を含む「まちあるき」を通じ、京都を体験していきます。京都の魅力を多様な「まなざし」でとらえ、街をみる感性を磨きつつ、これからの交流や地域づくりの取組を考えてみましょう。
7 成田 智恵子 春学期 京都の伝統産業に関連する工房やミュージアムを訪問します。伝統工芸品やその制作工程、職人の技能を直に観察・考察することによって、京都の伝統産業に内在する知恵について学びます。
8 ペレッキア ディエゴ 春学期 この授業では、能の魅力的な世界へと足を踏み入れます。面、衣装、音楽といった伝統的な芸術の奥深さを探求するだけでなく、能に登場する神秘的な人物たちに出会うことで、日本文化の核心に触れる旅を始めましょう。
9 マレス エマニュエル ベルナール 秋学期 京都の様々な庭を見学します。目で見るだけではなく、所有者や職人など実際に庭を維持管理されている人たちの話を聞きながら庭園の歴史やその変遷、また人間と自然の関係について考えます。
10 村上 忠喜 春学期 京都の住まいの文化に着目して、町家や農家などの住まい方やその維持、そしてそれを下支えする生業や技術継承の現場に学ぶ。
11 山本 雅和 秋学期 各時代の京都の遺跡・史跡の現地踏査を通じて京都の歴史・文化を学ぶ。
12 若村 亮 秋学期 京都の奥深い歴史や社寺史跡の魅力を学ぶだけではなく、観光ツアーとして商品化するノウハウや、観光ガイドツアーの実践を通して、実際の観光業界に触れることができる演習を実施します
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