グローバル経済フィールドワークⅠ

国際交流から始まる共感と理解
若い世代が直面する社会問題について
経済学と英語で語り合うことで成長のきっかけをつかむ

海外への最初の一歩を踏み出そうとする海外研修を含む科目です。少人数授業で、労働市場や社会保障に関する問題などについて経済学の視点から考え、英語で報告します。さらに、英語に自信がない学生は、本学のグローバル・コモンズで初歩的な英会話や英語プレゼンテーションについて学ぶワークショップに参加して、英語についての不安を和らげることもできます。

この科目で体験する国際交流は、教室での報告とフィールド・ワークの二本立て。教室での報告と質疑応答は、若い世代が共通して直面する労働市場の問題や、社会保障の問題などをテーマに、経済学的な視点から議論を進めます。フィールド・ワークでは、それぞれの大学生が相手国を訪問し、金融街や歴史的町並みなどを互いに案内しながら交流を深めます。

この科目のもうひとつの利点は、社会問題を経済学の視点から理解し報告の準備を行う中で、経済学的な思考力だけでなく、ゼミで研究活動を行う際に身に付けておきたいアカデミック・スキルズ(文献を調べる、書く、プレゼンテーション、議論)が鍛えられることです。


3人をむすぶテーマ華東師範大学との交流プログラム

中国の学生たちと互いの国の社会保障についてディスカッション。
国際交流で生まれた多面的な視点が将来を見つめるきっかけに。

グローバル人材の育成をめざす経済学部では、専門的な学びとともに、経済を英語で学ぶプログラムを多彩に用意しています。3人は、中国・上海の華東師範大学の学生たちと交流。まずは現地に赴いて、お互いの国の社会保障をテーマに研究発表及びディスカッションを行いました。同じ月に、上海の学生たちが京都産業大学を訪問。討論や京都観光などを通し、国際経済や異文化への理解を深めました。

異なる価値観に ちょっと驚いたけど 視野が広がった ことは確か。

異なる考え方や文化に触れ、確実に視野 が広がりました。就職活動についても話 し合い、将来を深く考えるようになったの も収穫です。ゼミで地方銀行再編を学ん だこともきっかけとなり、Uターン就職を決めました。

経済学科 4年次 友本 幸佑さん
福井県立若狭高校出身
株式会社福井銀行 内定

上海の学生たちの 意欲の高さに触発されて 学ぶ姿勢が 確実に変わったと思う。

彼らの英語力と学習意欲、社会貢献への 意識の高さに刺激を受けました。交流後 は、学ぶ姿勢が変わった気がします。地 元の金融機関に就職し、京都ブランドを 世界に発信して産業をもっと活性化した いという目標もできました。

経済学科 4年次 平野 杏樹さん
京都市立紫野高校出身
株式会社京都銀行 内定

世界を舞台に働きたい 気持ちが強くなったのは 彼らとの交流の おかげです。

「アジア経済論」で中国についても学んでいたので、このプログラムは現地を見る絶好のチャンスになりました。学生との討論が社会問題にも及んだことで、将来像も明確に。めざすは、日本と海外、海外と海外をむすぶ仕事です。

経済学科 4年次 兒玉 真名美さん
岡山県立倉敷南高校出身
株式会社JTB中国四国 内定

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