観光文化コースでの学び

観光を1つの文化創造の機会ととらえ、理解を深めるとともに持続可能な観光資源の保存や活用、観光文化の構築に寄与できる力を身につけます。
1年次
  • 京都文化論、比較文化論
  • 基幹科目(学科共通)
2年次
  • コース発展科目
  • 基礎演習
3年次
  • 京都文化特論
  • 演習Ⅰ
4年次
  • 演習Ⅱ(卒業研究)

発展科目(京都文化コース)

  • 京都観光論
  • 観光人類学
  • 観光文化まちづくり論
  • 観光文化とキャリア
  • 観光とジェンダー
  • 観光文化史
  • 伝統産業論
  • おもてなし文化論 など

発展科目の内容紹介(観光文化コース)

京都観光論

日本の文化発祥の地と言える京都の歴史、文化、神社・寺院、祭や行事、工芸、暮らしなどについて幅広く説明し、京都の観光資源や文化に関する知識を深めることを目的とします。近年は世界的な人気観光都市として、国内外を問わず、多くの人々が京都を訪れています。講義を通じて京都が人々を魅了する理由とは何であるのかについて考えます。

観光文化まちづくり論

まちづくりは、住民が自らのまちをどうしていくかという協働の取り組みです。観光は、経済的効果もあり、雇用が増えるなどまちづくりにとっては視野に入れて考えるべきものです。その両者をつなげるのが文化です。言わば、まちづくりと観光はコインの裏表であり、文化がまさにコインそのものです。この講義では、こうした文化や観光とまちづくりの相互関係について、京都市の都市、文化、産業、大学、景観など様々なまちづくりに関する政策を題材に学びます。また、まちづくりのプロセスにおいて住民がどのような役割を果たすのか、それをどう京都市行政が取り入れ、協働していくのか、その逆のプロセスの場合はどうなるのかなどについても、触れることになります。

観光文化史

日本における歴史や文化の中心に京都があることは誰しも異論のないことでしょう。京都は古代から現代に至るまで、寺社の観光名所や工芸品や食物などの土産にめぐまれ、また国際的に観ても一貫して日本の観光文化の中心でありつづけています。
私たちが一般に使っている観光という言葉は明治時代に生まれます。それ以前の観光にあたる言葉には、旅・旅行・遊山・紀行などがあります。ここでは前近代の観光を旅と表記し、近代以降の旅を観光と便宜的に区別して、旅の目的・手段・階層・名所・楽しみ・旅の記録など京都を中心とした古代から近代にいたる観光文化の諸相を歴史的に考察します。
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