19 『南北相法』

享和2年(1802)年序。近世後期、大坂阿波座生まれの観相家である水野南北による人相見の書。水野は観相家として「諸国ヲ歴游」して、経験を積むなかで「古人・今人ノ言ザル所ヲ得タリ」といい、「日本相道中祖」を名乗った。水野は、多くの門人を育て、その後の観相の基礎を築いたといわれている。
(村上 紀夫)
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